2008-06-27

長崎~霧島まで<格安バスツアー体験記2>

<2日目(バス走行距離:約375km)>
ホテル-<(車窓)出島跡地>-★長崎めがね橋、○江崎べっ甲店-○長崎カステラセンター-★柳川(白秋ゆかりの地【OP(別途代金3,500円)にて川下りと名物「鰻のセイロ蒸し」のご昼食】)-○高橋商店-★熊本城(築城400年、日本三名城を各自散策)-○肥後象嵌-霧島温泉

※『九州大感謝祭4日間』by阪急交通社さん


■こんなシリーズになってます
九州一周が3万円!?<格安バスツアー体験記:序>
新大阪~長崎まで<格安バスツアー体験記1>
長崎~霧島まで<格安バスツアー体験記2>
霧島~宮崎まで<格安バスツアー体験記3>
宮崎~博多まで<格安バスツアー体験記4>
ツアー後に思うこと<格安バスツアー体験記:終>


「めがね橋&べっ甲細工」のコンボ

ツアー二日目のスタートは、「(車窓)出島跡地」から。その知名度の割には驚くほど狭い土地で、車窓からじゃ何がなんだかサッパリ分かりません(笑)

間もなく、長崎市内の有名な観光地「めがね橋」に到着。この周辺にはまとまった駐車場が無いとのことで、ほとんどのツアーバスが、その近くにある「江崎べっ甲店」への立ち寄りをツアーに組み込み、駐車スペースとバーターにしているようです。

個人的な感想ですが、めがね橋単体で見てもそれほど面白いものではありませんし(川沿いを歩いて他の橋も見て歩けば楽しそう)、べっ甲細工に関しては何がなにやら・・・。朝イチ眠いし、テンションが上がらない。。。。


めがね橋-01

2日目のスタートは、長崎「めがね橋」から。数年前の台風で被害にあい修復されたものです。水面に写る姿を見ると、確かにメガネに見えないこともない!?

めがね橋-02
めがね橋ビューポイントから対岸を見た図。朝っぱらからものすごい観光バスの台数でした

江崎べっ甲店-01
めがね橋近辺には手頃な駐車場が無いため、ここ「江崎べっ甲店」に立ち寄ることを条件に駐車させてもらっているのだとか。それにしても、べっ甲って、なかなか興味をそそられるものじゃないですねー

江崎べっ甲店-02
べっ甲製品の陳列コーナー。薄く削って帆船の帆に加工してありますが、さすがにお見事ですね。伝統工芸です

江崎べっ甲店-03
作業スペースがガラス張りになっているため、職人さんが作業する様子も見られる・・・のですが、あまりに朝早すぎるため無人です(笑)


ちょっと戻って「柳川」で川下り!

また福岡県内に戻って、北原白秋ゆかりの地・熊本県柳川へ。ここではオプションの「川下り(&鰻のセイロ蒸し)」を申し込んであります(@3,500円)。

船頭さんの話や歌などを聞きながら、それなりに美味しい鰻を食べながら、ビールを飲みながら、ダラダラ~っと水路をくだって行くのですが、決してスリルがあったりするものではありません。ソレっぽい景観を保っている一帯などを眺めながら、ゆるりゆるりと船は進んでいきます。

計1時間ほどの行程ですが、正直なところ、かなりヌルイ感じです。しかし、まだ若い頃の自分だったら「つまんねー」と途中で飽きていたと思いますが、意外と退屈せずにのんびりと楽しめちゃいました。やっぱり年のせいでしょうね(笑)

ツアーとしては、柳川で2時間ほどの時間を取ってあるのですが、それほど見るところが多いワケでもありません。「北原白秋記念館」などはありますが、全くそっち方面に興味の無い私などは、オプションに参加せざるを得ないということになります。こういう面ではやっぱりツアーは不自由ですね~。


柳川川下り-01

柳川に移動して、オプションの川下りに参加してきました。バス3台体制なので、乗り込むだけでも大騒ぎです

柳川川下り-02
川下りがスタート。船頭さんの説明や歌を聞いたりして、1時間ほどの川下りを楽しみます。お天気が良くなって、日差しが熱いくらいでしたが、川面に浮かんでいると涼しくて快適でした

柳川川下り-03
柳川名物の「鰻のセイロ蒸し」。ウナギとご飯を一緒に蒸したもので、普通のうな重などとは食感が違います。なかなか美味しかったですね

柳川川下り-04
ここは川幅が広いところ。川岸に柳が植わっているのが雰囲気があっていいですね

柳川川下り-05
川下りの間には、こんな狭い橋の下を何回もくぐります。特にスリルがある・・・というものでもありませんが、色んな橋を見比べるだけでもちょっと楽しい!

柳川川下り-06
船頭さんの後ろに写っているのが「なまこ壁」の蔵。この辺り一帯は、景観保存に取り組んでいて、こんな建物も多く見られます

柳川川下り-07
船頭さんが時々餌をあげているという鴨たち。名前を呼ぶとUターンしてきて、しばらく後をついてきます!

柳川川下り-08
川下りの途中には、こんな売店があります。こんな風景があるのはタイくらいかと思ってましたが、日本でもあるんですね~


柳川で「有明漬」のお店に立ち寄って

川下りが終わったと思ったら、すぐに近くにあるお土産物屋さん「高橋商店」へ。ここの名物は、有明海で獲れる「たいらぎ貝」などの粕漬けにした「有明漬」。ネット通販もやっているそうです。

もちろんこれは好みの問題なんですが・・・、それほど好き嫌いが無い私も、かなり粕の風味が強すぎてダメでした・・・。残念!


高橋商店-01

立ち寄ったお土産物屋「高橋商店」さん。「たいらぎ貝」などの粕漬け「有明漬」が名物だとのことで、ネット通販もやってます

高橋商店-02
試食させてもらった有明漬は・・・、酒粕の風味が強すぎてかなりヘビー!基本的に漬け物は好きなんですが、これはダメでした


日本三名城「熊本城」はさすがの美しさ!

バスは一気に南下して、ついに熊本県へ。日本三名城の一つで、2007年に築城400年の記念イベントを終えた「熊本城」へ向かいます。

建物のほとんどが西南戦争の際に焼け落ちてしまったそうですが、その大部分が復興され、今年の春に「本丸御殿」の再建工事が完了して、ほぼ往年の姿を取り戻したそうです。

お城にはそれほど詳しくない私ですが、さすがに熊本城は格好よかったですね!白と黒のコントラスト、石組みの美しさ、天守閣の見事な造形など、かなり感動できました。敷地も広々としていて気持ちいいですし、これは見ておくだけの価値があるお城だと思います。


熊本城-01

日本三名城の一つ「熊本城」に到着。ほとんどが後に再建されたものだそうですが、石垣などもかなり美しいですね。お寺などとは全く違った魅力がありました

熊本城-02
熊本城の天守閣(大天守と小天守)。加藤清正の指揮によって1607年に築城。1960年に再建されたもので、平成に入ってからも大改修が行われているそうです。黒い板と白壁のコントラストが美しい、本当に見事なお城ですね

熊本城-03
石段は上に行くほど勾配がきつくなる「算木積」という方式で、敵の侵入を防ぐ「武者返し」になっています。1877年の西南戦争の際に焼失したのですが、その時も52日間の籠城に耐えたのだとか。総大将から「ここを登れ!」と命令されても断りますね!

熊本城-04
城内の入口には門番のコスプレをした方たちが。絶好の記念撮影ポイントになっていましたので、人件費以上の効果はあるんじゃないかと思います

熊本城-05
城内の様子。様々な展示物がありますが、撮影禁止のものも多かったです。細川家ゆかりの品々とか、歴史好きな方ならかなり楽しめるんじゃないでしょうか?

熊本城-06
天守閣からの眺め。中央に見えるのが、西南戦争でも焼け残った、築城当時から残る「宇土櫓(重文)」。残念ながら時間がなくて行けませんでした・・・

熊本城-07
2008年春に再建工事が完了した「本丸御殿」の内部。資料の展示などがあるのですが、あまりに新しすぎて、奈良県民としてはちょっと落ち着かない感じがします(笑)

熊本城-08
離れのような位置にある「数奇屋丸」の内部。これも1989年の再建です。昔はここでお茶会や能などが催されたのだとか。スケールの大きな話です


伝統工芸「肥後象嵌」には興味が・・・

熊本城を見た後は、すぐ近くにある「肥後象嵌(ひごぞうがん)」のお店へ。漆黒の鉄板に純金で細工を施す、熊本の伝統工芸なのだそうです。

しかし、いかんせんお店が狭くて、バスが到着するたびにものすごい混雑になるのと、元々アクセサリなどには全く興味が無いこともあって、速攻で飽きました・・・。他の方も同様だったようで、すぐ近くにあった「辛子れんこん屋」の方が繁盛していたくらいです(笑)


肥後象嵌-01

熊本城の近くにある「肥後象嵌」のお土産物屋さん(名前は不明)。熊本の伝統工芸品ですが、かなり小さなお店でバスが着くたびに大騒ぎになってました

肥後象嵌-02
何故かK-1の武蔵選手の写真。多分、その前のアクセサリの企画に係わった・・・というような意味だと思いますが、全く興味が無いので何とも・・・


さすがに最高のお湯「霧島観光ホテル」!

やっとこの日の宿泊地「霧島温泉郷」へ。温泉街に近づくだけで、かなり濃い目の硫黄の香りが漂ってきて、遠目からもモクモクと湯煙が上がっているのが見えます。日本有数の名湯ですから、やはり期待は高まります。

宿泊したのは「霧島観光ホテル」。宿がキレイだとかいうことはありません。こんな格安ツアーですから、特にメシが美味いというワケでもありません(普通に美味しい、というレベル)。お風呂だって、新しくてキレイということも無いのですが。。。。

それでも、あれだけのいいお湯だったら、何も文句をいう気にもなりませんね。さすがに素晴しいお湯でした!

ただし、男湯の露天風呂は、源泉が湧き出ている超濃厚(?)なお湯で、かなりの熱さでした。熱いお湯が大好きな私にとっては最高でしたが、他の方には熱すぎたようで、知らないオッサン同士が顔を合わせるたびに「お風呂、熱かったですよね!」と会話が弾むほど、衝撃的な熱さだったようです(笑)

しかし、女湯は全く逆で「ぬるくて腹が立った!」と言っていましたから、どんな作りになっているんだか・・・。かなり評価が分かれるようですね。

ちなみに、風呂上りは指輪が酸化してしまって、真っ黒に変色するくらいでしたので、お気をつけください。


霧島観光ホテル-01

熊本市街から霧島温泉郷へ。宿泊先は「霧島観光ホテル」さん。窓からの眺めがゴルフ場に見えるほど、広大な敷地です。特にキレイとかいうワケじゃありませんが、お湯は本当に良かった!さすが名湯ですね

霧島観光ホテル-02
ホテルでの夕食メニュー。メインは黒豚のシャブシャブで、鹿児島県に入ったことを実感します。昨晩よりもソレっぽい内容ですが、出来れば熊本で馬刺しを食べておきたかった・・・(予算的も時間的にもムリ!)

霧島観光ホテル-03
朝食はバイキング形式で。可もなく不可もなく・・・なんですが、旅行中のマジックで、メチャメチャ美味しく頂きました!ご飯も山盛りですね。ちなみに、温泉も朝晩入って、かなり満喫できました







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