2014-04-06

樹齢300年の「本郷の瀧桜」!満開の『又兵衛桜』@宇陀市

樹齢300年の「本郷の瀧桜」!満開の『又兵衛桜』@宇陀市

宇陀市本郷にある、戦国武将・後藤又兵衛ゆかりの『又兵衛桜』(本郷の瀧桜)を観てきました。樹齢は約300年という古木で、大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニングに登場したことで有名です。このくらいの古い桜は、ただ咲いてくれるだけでありがたいですね。ずっと長生きして欲しい桜です!


後藤又兵衛の屋敷跡に立つ樹齢300年の桜

宇陀市本郷の桜の古木『又兵衛桜』(またべえざくら)。または「本郷の瀧桜(ほんごうのたきざくら)」とも呼ばれます。

樹高約13m・幹周り約3mの巨木で、樹齢は約300年。2000年のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニングに登場したことから、全国的に有名になりました。奈良県の桜の木の中でもっとも知名度が高い桜かもしれませんね。

「又兵衛桜」という名前は、大阪の陣などで活躍した武将・後藤又兵衛に由来するもの。豊臣家の没落を機にこの地で再興の時を待っていましたが、後に僧侶になり、この地で一生を終えたとか。この桜は後藤家の屋敷跡に立っているため、又兵衛桜と呼ばれるようになったそうです。


本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-01

宇陀市本郷の『又兵衛桜(またべえざくら)』。周辺は公園として整備され、周囲を一周できるようになっています。背後には桃の花、手前には菜の花が。この日は桃の花がまだ咲き始めだったため、まだ華やかさのピーク前くらいでした


対岸から全体を見渡したり、周りを歩いたり

例年、又兵衛桜は4月上旬に開花し、4月中旬くらいまで楽しめます。この日はまだピークには少しだけ早い印象でしたので、ほぼ例年並みくらいでしょう。

今では7~10万人もの観光客が押し寄せるスポットだけに、お天気の日や週末はかなりの混雑になります。雨上がりの曇り空だったため、この日はそれほど混雑していませんでしたが、それでもたくさんの方が桜を見上げていました。

民営の駐車場も何箇所かありますが(料金はだいたい500円)、ピーク時には満車になることも多いですので、余裕を持ってお出かけください。また、ちょっとした売店のようなものが営業していて、草餅やビール・おでんなど購入できますが、食事をするようなお店はありませんので、他で済ませておくようにしましょう。


本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-02

川を挟んだ対岸から観た又兵衛桜。カメラ好きな方は、対岸に三脚を立てて遠目から狙います。すぐ近くに駐車場もトイレもありますが、遠目の駐車場からだと5分くらいは歩きます

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-03
立派な石垣の上に立っているのが分かります。周りを一周できますが、桜の保護のため近づけないようになっています

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-04
又兵衛桜と桃の花


4月上旬に開花。4月中旬ごろまで楽しめます

又兵衛桜の周囲をまわって撮影した写真を掲載しておきます。

この日は曇り空だったため、それほどきれいには写っていませんが、実物はもっと迫力があります。桜もこのくらいの古さ・大きさになると、咲いてくれるだけで感謝したい気持ちになりますね。ぜひ間近からその美しくて雄大な姿を見上げてみてください!


本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-05

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-06

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-07

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-08

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-09

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-10

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-11

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-12

本郷の瀧桜『又兵衛桜』@宇陀市-13
これは道路沿いに咲いていた別のソメイヨシノの花です



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■又兵衛桜(本郷の瀧桜)

HP: http://www.city.uda.nara.jp/sin-kankou/guide/flower/f01.html
所在地: 奈良県宇陀市大宇陀本郷
料金: 100円(維持保護協力金として)
期間: 桜まつり 4月上旬-中旬ごろ
駐車場: 有料駐車場あり(@500円程度)
アクセス: 近鉄榛原駅から、奈良交通大宇陀行きバス「大宇陀」終点下車、徒歩約20分

※以前は夜のライトアップがありましたが、2014年は開催されていないようです(参考:宇陀市/宇陀市内の桜開花情報


■参考にさせていただきました

又兵衛桜|春日野奈良観光
又兵衛桜 - Wikipedia


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