畦を埋める赤いヒガンバナ @葛城一言主神社(御所市)
葛城古道のヒガンバナの名所『葛城一言主神社』で、満開に咲き誇ったピークの状態を見てきました。収穫間近の緑の稲穂と、畦に植えられた真っ赤な彼岸花。青空と葛城山を背景に、素晴らしい風景が見られました!
「葛城古道」は彼岸花も名所です
葛城古道に位置する、御所市の『葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)』(Wikipedia)。古事記や日本書紀にも登場する「一言主神」を祀る古社で、「願い事を一言だけ叶えてくれる神様」として知られています。
また、葛城一言主神社や『九品寺』(紹介ページ)などが点在する葛城古道エリアは、秋には美しい「彼岸花(ヒガンバナ。または曼珠沙華)」が咲き誇り、毎年たくさんの観光客が訪れます。
葛城山系を背景に、たっぷり実って頭を垂れた稲穂の緑と、目がさめるような鮮やかな赤いヒガンバナのコントラストは本当に見事です。今年も少しだけ楽しんできました。
御所市の『葛城一言主神社』の鳥居。普段は静かなお社ですが、初秋のヒガンバナのシーズンになると、たくさんのカメラ愛好家が押し寄せて大変な混雑になります。この日も参道の両脇にずらりとカメラの列ができていました
段々に続く田んぼ。その畦にはヒガンバナ。背景には葛城山と秋空
場所によって濃い薄いはありますが、畦はこのくらいの密度で赤く染まっています。これは葛城一言主神社の周りだけではなく、葛城古道の各所で見られる風景です。県道30号線(山麓線)を車で走っているだけでも、はっとするほど鮮やかさで驚きます!
田んぼの真ん中には未舗装の歩道もあり、奥にも行けます。ただし、田んぼの畦には入らないようにしましょう。畦は崩れやすいですから、この美しい風景を見せてくれる農家さんにご迷惑がかかってしまいます
この鮮やかさです!ちなみに、ヒガンバナは有毒で、これを田の畦に植えることでモグラやネズミなどが近寄らなくなると考えられてきました。実際の効果の程はわかりませんが、とての日本的な風情のある風景ですよね
目にも字文かな赤。秋の風物詩です
■葛城一言主神社
HP: 参考サイト(御所市HP)
住所: 奈良県御所市森脇432
電話: 0745-66-0178
主祭神: 一言主大神、幼武尊
創建: 9世紀ごろ
開門時間: 不明
拝観料: 境内無料
駐車場: 無料駐車場あり
アクセス: 「近鉄御所駅」から、奈良交通バス・五条バスセンター行「宮戸橋」下車
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