2026年2月末に「滋賀県大津市」へ1泊2日の小旅行に出かけてきました。奈良の近県ですし、もちろんこれまで何度か行ったことはありましたが、大津市だけに絞って観光するのは初めてのこと。あれこれ史跡を巡り、あれこれご当地グルメも食べてきましたので、我が家のメモ代わりに記しておきます。

前半はお参りした神社仏閣と史跡(日吉大社・西教寺・弘文天皇陵・三井寺・近江大津宮錦織遺跡)の記録です。

 

独特な建築も。神猿がおわす『日吉大社』

▲比叡山延暦寺の麓の「坂本」エリアに鎮座する『日吉大社』。今から約2100年前、崇神天皇7年に創祀された古社で、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。お参りするのは初めてでした。

▲日吉大社といえば、魔除けの神の使い「神猿(まさる)」が有名です。境内にも古くからお猿さんが飼われています。江戸時代には食費として一石の予算が割り当てられていたとか。境内のいたるところでお猿さんモチーフのあれこれが見つかります。

 

▲日吉大社の本殿(国宝)などは、ここでしか見られないという「日吉造」という建築様式です。建物の床下のあたりに大きな特徴があって、
▲(こちらは別の建物ですが)床下への入口が。ここから入った下殿が特別な祭祀の場となるのだとか。本殿の下殿、神さまとより近い場所へお参りできる特別祈祷なども受け付けられているそうです。

日吉大社

HP【公式】日吉大社
住所滋賀県大津市坂本5目1-1
電話077-578-0009

 

聖徳太子創建の『西教寺』明智光秀のお墓も

▲日吉大社からのどかな道を歩いて15分ほどで天台真盛宗の総本山『西教寺』へ。こちらは聖徳太子が恩師である高麗僧の慧慈・慧聡のために創建されたと伝わる古刹で、私たちは以前に聖徳太子本を執筆させていただいた際にもお参りしています。
▲2月の末のこの日、本堂の内部では全国から寄せられたひな人形がずらりと並べられていました(ここだけ撮影可でした)。すごい数!
▲西教寺には、戦国武将の明智光秀とその一族のお墓があります。織田信長が延暦寺を焼き討ちし、ここ西教寺も大きな被害にあいましたが、坂本城主となった光秀が復興に尽力したのだとか。
▲境内の建物は渡り廊下で複雑につながっています。その先に豊臣秀吉の伏見城から移築されたという「客殿」があります。
▲こちらは駐車場から見上げる位置に登場していた巨大なオブジェ。何事かと思ったら、Netflix作品『イクサガミ』(今村翔吾 原作)のキャンペーン用に製作された、主演の岡田准一さんがモチーフの像なんだとか。

西教寺でもロケが行われていて、こちらの客殿や廊下を使って第6話の緊迫のシーンが撮影されています。後から観てみたんですが、作品自体とても面白かった!続編の制作も決定しているそうなので楽しみです!

西教寺

HP【公式】天台真盛宗総本山 西教寺
住所滋賀県大津市坂本5-13-1
電話077-578-0013

 

 

大友皇子をまつる『弘文天皇陵』にお参り

悲劇の皇子・大友皇子をまつる『弘文天皇(こうぶんてんのう)長等山前陵』にお参りしました。
壬申の乱(672年)の最終決戦の地となった大津市。天智天皇の弟・大海人皇子(後の天武天皇)と皇子・大友皇子が争った結果、大友皇子は「山前(やまさき)」の地で自害したとされています。

長い間天皇とは認められてきませんでしたが、明治3年(1870)になって弘文天皇という諡(おくりな)となり、この塚が陵墓とされました。
陵墓は大津市役所のすぐ裏手にあります。御陵の多くは静まり返った荘厳な雰囲気ですが、こちらはそれなりに人気もあってにぎやかです。これはこれで寂しくなさそうで良いですね。

弘文天皇 長等山前陵

HP【公式】弘文天皇 長等山前陵 – 宮内庁
アクセスJR 大津京駅から徒歩約10分
京阪 大津市役所駅から徒歩約5分

 

西国薬師霊場の札所『水観寺』(三井寺)へ

▲続いて『三井寺(みいでら、園城寺)』へ。天台寺門宗の総本山であり、西国三十三所巡礼の第十四番札所として、常に参拝客で賑わうお寺です。金堂(国宝)は凛々しい軒先の反りが見事!非の打ち所がない美しい建築です。
▲かつては比叡山延暦寺とバチバチの抗争を繰り広げたりした歴史もあり、奈良のお寺とは時代も違うため建物の雰囲気も変わります。私たちは西国三十三所巡礼でお参りして以来、15年以上ぶりでした。やはり素敵ですね!
▲境内の高台から見下ろすと、近くに琵琶湖が見えます。海沿いの街とはまた違った、琵琶湖とともに生活する街ならではの雰囲気がありますね。
▲この日の最大の目的が、三井寺の別所である「西国薬師四十九霊場」第48番札所「水観寺」にお参りすることでした。本尊のお薬師さまに無病息災などをお祈りしました。
▲水観寺のお参りは初めてでしたが、こちらは「猫寺」として知られているのだとか。表情豊かな「猫みくじ」などもあって、この収益は保護猫活動に活用されるそうです。三井寺の境内を散策しているときにものんびりと歩く猫を見かけましたし、猫好きなかたはぜひ!
大津市でいただいた御朱印(日吉大社・西教寺・三井寺)。
三井寺では各お堂ごとにいろいろな御朱印がいただけますが、釈迦堂では「大友皇子」と記したものがいただけます。嬉しい!

三井寺(園城寺)

HP【公式】三井寺(園城寺)
住所滋賀県大津市園城寺町246
電話077-522-2238

 

天智天皇の大津宮跡『近江大津宮錦織遺跡』

天智天皇の宮都であった大津宮跡とされるのが『近江大津宮錦織遺跡』です。飛鳥から遷都し、中大兄皇子はここで即位したとされています。都らしく整備されていきましたが、天皇の崩御、続く壬申の乱によってわずか6年で廃都となりました。
▲この一帯には数か所にわかれて遺跡が保存されています。かつては巨大な門や建物が立ち並んでいたとは思えないのどかさです。
▲道路をはさんだ対面にも。現地には説明看板くらいしかありませんが、天智天皇をまつる「近江神宮」からも比較的近いのでぜひ訪れてみてください。

近江大津宮錦織遺跡

HP【文化遺産オンライン】近江大津宮錦織遺跡
住所滋賀県大津市錦織一丁目・二丁目

 

【大津市】小旅行<その2>はこちら

【大津市】小旅行<その2>近江名物とスイーツ(ふなずし・えび豆・近江ちゃんぽんなど)(2026-03-26)「滋賀県大津市」への小旅行を我が家のメモ代わりに。後半は大津市で食べた近江名物(坂本そば・ふなずし・もろこ・えび豆・近江ちゃんぽん)、そして美味しいスイーツなどの記録です。

※実際に大津市へお邪魔したのは「2026年2月26・27日」でした。