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西洋の名画を原寸大で再現!超充実!『大塚国際美術館』@徳島県鳴門市

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アート好きな私たち夫婦の念願だった、徳島県鳴門市の『大塚国際美術館』へ行ってきました。1,000点を超える西洋名画を「陶板」の技術を使って原寸大で再現しているだけに、驚くほどの充実度!3時間じゃ全然足りなかったです。また行きたい!

1000点を超える西洋名画を「陶板」で再現

2025年10月の「四万十川ウルトラマラソン」詳細記事)現地へ向かう道中で、念願だった徳島県鳴門市の『大塚国際美術館』InstagramXYouTube)を拝観してきました。

大塚国際美術館とは、ポカリスエットなどで知られる大塚製薬グループが1998年に開館した美術館で、古代壁画から現代絵画まで1,000点を超える西洋名画を「陶板」の技術を使って原寸大で再現・展示した施設です。

また、一部では「日本一入館料が高い美術館」と呼ばれることも。大人一名で「3,300円」ですから、ちょっとした遊園地並みですね。

「複製の美術品を観るのにそんなにかかるの?」と思われる方も多いでしょうが(以前の私もそうでした)、これが想像以上にすごいんです!驚くほどの充実度で、お値段以上の価値はありました!

▲大塚国際美術館の入口部分。駐車場は無料で、そこから無料のシャトルバスで送迎してもらえます。

施設は地上2階・地下3階。古代・中世・ルネサンス・バロック・近代・現代・テーマ展示とわかれていて、それぞれがすごいボリュームです。私たちはこの日、閉館までの3時間滞在しましたが、まったく時間が足らず最後は駆け足でした。美術好きな方なら半日は見ておいてもいいかも。

システィーナ礼拝堂も聾者の家も完全再現

▲入館してすぐに広がるのが、バチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂を復元した「システィーナ・ホール」です。天才ミケランジェロの天井画が有名で、細部まで完全再現されています。

もちろん館内はすべて写真撮影可。帰るころには画像フォルダが満杯になっているでしょう 笑
▲一部をアップで。近づくと陶板のつなぎ目が見えますし、油絵などは平坦に感じられたりもしましたが、それでも言われなければ本物と見間違うレベルです。ものすごい再現度です。
▲こちらはダヴィンチ《最後の晩餐》の修復前・修復後を比較して観られるようにした一室。修復前のボロボロさに驚きます。本物では不可能な展示が見られるのもここの魅力ですね。
▲こちらは私たちが大好きなゴヤが、聴覚を失った晩年に暮らしていた「聾者の家」と呼ばれる一室を再現した部屋。奥の壁面には魅力的なグロ絵《わが子を食らうサトゥルヌス》があります。老いて都会から離れた画家はどんな心境でこんな部屋で暮らしたんでしょうね。
▲鮮やかな祭壇画。現代はバラバラに展示されたりすることも少なくありませんが、これを製作当初の作者の意図どおりに展示していたり。
ヒエロニムス・ボスの有名な《快楽の園》。3連の祭壇画で、いわゆる三面鏡のような形になっているのですが、時間ごとに自動に開閉して閉じたところも見られます!感動的でした!
フィンセント・ファン・ゴッホの「花瓶のヒマワリ」と呼ばれる7つの作品を再現して見比べられる部屋も。すべての作品は世界中に点在していますし、かつて兵庫県芦屋市で大空襲で焼失してしまった作品まで再現されています。
▲大阪・関西万博のイタリア館に展示されたことでも話題になった、カラバッジョ《キリストの埋葬》を含む、カラバッジョの作品だけを集めた一室。豪華!
▲こちらはゴーギャンの作品を集めた一角。すべて原寸大で再現されていて、有名な《説教の後の幻影》をふくめてどの作品も比較的小さいことに驚きます。

至近距離で観賞。なりきりフォトスポットも

▲館内での一枚。このくらいのサイズの大きな壁画も、このくらいの至近距離で鑑賞できます。
▲接近しての撮影も可能です。点描作品を代表するスーラの《グランド・ジャット島の日曜日の午後》も、この距離まで近づけば、点々の一つ一つまではっきりと見えます。
▲大好きなボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》だってこの距離で。細部まで観察すると、全体の印象以上に繊細に描かれていることがわかります。
ブリューゲルの《バベルの塔》も、いわゆる大バベルと小バベルの2作品が同時に展示されています。写真は大バベルの一部。小さな人々が一生懸命に建築していますね。
▲だまし絵的な趣向のあるホルバイン《大使たち》、そしてヤン・ファン・エイクの代表作《アルノルフィーニ夫妻の肖像》は、

▲別コーナーに大使のひとりに変身できるコスプレスポットもあります!館内に何か所かこういう仕掛けがあって楽しいです!

冒頭近くでも書きましたが、展示数が膨大なため、中盤以降のバロックから近代・現代あたりの展示はゆっくりと鑑賞している余裕がありませんでした。夫婦して美術好きなのでとくに時間はかかるのですが、3時間かけて半分ほどしか観られないとは思わなかった……。お好きなかたは本当に時間に余裕を観ておくべきですね。

中世キリスト教絵画も多くてお勧めです

ちなみに、はるか昔の古代ギリシャやローマあたりの作品も良かったですし、個人的に大好きな中世のキリスト教絵画の作品がたくさん展示されていたのも嬉しかったです。

ルネッサンス前の作品てそれほど見るチャンスが多くないんですが、まだ平面的でイラストっぽい宗教画たちは味があって面白いんですよね。ぜひご注目あれ!

大塚国際美術館

HP【公式】大塚国際美術館
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住所徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
電話088-687-3737
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)
開館時間9:30~17:00
入館料一般:3,300円、大学生:2,200円、小中高生:550円
アクセス鳴門北ICより車で約3分
※専用駐車場からシャトルバスが運行(すべて無料)

※実際にお邪魔したのは「2025年10月17日」でした。

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