ライトアップの『又兵衛桜』は見事!
「大野寺」でしだれ桜を見物した帰り、温泉などで時間を潰してから、『又兵衛桜』のライトアップに立ち寄ってきました。
この近辺では「最も有名な桜」というべき存在ですし、前から見たい見たいと思っていた桜ですが、やはりスゴかったです!今シーズンは色んな桜を見てきましたが、感動の大きさではナンバーワンかもしれません!
後藤又兵衛の伝説から名前が
『又兵衛桜(またべえざくら)』とは、宇陀市大宇陀区本郷にある「樹齢300年」とも言われているしだれ桜です。樹高約13m・幹周り約3mの巨木で、2000年のNHK大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニングに使用されたことから、一躍全国的に有名になったのだそうです。
この「又兵衛桜」という名前の由来は、大阪の陣などで活躍した戦国武将「後藤又兵衛」が、豊臣家の没落とともにこの地へ落ち延びて再興をはかっていたが、僧侶となってこの地で一生を終えたという伝説から。この桜は後藤家の屋敷跡に立っているため、こんな名前で呼ばれるようになりました。
別名として「本郷の瀧桜(ほんごうのたきざくら)」という呼ばれ方をすることもあります。
スケールが大きいスゴイ桜でした!
私は又兵衛桜を実際に見るのは初めてでしたが、これまでに見たどの桜よりもスケール感がありますね!ライトアップされた姿は本当に美しかったです。驚くほど巨大で、とても樹勢が衰えてきている様子などは全く感じられませんでした。
(毎年見ている方だと、衰えを実感してしまうそうですが・・・)
遠目に見るのもいいのですが、近くまで寄って背後に植えてある桃の花とのコントラストを楽しめるのもいいですね。桜の周囲もしっかりと整備されていて、観光資源としても大事にされているのがよく伝わってきますし、さすががは有名な桜だと感心させられます。
わざわざ見に来るだけの価値がある桜でしょう!
18時過ぎの『又兵衛桜』。川ぞいは石垣が積んであり、又兵衛桜の周りには見事な桃が咲いています。昼間に見にきてもキレイでしょう
撮影しているうちに、完全に夜になりました。意外と桃色に色づいているんですね
少しずつカメラマンの人混みが減ってきたので、角度を変えて写してみました
川を渡って、又兵衛桜に近づいての一枚。本当に見事です。どの角度から見てもキレイですね
又兵衛桜の背後の丘から。手前に見えているのが、コチラも満開だった桃の花
ライトを正面から浴びた逆光の位置になるんですが、これはこれで美しい姿だと思います。枝の流れがハッキリと見てとれます
桜の時期はかなりの混雑に
又兵衛桜がライトアップされるのは、桜まつり期間の中の1週間のみということですので、この日も巨大カメラを抱えたカメラマニアさんたちが多数押し寄せていました。駐車場(有料。500円でした)も時間帯によっては満車になりそうでしたので、出かける際には余裕を持っておいた方がいいかもしれません。
宇陀市の「又兵衛桜」。18時からライトアップが始まっていましたが、すでに川の対岸には巨大なカメラの行列が!さすがですね~
屋台などは1軒だけ営業していました。かなり寒かったのでアツアツおでんが大人気!
■又兵衛桜
所在地: 奈良県宇陀市大宇陀区本郷
電話: 0745-83-2251
料金: 桜維持保護協力金 @100円
期間: 桜まつり「4月1日~15日」前後
ライトアップ: 18:00~21:00(桜まつり期間中の1週間のみ)
駐車場: 有料駐車場あり(@500円程度)
アクセス: 近鉄榛原駅下車、奈良交通大宇陀行きバス「大宇陀高校前」下車、徒歩15分