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世界文明のルツボ!特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」@奈良国立博物館

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天理参考館とコラボ!奈良国立博物館では初の“民族文化展”となる特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」(9/23まで)。神仏に精霊、異形のものまで。目の前に人類の6000年の歴史がぶわーっと展開されて、知識ゼロでも楽しめます。すべて写真撮影可なのも楽しいです!

 

天理参考館とのコラボ!観てワクワクします!

奈良国立博物館で開催中の特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」(7/26~9/23)(Twitter)を拝見してきました。

今回の特別展は、世界中から集められた「天理大学附属天理参考館」の30万点にのぼる貴重なコレクションから厳選した作品を中心に展示する、奈良博初の “民族文化展” です。

世界中の様々な考古資料や民族資料を中心に、「文明の交差する世界」「神々と摩訶不思議な世界」「追憶の20世紀」の3つの章立てで大迫力で紹介してくれています。

雰囲気としては国立民族学博物館(大阪市)のようなんですが、どの展示品も現代人の目からみたら奇妙でユニーク。雑誌『ムー』や漫画家・諸星大二郎さんのテイストを感じたりしました。

シンプルに「観てワクワクする!」とても楽しい展示内容でした!

▲1分の短い動画にまとめました。ぜひとりあえずご覧ください。

 

第1章「文明の交差する世界」からすごい!

▲奈良博「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」会場の様子。
今回の特別展の会場内はすべて写真撮影可。太っ腹!いい記念になりますね。

写真は古代の酒器「山羊前駆飾角形リュトン」(イラン、紀元前4~前2世紀)。装飾過多でとても飲みずらそうです。
▲シカとウシをかたどった「動物形注口土器」(イラン、紀元前15~前10世紀)。こんな可愛い造形で、体内に飲み物も入れられちゃう。日本がまだ古代の生活をしていた紀元前15~前10世紀に、もうこれだけのものが作られていたなんてすごい!

▲こちらは「ギリシア陶器 赤像式渦形クラテル」(イタリア、紀元前4世紀頃)。イタリアのお墓の中から見つかった、ワインと水を混ぜるための器だとか。両耳の女性の顔が怖い……。呪物的ですらあります。

 

中国のお墓を守護した「加彩鎮墓獣」(中国、唐時代 8世紀)。遣唐使が派遣されるなどして奈良の都ともゆかりの深かった唐の国ですが、この造形は呪術的で古代っぽさがぷんぷんと感じられます。いいですね!

▲こちらは現代に造られた「霊鳥ガルーダに乗るヴィシュヌ神像」(インドネシア、20世紀)。神々しさとともに、禍々しさや可愛らしさがあふれ出てます。

 

▲こちらは「ディリンス遺跡調査報告書原画」(19世紀)より。トロイ遺跡を発見したとされるドイツの考古学者・シュリーマンの直筆メモ入り!天理参考館さんは本当にすごいものを所有してるんですよね。

 

精霊から神仏、戦前の北京の街頭看板まで

▲第2章「神々と摩訶不思議な世界」の入口は、パプアニューギニアの祖霊・精霊をあらわした仮面や衣装がずらりと並びます。昭和のドキュメンタリーでよく観たやつ!プリミティブなだけに迫力がありますね。
▲こちらはインドネシアの影絵芝居「ワヤン・クリット」の人形たち。ゲーム「ゼルダの伝説」で観たやつ……に近いので、これをベースにしていたんでしょうね。

▲「古代エジプトの神々と死生観」コーナーの充実度もすごい!こちらは「トキ像」(エジプト、紀元前7~前4世紀)。可愛い!家に欲しい!笑

 

▲第3章「追憶の20世紀」の最後は「北京の看板」がずらり。1940年頃に収集されたもので、かつての北京の街頭にはこんな不思議な看板でにぎやかに飾られていたのだとか。じっくり観ていくとかなり面白いです!

個人的なNo.1は「首長用腰掛け」でした

▲今回の特別展で個人的に一番びっくりしたのが、パプアニューギニアの「首長用腰掛け」でした。

宗教的な儀式の際に使用されたもののようですが、脚それぞれに幾何学文様と顔がついていて、諸星大二郎さんの世界そのもの!まさに異世界で最高ですね。こういうのが観たかったんです!笑
▲脚の部分をアップで。禍々しい!素敵!

正倉院宝物そっくりな品も展示されてます

▲秋の「正倉院展」と見比べてみるのも楽しいですよ!

 

 

特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」

HP【公式】世界探検の旅―美と驚異の遺産―
【公式】奈良国立博物館
【公式】天理参考館
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会期2025年7月26日(土)~9月23日(火・祝)
会場奈良国立博物館 東・西新館
料金一般 1,800円、高大生 1,300円、中学生以下 無料
開館時間9:30~17:00(※延長日あり)

※実際にお邪魔したのは「2025年8月19日」でした。