とにかくのどか!初めての「山の辺の道」散歩その1
夫婦二人で思いつくまま奈良を歩く【奈良てくてく歩き】。
今回は、日本最古の道【山の辺の道】を、「天理市トレイルセンター」を起点として「石上神宮」まで歩いてみました。
片道約6kmほどのコースなんですが、万歩計をつけて歩いてみたところ、片道1万歩以上!往復で「21,803歩」!正直、帰った頃にはクタクタでした・・・。
「山の辺の道」散歩のルートはコチラ
今回の移動マップはコチラ。GoogleMapでも道が掲載されていないほどの、のどか過ぎる田舎道を歩いています。
より大きな地図で てくてく歩き(山の辺の道)09-03-28 を表示
■散策マップには、近鉄さんの「てくてくまっぷ」をどうぞ
近鉄てくてくまっぷ(奈良-9) 山の辺の道コース
「日本最古の道」山の辺の道を歩きます
歴史上に登場する「日本最古の道」として知られる「山の辺の道」。その名前は何度も聞いているものの、今まで実際に歩いたことはありませんでした。そこでこの日、「天理市トレイルセンター」を起点として、とりあえずてくてく散歩へ出発してみたのですが・・・。
最初に感想だけ書いておくと、「古墳を見る」というようなテーマを持って歩かないと、それほど見どころが多い道ではありませんでした。のんびりとした田舎の風景を見ながらお散歩するのは楽しいのですが、後から写真を見返してみると、どれもこれもかなり地味で・・・(笑)
とりあえず、「天理トレイルセンター~石上神宮」のルート上で見てきたものを、淡々と順番に掲載していきます。
東海自然歩道ルートにある「天理市トレイルセンター」。駐車場が無料ですので(ただしそれほど広くありません)、山の辺の道散策の起点として最適です。すぐお隣には「崇神天皇陵」などもあります
天理市トレイルセンターのベンチでくつろぐネコ。残念ながら、撫でさせてはくれませんでした・・・
天理市トレイルセンターのすぐお隣にあるのが『長岳寺』。「関西花の寺 第19番」にもなっていて、桜や紅葉の時期には見事な眺めとなります
長岳寺の参道では、地元のお百姓さんが、朝掘りのタケノコを販売されてました。立派なサイズがわずか500円と、かなり魅力的だったのですが、てくてく歩きをスタートしたばかりだったので、残念ながら今回はスルー!
見事な桜並木がある長岳寺ですが、この日はこの1本だけが開花しているのみ。やや早かったようです
新鮮野菜と果物を買うのも楽しそう
ここからようやく山の辺の道散歩がスタート。この辺りから早くも舗装されていない道が出てきたりと、のどかさ全開です。
山の辺の道沿いには、コンビニなどは全くありませんが、いたるところに農家の方が自宅で取れた野菜や果物を置いている「無人販売所」がありますので、荷物にならない程度に買いながら歩くのも楽しそうですね。
この時期はハッサクなどが多かったのですが、タケノコとか菜の花とか、とても美味しそうでした。
山の辺の道散歩がスタート!道沿いの要所にこんな道しるべがありますので、それほど迷いません(それでも何度か迷いましたが・・・)。それにしても、かなり普通の田舎道ですね(笑)
長岳寺近くにあった小さな祠。さすがに祠と古墳はいたるところで見かけました
スタートしてすぐにこんな風景に。驚くほどのどかな田舎道です!
山の辺の道を歩いていると、こんな無人販売所がいくつもあります。大きな荷物にならない程度に、新鮮な野菜を買って歩くのも楽しいかもしれませんね
民家の軒先を利用した、かなり立派なタイプの無人販売所。ハッサクの収穫時期だったので、相場は一袋100円ほどでした
あまりにものどかな道が続くため、こんな「山の辺の道」という表示を見かけると、ルートを間違えてないことが確認できてホッとします
かなり古い民家なども多いため、こんな土壁も多く見られました。壊れかけのような、まだ現役のような・・・
道の脇にはさりげなく柿本人麻呂の歌碑がありました。「衾路(ふすまじ)を引手の山に妹を置きて 山路を行けば 生けるともなし」。柿本人麻呂はこの辺り(巻向)を詠んだ歌も多いため、この一帯には多数の歌碑が建てられているそうです
ルートを外れての古墳見学もいいかも
今回はルートから逸れないように注意して歩いてますが、そればかりだとやはりイベント不足ですので、この辺りから少し道を外れて「黒塚古墳」に向かってみたりするのもいいかもしれません。
また、ところどころにトイレはありますが、やはり数は少なめです。見つけたときに済ませておくのが吉でしょう。
最古の御社「大和神社」の御旅所(御幸の休憩地点、または目的地)。ちょっとした公園にしか見えません。すぐ近くには格式高い大和神社の本体がありますので、時間がある方は足を伸ばしてみてください
「卑弥呼の里」という表記も見えますね。まだ出発地点に近い長岳寺からは600mしか歩いていないようです!ここから「黒塚古墳」方面へ向かうルートもあります