淡いピンクの早咲きの桜『啓翁桜』が満開! @馬見丘陵公園
広陵町から河合町にかけて広がる「馬見丘陵公園」で、早咲きの桜『啓翁桜(けいおうざくら)』を見てきました。昭和の初めに生まれた品種で、3月中旬に咲き始め、切枝にしてフラワーアレンジメントなどでも使用されるのだとか。サイズが均一で淡いピンク色の、とても可愛い花でした。この他、ユキヤナギなども満開でした!
一足早く開花する可憐な桜「啓翁桜」
広陵町と河合町にまたがる「馬見丘陵公園館」。四季折々の美しい花々が咲き誇り、いつも楽しませていただいてます。
馬見丘陵公園の春は、もちろん梅や桜が見られます。この日、私たちは約120本植わっているという、早咲きの「河津桜(カワヅザクラ)」を見に行ったのですが、もうすでにシーズンは終わりかけだったようです。
その代わり……ではありませんが、美しい『啓翁桜(けいおうざくら)』の花が見られました。
啓翁桜とは、昭和の初めに中国系ミザクラを台木に、 ヒガンザクラの枝変わりとして誕生させた品種です。3月中旬に咲き始め、切枝にしてフラワーアレンジメントなどでも使用されることが多いのだとか。
検索してみると、山形のページが数多くヒットします(JA山形さんなど)。山形では昭和40年代から促成栽培が始まり、ハウスで真冬に開花させているそうです。お正月頃に桜の花が活けてあるのを見かけたら、山形産啓翁桜なのかもしれません。
広大な「馬見丘陵公園」の南エリアで、ここだけ満開だった「啓翁桜(ケイオウザクラ)」。枝が放射状に広がっています。最初はこれがカワヅザクラだと思ったり、後からヒガンザクラかと思い直したりしていたのですが(調べてみると枝ぶりがまったく違いました)、Facebookから「啓翁桜」だと教えていただきました
場所は、馬見丘陵公園の南側エリア。梅園のすぐ脇です
啓翁桜の花は、淡いピンク色。枝を切っても弱りづらく、花のサイズも均一なことから、切枝用に用いられるのだとか。可憐で美しいですね!
これは「サンシュユ(山茱萸)」(Wikipedia)の花。3月~5月ごろが開花時期だとか
こちらは「ボケ(木瓜)」(Wikipedia)の花。鮮やかな美しい花を咲かせるんですね。ちなみに、インパクトのある「ボケ」という名前は、「木瓜(もけ)」などの言葉が転訛したのだとか。ちょっと可哀想です(笑)
フェンス沿いの「ユキヤナギ」も満開!
また、馬見丘陵公園のフェンスに沿って植わっている「雪柳(ユキヤナギ)」の花が、小さな真っ白い花をつけて、とても見事でした!細い枝が風に揺らいで、手を振っているかのようでした(笑)
■馬見丘陵公園
HP: http://www.pref.nara.jp/1780.htm
住所: 奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
電話: 0745-56-3851
駐車場: 無料(580台分)
アクセス: 近鉄「五位堂駅」から、バス「馬見丘陵公園」下車すぐ
■参考にさせていただきました
このはなさくや図鑑(啓翁桜)
啓翁桜(けいおうざくら)|JA全農山形
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