
町家と鹿と朱塗りの柱!「高畑・春日大社」散歩その2
夫婦二人で思いつくまま奈良を歩く【奈良てくてく歩き】。
奈良市の高畑・春日大社の近辺のてくてく歩きの第2回です。高畑界隈から、「上の禰宣道」という細い道を通って春日大社の方面に向かってみました。
「高畑・春日大社」散歩のルートはコチラ
今回の移動マップはコチラ。春日大社の敷地内を「ささやきの小径」などを使ってウロウロと歩いてみました。
高畑界隈にも、意外と鹿がいるんです
高畑の通り沿いには、鹿の姿もよく見かけます。ちょっと意外な気もしましたが、よく考えれば、春日大社の杜と繋がっているんですから、当然なのかもしれません。また、他の観光客の方が、鹿せんべいをあげていたので、この近辺にも販売しているお店があるみたいですね。
また、奈良市内を歩いていると、看板などにも色んなタイプの鹿が登場しますので、そんなものを探してみるのも楽しいですよ!
この先を右に入ってしばらく行くと、「新薬師寺」方面にたどり着きます。それほど距離はないので、高畑周辺を歩く際にはぜひどうぞ
のんびり日向ぼっこの鹿。春日大社の杜の外れになるのですが、意外と鹿の姿もよく見かけました。
何気ないフェンスの囲い部分にも鹿の絵が。うつろな目がシュールです!
鹿にお菓子などを与えたりすると、消化不良で体調を壊したりするそうです。子供の作品ですが、いい表情ですよね。奈良市に生まれた子供は、きっと何度も何度も鹿の絵を描くんでしょうね(笑)
12の摂社を巡る「福の神めぐり」はいかが?
高畑方面から、春日大社に抜ける道は3本ほどありますが、この時は一番東側の「上の禰宣道(かみのねぎみち)」を歩いてみました。さすがに鬱蒼とした杜が続くだけで、落ち着く散歩道ではありますが、それほど面白いものではありません。でも、途中で鹿の姿が見えたりするんですから、あまり贅沢を言ってられませんよね(笑)
この道を進んでいくと、春日大社の摂社が次々と現れてきます。今回初めて知ったのですが、ここの12社は福徳に関するお社が集まっていて、それを巡る「福の神12社めぐり」という参拝方法もあるのだそうです。
スタート地点は、春日大社の本殿近くにある、日本で唯一のご夫婦の大黒様(!)をお祀りしている「夫婦大國社」から。夫婦そろって、知恵や延命長寿や金運などを願いながら、のんびりとお散歩するのも楽しいかもしれませんね。
(※「福の神めぐり」の初穂料は、12社分@1,000円だそうです)
高畑方面から春日大社に抜ける道は3本ほどありますが、一番東側の「上の禰宣道(かみのねぎみち)」を通ってみました
「上の禰宣道」の途中。春日大社の森の一部ですから、ずっとこんな道が続きます。時々は鹿も姿を見せますので、(明るいうちは)それほど淋しくありません
道沿いに次々と小さなお社が見えてきます。これは春日大社の境内南側にあたる『紀伊神社』。順番に「福の神12社」というものがあって、それを巡るとご利益があるのだとか
少し先にある『金龍神社』は、開運・財運をお守りくださる神様。このお社だけ明らかにのぼりの数が増えてますね(笑)
延命長寿・子孫繁栄・商売繁盛・夫婦円満などなど、「福の神12社めぐり」をすれば、様々なご神徳が得られそうです。お散歩ついでにどうぞ!
一番大きな『若宮神社』。正しい知恵をお授けくださる神様だとか。
舞台がいいから、鹿も利口に見えます
春日大社には、全部で61もの摂社・末社があるそうですので、それを見て歩くだけでも十分に楽しい(それほど外観の違いが無いので、途中で飽きると思いますが)のですが、参道沿いの石灯籠とか、その間から顔を出す鹿などが、味があっていいんですよね。
特に、普段は鹿せんべいをねだるばかりで、ちっとも賢そうに見えない鹿たちですが、ちょっと森の中ですました顔をしていれば、ちゃんと「神の使い」っぽく見えるものなんですよね(笑)
私たちも、喜んで何枚も写真を撮ったはずなんですが、意外と薄暗く、しかも動きが早いので、マトモに写っている写真は少なかったのですが・・・。いい表情を撮影してやってください。
石灯籠の間に立つ鹿。こうして見ると「神の使い」っぽいですよね。神社の奥からは、鹿たちの呼び合う鳴き声がずっと聞こえていました。
春日大社の境内は、至るところ石灯篭でいっぱい。火が灯っていない昼間でも、十分に見ごたえがありますね
ようやく「春日大社」へ到着しました
そんな写真を撮りながらフラフラと歩いていくと、ようやく春日大社の「南門(重文)」が見えてきました。写真が多い割には、ここまででまだ1時間半くらいしか歩いていません。
土曜日だったため、たくさんの観光客の方が来ていましたが、その中に混ざって、春日大社を見て行きます。
しばらく進むと、春日大社の「南門」が見えてきました。春日大社ともなると、さすがにかなりの広さですので、歩きやすい靴で行きましょう