型絵染の和雑貨が揃う『アトリエ桑江』@ならまち工房
奈良町方面へ出かけた際に、小さな工房・雑貨店などが集まる「ならまち工房」へ立ち寄ってみました。古い町家を改装した奥に長い建物で、カフェなども含めて7店が入居しています。
この日はあまり時間が無かったため、全店を見て周ることができませんでしたが、型絵染・柿渋染などの和雑貨を扱う『アトリエ桑江』さんにお邪魔してきました。金魚や鹿の柄の、染め上がりが柔らかいタベストリーなど、とても素敵でした!
奈良町のはずれにある「ならまち工房」
「ならまち工房」は、奈良町の中心部からはややはずれた位置にあります。普通に奈良町散策しているだけでは、あまりコチラ側にまで足を伸ばすことも少ないかもしれませんね。
古い町家を改装した建物の中に、雑貨店・工房・カフェなど計7店が入居していて、それぞれ小さいながらも個性的な商品を販売されています。
奈良町のはずれの辺りにある「ならまち工房」。町家を改装した建物に、雑貨店・工房・カフェなど、計7店が営業しています。ガイドマップにも載っていると思いますが、カフェ「カナカナ」さんの隣と覚えておけば間違いないでしょう
ならまち工房の入口部分にある「Zu-Ro design」さん。見事な木彫りの仁王像がありました。今回はお邪魔しませんでしたが、アクセサリーやパワーストーン、そして木彫りの像などを販売なさっているそうです
ならまち工房の入口部分。奥に長く伸びる建物は、いかにも奈良町っぽいですね。雰囲気があります
突き当たりにあるのはフレンチのお店「o・mo・ya」さん。町家のお座敷でお箸でいただく創作フレンチのお店で、ランチが「3,150円~」。なかなかの風情です
「型絵染」の渋い和雑貨がいっぱい!
今回お邪魔したのが、「型絵染」「柿渋染」という技術を使った布製品や、和雑貨などを販売している『アトリエ桑江』さんです。
型絵染とはあまり聞きなれない言葉ですが、型紙を使って防染糊をつけて布地を染める伝統的な技法で、全てが手作業のため、とても手間がかかるものなのだそうです。
店長さんにお話を伺ったところ、お母さまが型絵染の職人さんで、その作品を販売しているのだとか。ここで商品を販売しているだけではなく、体験教室なども実施されているようですので、興味のある方はお店へお問い合わせください。
今回お邪魔してみた『アトリエ桑江』さん。「型絵染」「柿渋染」という技術を使った布製品や、和風雑貨を扱うお店です
お店前にあった行灯風のもの。この外側も型絵染の作品なのだとか。ごく簡単に言うと、型紙を使って防染糊をつけて布地を染める伝統的な技法です
お店前に飾ってあったタペストリー。金魚と、奈良町らしい身代わり猿の柄で、どちらも3千円前後。機械で染めたものではないだけに、にじんだような柔らかな色彩が特徴です
柔らかで奈良っぽいテイストです
私たちは、元から手ぬぐいなどが好きですので、「アトリエ桑江」さんの商品はかなり気に入りました。奈良っぽいテイストの雑貨類が多いだけではなく、色合いやデザインがとっても柔らかで、雰囲気があるんです。
手ぬぐい(全て手作りです!)などは、お値段「1,575円」でしたので、奈良のお土産にもいいかもしれませんね。
店内の様子をランダムに。右手前にある柿渋染のトート型バックが渋くていいですね
店内はそれほど広くありませんが、和柄のタペストリーや衣類、手ぬぐい、雑貨などがいっぱい。一口に和柄といっても、意外と色んなテイストがあるものです
型染めの手ぬぐいたち。全て手作りで、お値段は「1,575円」でした。私たちは手ぬぐい好きですので、かなりそそられました。デザインも色合いも、とっても柔らかなのがいいですね!
和雑貨好きにはオススメです!
ここからは、余計な説明抜きで画像をご覧ください。店内はそれほど広いワケではありませんが、色々とバラエティーに富んでいて、意外と見飽きませんでした。
ならまち工房へ出店しているお店は、ネット上ではあまり詳しい情報が見つからないところが多いですが、個性的なお店が揃っていました。奈良町散策の際にはぜひ足を伸ばしてみてください!
■アトリエ桑江(ならまち工房)
HP:
住所: 奈良県奈良市公納堂町11
電話: 0742-25-0212
定休日: 月曜
営業時間: 10:00-18:00
駐車場: 無し
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩15分