
橿原市・今井町の『マンホールカード』が登場!無料でもらえます!
全国の「マンホール蓋」をカード化した『マンホールカード』。その<第8弾>として、奈良県内で6箇所目となる、橿原市今井町のデザインのものが登場しました。「今井まちなみ交流センター 華甍」で無料でもらえます。ぜひ集めてみてください!
「今井まちなみ交流センター 華甍」で無料配布
日本全国の観光名所や名物などをデザインした「マンホール蓋」をカード化した『マンホールカード』。奈良県内で6箇所目となる「橿原市(今井町)」でも無料配布が始まりました!
マンホールカードとは、マンホール好きを増やすことを目指し、「下水道広報プラットホーム」という団体が制作しています。2016年4月から配布が始まり、2018年8月に<第8弾>が登場。第1弾からの累計発行枚数は230万枚を突破するという人気ぶりです。
奈良県内では、大和郡山市・斑鳩町・天理市・奈良市・田原本町のものが登場してきましたが、新たに「橿原市」が加わりました(詳細)。
マンホールカードの配布先は、橿原市今井町にある「今井まちなみ交流センター 華甍(はないらか)」です。奈良県の指定文化財である「旧高市郡教育博物館」の建物を、観光施設として活用した、味わい深い建物です
玄関を入ってすぐ、マンホールカード配布場所を示す小さなのぼりが立っています。受付で「マンホールカードをいただきに来ました」と申し出て、どこから来たのかなど簡単に記入すると、無料でもらえます(※1人1枚のみ)
橿原市今井町のマンホール蓋をデザインしたマンホールカードです。デザインの意味やどこへ行けば本物が見られるかなどの情報が書いてあります。詳しくは橿原市の「マンホールカードの配布が始まります!」のページをご覧ください
マンホールカードにデザインされた、今井町オリジナルのマンホール蓋。江戸時代の風情がのこる、今井町の町並みが描かれています。今井町を散策しているとすぐ見つかります
カード化はされませんでしたが、今井町オリジナルのマンホール蓋デザインはもう1種類見られます。中央には、今なお今井町の古い建物で見られる、馬を繋いでおくための金具を、周囲は伝統的な瓦屋根をモチーフにしたと思われるデザインになっています
今井町散策の前にぜひ「華甍」見学を
あらためて簡単にご説明しますが、橿原市の「今井町(いまいちょう)」とは、今なお江戸時代の風情が色濃く残る美しい町並みが維持されています。「今井まちなみ交流センター 華甍」では、その歴史がわかりやすく学べる施設です
門のところにデザインされた「高」の文字。屋根瓦にも見られます。この建物が明治36年(1903)に「高市郡教育博物館」として建てられたものであることを示しています。
私は「この建物は高市郡(明日香村・高取町)から移築されてきたものだ」と勘違いしていたのですが、違います。橿原市の大部分はかつて高市郡に属していたため、ここに郡の建物が建てられ、それ以来ずっとここから移っていません。思い込みって怖いですね(笑)
館内の様子。外観はもちろん、内部も明治時代の美しい近代建築の風情を残しています
入口の正面には、こんな味のある階段が(※残念ながら2階へは上がれません)
館内では、伝統的な日本家屋が立ち並ぶ、今井町の町並みを再現した大きなジオラマが見られたり、
「大和の金は今井に七分」といわれるほど繁栄した今井町の歴史が、わかりやすく学べます。入館料なども無料ですので、今井町散策の前にぜひ立ち寄ってみてください!
■マンホールカード @橿原市(今井町)
詳細: https://www.city.kashihara.nara.jp/gkanri/gesui/osirase/manholecard.html
配布場所: 今井まちなみ交流センター「華甍(はないらか)」
住所: 奈良県橿原市今井町2丁目3番5号
電話: 0744-24-8719
時間: 9:00~17:00
※マンホールカードは無料です。
※おひとり様につき1枚までとなります。
※事前予約および郵送等での取り扱いは行いませんので、配布場所へ直接お越しください
集めて楽しいマンホールカード!
奈良県内のマンホールカードは、これまで5市町村(大和郡山市・斑鳩町・天理市・奈良市・田原本町)で配布されています。車があれば簡単に集めて周れますので、ぜひドライブがてら収集して、実際のマンホール蓋も探してみてください!
「マンホール」のリトルプレスも販売中
なお、私個人としても、奈良県の美しいマンホールの蓋を愛でることを趣味としていて、一覧にまとめたり(紹介記事)、発行しているリトルプレスの創刊号で取り上げたりしています。
お好きな方はぜひこちらもご覧ください!
私個人が発行するリトルプレス【奈良充(ならじゅう)】の創刊号「奈良のマンホールのふた ~足元のアート作品~」。製本版400円、電子版250円・フルカラー・全16ページ。奈良県内の約30市町村の、約50種類のマンホールふたを収録しました(※合併前の市町村、色違いのデザインを含みます)
こちらは「大和郡山市」のページ。金魚の町だけに、金魚鉢に入った可愛らしいデザインです。下部には、ノーマル版と家庭用の小型のデザインも掲載しました。かなりマニアックな内容ですが、一部ではご好評をいただいております(笑)
●製本版 取り扱い店舗
・奈良きたまち「旅とくらしの玉手箱 フルコト」さん
・奈良市小西町「ことのまあかり」さん
・大和郡山市柳「とほん」さん
●電子版 取り扱いサイト
・「note」さん
■参考にさせていただきました