満開の『蓮』と『キバナコスモス』@藤原宮跡(橿原市)
かつて都が置かれた『藤原宮跡』(橿原市)では、広大な敷地に花々が咲き誇る雄大な風景が見られます。夏は約3000平方メートルもある蓮池に「花蓮(はなはす)」が咲き、「キバナコスモス」がオレンジ色の絨毯のように広がります。スケールの大きな美しい光景が楽しめました!
藤原宮跡の5つの「花ゾーン」
かつて16年間のみ都が置かれた、橿原市の『藤原宮跡』(Wikipedia)。大和三山に囲まれた、広々と美しい風景が広がっています。
「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」として世界遺産登録を目指しており、魅了創造の一環として、四季折々の花々が植えられているのも大きな魅力です。春は菜の花(と桜)、夏はハナハスとキバナコスモス、秋はコスモスなど、一面に花々が咲き誇ります。
橿原市の「藤原宮跡5つの花ゾーン開花状況」ページより。広大な敷地に、四季ごとに花々が楽しめます。また、北は耳成山、西は畝傍山、東は天香久山と、万葉集などでも詠まれた「大和三山」が見られるのも大きな魅力です
11種類が咲き誇る広大な「蓮ゾーン」
藤原宮跡の「花蓮(ハナハス)」のゾーン(開花状況など)。約3000平方メートルという広さで、古代蓮や唐招提寺蓮など、11種類の蓮が植栽されています。遠くには二上山の姿も見えます
広大な蓮池。西側には大和三山のひとつ「畝傍山(うねびやま)」も見えます。蓮の見頃は「7月下旬~8月上旬」くらい。早朝に開花し、お昼ごろには花を閉じます。この日(8月4日)は見頃の終盤くらい。花びらを落とした状態(花托)のものも多かったですが、まだつぼみも多数見られました
蓮ゾーンでは、間を歩けるようになっています。この日もたくさんの方がカメラを手に集まっていました
天に伸びる蓮の花たち。仏教では、泥の中から美しい花を咲かせる蓮は聖なるものとされてきました。古の都・藤原宮跡で美しい蓮が咲き誇ると、特別な何かを感じますね
11種類もの蓮が植えられているため、花の形などもさまざまです。花の開き方などそれぞれ違っていて面白いですね
「キバナコスモス」のオレンジ色の絨毯
藤原宮跡の北東側には、「キバナコスモス」が咲く夏ゾーンが広がっています(開花状況など)。見頃は8月上旬ごろからで、一面を鮮やかなオレンジ色に染めてくれます
夏の日差しの中、元気に咲き誇るキバナコスモスの花々。メキシコ原産の花で暑さにも強いのだとか
キバナコスモスの花と、遠くに大和三山のひとつ「耳成山(みみなしやま)」が見えます。かつての都跡とは思えないほどののどかさですね
■藤原宮跡
HP: http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_sekaiisan/hanadayori/kaikajyoukyou.html
住所: 奈良県橿原市醍醐町
駐車場: 無料駐車場あり
アクセス: 近鉄大阪線「大和八木駅」より、コミュニティバス「橿原市藤原京資料室前」下車(約20分)
■参考にさせていただきました
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