2009-02-01

吉野「鬼火の祭典」初日@吉野町(その1)

吉野「鬼火の祭典」

いいお天気の日曜日。吉野町で『節分会・鬼火の祭典』があり、「吉野桜燈火(よしのはなとうか)」というライトアップイベントのようなものが行われるということで、やや遅めの時間から出かけてみました。


吉野の節分は「福は内、鬼も内」

この時期は、各地で節分行事が行われますが、吉野町の金峯山寺のものはやや変わっていて、「鬼は外、福は内」ではなく、「福は内、鬼も内」と、鬼さんも呼び込むことになっているのだそうです。

吉野町HPによると、「毎年2月3日には吉野山金峯山寺蔵王堂で節分の法要が行われます。法要が終わると、鬼火の祭典と呼ばれる鬼の調伏式が行われます。この調伏式は他の寺社のものとは違い、「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われてきた鬼を迎え入れようとするものです。そして経典の功徳や法力によって、また信徒らが撒く豆によって、荒れ狂う鬼たちを仏道に入らしめて終わります。その起源としては定かではありませんが、金峯山寺の開祖である役行者が法力で鬼を呪縛し、仏法を説いて弟子にした故事に基づくといわれています。」とのこと。

かなり大らかなんですね。

節分行事ですから、もちろんメインは2月3日なんですが、「鬼火の祭典」というイベント自体は2月1日スタート。今年で第11回目を迎えたそうです。期間中は、金峯山寺の拝観料が無料になったり、無料で地元の鍋が食べられるイベントがあったりと、様々なキャンペーンが行われていたそうです。

しかし、私たちは敢えて「吉野桜燈火(よしのはなとうか)」の時間帯に合わせて行ったため、初日のイベントは終了しているし、町全体がまだ静かで、ちょっと淋しかったくらいでした(笑)


金峯山寺も節分用の装いでした

吉野町に到着したのが、15時過ぎくらい。金峯山寺の近くの学校の校庭が臨時駐車場として開放されていましたので、そこに車を停めました。

もう金峯山寺には節分用の飾り付けがしてありましたが、それほど観光客が多いというワケでもありません。やはり本番の3日に来た方が賑やかだったかも?


吉野「鬼火の祭典」-01

吉野のシンボル「金峯山寺(きんぷせんじ)」。この日は、節分行事「鬼火の祭典」の初日でしたので、入口の「仁王門(国宝)」も、やや違った装いです

吉野「鬼火の祭典」-02
仁王門には「金峯山寺 節分会」と書いた提灯が。お隣にカラフルな旗が見えますが、これは何の意味なんでしょうか?

吉野「鬼火の祭典」-03
本堂の「蔵王堂(国宝)」も華やかです。鬼火の祭典の期間中は拝観料が半額となっていたました


観光のスタートは「吉野山ビジターセンター」

金峯山寺の目の前にある『吉野山ビジターセンター』では、私たちは間に合いませんでしたが、各種イベントが行われていたようです。この日は拝観料が無料となっていたため(通常は200円)、フラッとお邪魔してみました。

展示品自体はやや地味目の民具などが中心ですが、2階へ上がると節分関連の展示がありました。「鬼」をテーマにした展示はなかなか面白くて、吉野の町を歩く前に見ておくと、それなりに楽しめると思います。


吉野「吉野山ビジターセンター」-01

金峯山寺のすぐ隣にある「吉野山ビジターセンター」。お祭りのイベントで、地元野菜の販売や、お鍋の食べ比べというイベントも開催されていたそうです(私たちは間に合いませんでしたが・・・)

吉野「吉野山ビジターセンター」-02
「鬼火の祭典」のポスター。今年で11回目を迎えたそうです。メインはもちろん3日ですので、この日(1日の日曜日)はまだ前夜祭くらいの雰囲気でした。それにしても、このポスターの撮影はどこでしょうね?

吉野「吉野山ビジターセンター」-03
金峯山寺の蔵王堂のご本尊「金剛蔵王大権現(秘仏)」が、世界遺産登録三周年記念として、今年の「10月4日-8日」の期間でご開扉されるそうです!役行者ゆかりの三十六寺社の尊像も集まるそうで、その時にはまたぜひ来たいですね!

吉野「吉野山ビジターセンター」-04
金剛蔵王大権現さんの足の模型。この画像だと分かりにくいですが、かなりの大きさです

吉野「吉野山ビジターセンター」-05
「吉野山ビジターセンター」1階の展示物。かなり渋い民具などが展示されていました。普段は入館料200円ですが、この日は無料公開されていました

吉野「吉野山ビジターセンター」-06
2階には、特別展示だと思いますが、節分にちなんだ「鬼瓦マップ」と「前鬼後鬼マップ」が公開されていました。吉野の町を鬼瓦を目当てにプラプラ歩くのも面白そうですね。いい企画だと思います!

吉野「吉野山ビジターセンター」-07
鬼の展示の続き。なかなか迫力のある鬼さんの顔面です

吉野「吉野山ビジターセンター」-08
かなり情けない風情の鬼の衣装の展示。吉野の節分は「福は内、鬼も内」と、鬼も差別しません。日本全国の鬼が最後に逃げ込んでくるのが吉野山なんだそうです

■住所: 奈良県吉野郡吉野町吉野山2430番地
■電話: 0746-32-8014


後醍醐天皇ゆかりの「吉水神社」へ

まだまだ夕暮れまでには時間があったので、これまでお参りしたことがなかった『吉水神社』へお邪魔してきました。

それほど大きな神社ではありませんが、後醍醐天皇・豊臣秀吉・源義経らのゆかりの地で、桜の季節には「一目千本」と名付けられた桜の名所としても知られています。他の参拝客もおらず、とても静かな中を、のんびりと拝観してきました


吉野「吉水神社」

お目当ての「吉野桜燈火(よしのはなとうか)」にはまだ時間があったため、これまで行ったことがなかった「吉水神社」へお邪魔してきました

詳しくはコチラから
文化財多数!南朝の皇居『吉水神社』@吉野


三本蛙の渋い薬屋「藤井利三郎薬房」

吉野の道を歩いていると、目を惹くのが歴史を感じさせる古い建物の『藤井利三郎薬房』さんです。奈良県民にはお馴染みの薬「陀羅尼助(だらにすけ)」の製造・販売を行っているお店ですね。

店内でまず目に付くのが、三本足の蛙「三本蛙」!同店の登録商標になっているそうで、とにかく迫力があります。古い薬屋さんらしい佇まいも素敵ですので、吉野に行った際にはぜひ立ち寄ってみてください。

なお、陀羅尼助とは、修験者によって1300年もの間伝えられてきた、胃痛・下痢・胃もたれ・胸やけなどに効果がある薬です。「吉野土産=吉野葛」というパターンから抜け出したい方は、お土産としてもいいかもしれません。

すぐ近くには、同店の歴史を伝える「陀羅尼助資料館」という施設もありますので(この日は閉まってました)、また今度行ってみたいと思います。


吉野「藤井利三郎薬房」-01

吉野の街道沿いにある「藤井利三郎薬房」さん。ご存知「陀羅尼助」の販売店さんです。建物から内装から、とにかく渋い!

吉野「藤井利三郎薬房」-02
コチラのシンボルは「三本足のカエル」。立派なガマガエルなんですが、実は後ろ足が1本しかありません。それにしても渋い店構えですよね

吉野「藤井利三郎薬房」-03
藤井利三郎薬房さんの店舗から少し離れたところにある「陀羅尼助資料館」。この日は残念ながらもう閉まっていましたが、今度ぜひ拝見してみたいと思います!

■住所: 奈良県吉野郡吉野町吉野山2413番地
■電話: 0746-32-3025
■HP: http://www.darasuke.co.jp/index.htm

吉野では猪・鹿のお肉も買えます

さらに、吉野らしさを感じる・・・かどうかは分かりませんが、通り沿いに普通に「猪」や「鹿」のお肉が買えるお店があるのも面白いですね。

「どうやって食べればいいんだろう?」と考えると、購入するのもやや怖い気もしますが、奈良に住んだからには、一度くらいは鹿を食べてみたい・・・とも思いますので、こちらもいつかチャレンジしてみたいと思います!


吉野「根穀屋」-01

通り沿いにあるお店(店名は「根穀屋」さんでいいのかな?)。夕方の中途半端な時間だったので、もう開店休業状態でした

吉野「根穀屋」-02
窓の外からの一枚。コチラはいのししや鹿の肉が置いてある、山の食材豊富なワイルドなラインナップです。一度試しに買ってみたいんですけどねー


老舗専門店の味!『柿の葉寿司やっこ』

ウロウロと吉野の通りを歩き回ったのですが、なかなか時間が過ぎず、夕暮れとともに寒くなってきたため、金峯山寺の目の前にあるシックな柿の葉寿司のお店『柿の葉寿司 やっこ』さんで食事をしながら時間を潰させてもらうことにしました。

この手の専門店さんで柿の葉寿司を食べた経験はあまりありませんでしたが、まぁとにかく美味しかったですね!店舗もとてもキレイでシックに改装されていて、窓からは吉野の山々が一望できるのですから、お値段以上の価値はあるでしょう。


吉野「柿の葉寿司やっこ」-01

そこら中を歩き回ったのですが、「吉野桜燈火」のスタートの17時にはまだ時間があったため、金峯山寺の目の前にある柿の葉寿司のお店「やっこ」さんで暖をとることにしました

吉野「柿の葉寿司やっこ」-02
「出来たててスミマセン」と謝られてしまいましたが(柿の葉寿司は一晩置いたくらいの方が美味しいそうです)、かなり美味しかったですね!やや塩気の強めの鯖が、逆に甘く感じるんです!


■住所: 奈良県吉野郡吉野町吉野山543
■電話: 0746-32-3117
■HP: http://www.yakko-yoshinoyama.com/

詳しくはコチラから
本場の美味しい柿の葉寿司『やっこ』@吉野


やっと「吉野桜燈火」がスタート!

・・・と、時間を潰した末、18時から「吉野桜燈火」がスタート!まだ薄暮の中でしたが、かなり美しい光景が見られました。

吉野「吉野桜燈火」
頑張って夜(18時ごろ)まで粘った甲斐あって、こんなキレイな灯りが見られました!


「吉野桜燈火」の様子はコチラから
吉野「鬼火の祭典」初日@吉野町(その2)











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