奈良中部にこだわったガイド本『くるり』発売になりました
西日本出版社さんから、奈良中部エリアをディープに紹介する『くるり郡山・高田・橿原・香芝 +北葛城郡・磯城郡・生駒郡』というガイド本が発売になりました。私もライターとして参加させていただきましたが、観光スポットの少なめの渋いエリアを徹底的に紹介していて、かなり面白い内容になっていると思います。特に地元の方には役立つ情報が多いと思いますので、ぜひ書店などで手にとってみてください!
奈良中部に徹底的にこだわりました
2015年11月2日、西日本出版社さんから『くるり郡山・高田・橿原・香芝 +北葛城郡・磯城郡・生駒郡』(Amazon)という、ローカルな観光ガイド本が発売になりました。
この「くるり」シリーズは、兵庫の「丹波・篠山+福知山・綾部・京丹波・南丹」「宝塚・川西+能勢・猪名川」など、都道府県のメインの観光地を外したエリアを取り扱い、他には掲載しきれなかったようなディープな情報を詰め込むこんだもの。
2015年春には、奈良南部をメインとした『くるり かつらぎ・飛鳥・吉野大峯+十津川・桜井宇陀・大和高原』が発売になっており、その際も少しだけ関わらせていただきました(【紹介記事】ディープ奈良を紹介するガイド本『くるり』に参加しました)。それに続く、奈良県の第二弾となります。
2015年11月2日に発売となった『くるり郡山・高田・橿原・香芝 +北葛城郡・磯城郡・生駒郡』の表紙。奈良県中部の渋いエリアをグッと掘り下げる内容です。表紙の写真は、安堵町の素敵なお店『樸木(あらき)』さん(紹介記事)。渋い!
かつらぎ+飛鳥+奈良南部を扱った『くるり かつらぎ・飛鳥・吉野大峯+十津川・桜井宇陀・大和高原』の姉妹版です。県庁所在地をあえて外して作っているのがミソ。他の情報誌と少しずらすことで濃い内容になっています
グルメ・観光以外のページも充実
今回の『くるり郡山・高田・橿原・香芝 +北葛城郡・磯城郡・生駒郡』のエリアは、失礼ながら「奈良県中部エリアから明日香村や桜井市を抜いたところ」というイメージです。観光スポットの少なめだけに、一般的な情報誌ではなかなか取り上げられないエリアでしょう。
だからこそ、奈良中部にスポットをあててグッと掘り下げると、ほかでは決して見られないディープな誌面になっています。
前半は、エリア全体(※もちろん奈良中部のみ)をまとめて扱った企画ページが続きます。
・わが町とっておきの味
・パパパ!パンケーキ
・今日はどっち?サンドイッチ&ハンバーガー
・人気のタウンペーパーMintさんに聞きました 最近見つけた気になるお店
・工場探訪ジモトのシゴト ご近所生まれの逸品たち
・素敵な人の素敵な手しごとに会いに
・ちょっと一息 盆地の水辺
・奈良中部レトロ旅 気さくな古道具あります。
・クラフト&ハンドメイド マーケット
・おいしい おみやげ おくろう 大好物を手みやげに
・銭湯・温泉・スーパー銭湯 ふらりゆるりの日帰り湯
まず最初に登場するのは、大和郡山市の『慈光院』さん。お寺でこんな素敵なお料理がいただけます!各エリアから特におすすめのお店が冒頭で紹介されています
見開きの「今日はどっち?サンドイッチ&ハンバーガー」ページ。
「工場探訪ジモトのシゴト ご近所生まれの逸品たち」ページ
「素敵な人の素敵な手しごとに会いに」ページなど。グルメだけではない、隠れた地元の魅力を伝えています
各エリアも誌面たっぷり!充実してます
さらに、各エリアのページが続くのですが、そのボリュームがすごい!表紙に「食べる・買う・見る・学ぶ 全300件掲載」とあるように、ディープな情報がたっぷりと載っています。
●大和郡山市 -- 14ページ
●大和高田市 -- 10ページ
●橿原市 -- 14ページ
●香芝市 -- 10ページ
●北葛城郡(広陵町・河合町・上牧町・王寺町) -- 10ページ
●磯城郡(田原本町・三宅町・川西町) -- 10ページ
●生駒郡(斑鳩町・三郷町・平群町・安堵町) -- 10ページ
私は主に香芝市のページを担当したのですが、当初は「香芝で10ページも無理!」という泣き言を言っていたくらいです。しかし、あらためて丁寧に当たってみると、紹介したい素敵なお店やスポットはたくさんあるんですね。私のような地元好きな人間にとっては、とても楽しい取材でしたし、濃くて読み応えのある誌面になっていると思います。
大和郡山市のページの一部。各市町村内でもおおまかなエリアごとに並んでいるため、同じ見開きページで、古刹「矢田寺」「松尾寺」と、メガ盛りで有名な「とんまさ」さんが並びます。お出かけコースが組み立て易いでしょう
私たちは「香芝市」の一部の取材・執筆・撮影などを担当させていただきました。奇勝「どんづる峯」と、絶品ピッツァがいただける「マガジーノ」さんが並んで紹介されるなんて、地元好きな私としてはニヤニヤしてしまいます(笑)。また、ずっとご紹介したかった「おだんごの扇屋」さんもご案内できました。ここのおだんご大好きなんです!
香芝市のページの続き。料亭・焼肉・おにぎり・おでん・パン・ケーキなどなど、地元の美味しいお店はたくさんあります。各エリアごとに、そこに居住していたり、縁のあるライターが取材・執筆を担当していますので、かなりディープなお店も見つかるでしょう
また、香芝市以外にも、こんな特集ページも担当させていただきました。こちらは橿原市の「なぜか集結。餃子の旨い店」ページ。橿原市って、意外なほど餃子の名店が多いんですよね。取材で食べ比べさせていただきましたが、どこも個性があって美味しかったです!
さらに、斑鳩町の「竜田揚げルネッサンス!」ページも。斑鳩町が町おこしメニューとして竜田揚げに取り組んでいるのは知っていましたが、この取材であれこれと食べ歩かせていただきました。たかが揚げ物なんて見くびってはいけませんね。老舗の安定のお味があったり、ピッツアに使ってみたり、魚が主役だったり。各店舗で揚げ方も違っていて、個性でまくりでした!
そして、磯城郡の「局地的ラーメン巡礼」というページも担当しました。普段はあまり「磯城郡」ってくくり方はしていないので気づきませんでしたが、美味しいラーメン店が続々と登場しているエリアですね。外れのない5店舗をご紹介してますので、ぜひ巡ってみてください
書店などで手にとってみてください!
今回の『くるり郡山・高田・橿原・香芝 +北葛城郡・磯城郡・生駒郡』では、私の居住エリアを取り扱うため、早い段階からお声がけいただいて、ライターとして参加させていただきました。
普段からこんなブログは書いていますが、お店にアポイントを入れて、取材へ伺って原稿を書いて、その内容をご確認いただいて……という、いわゆる雑誌ライター的なお仕事は初体験でした(いつもは好きな時間に好きなお店に行って、好きなメニューを食べて好きなことを書いてますからね)。慣れないことで取材先さまにもご迷惑をおかけしたりしましたが、いい経験になりました。
とにかく、この書籍の企画を聞いた時点で、「こんな渋いエリアで大丈夫?本、売れる?」と心配になったようなディープな内容です。決して日本中のたくさんの方に興味を持たれる……というものではありませんが、このブログ【奈良に住んでみました】をご覧くださっている奈良好きな方であれば、きっとお楽しみいただけると思います。
奈良県内の書店などで販売されていますし、Amazonなどのネットショップでも購入できます。ぜひご覧くださいませ!
■くるり郡山・高田・橿原・香芝 +北葛城郡・磯城郡・生駒郡
著者:とほんの編集室
定価:907円(税抜)
発行:2015年11月2日
判型:AB判並製・128ページ
ISBN:9784901908993
詳細: http://www.jimotonohon.com/annai/993kooriyama.html
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