約600本の桜。お花見最適スポット『石上神宮外苑公園』@天理市
天理市の古社『石上神宮』の周辺エリアは、見事な桜が見られるスポットとして知られています。すぐ前を通る県道51号線の桜並木も見事ですし、隣接する「石上神宮外苑公園」では約600本の桜が花開き、レジャーシートを敷いてのんびりお花見するのに最適です。屋台も出ていて、夜はライトアップもあります!
天理市街地の道路脇の桜並木が見事
天理市布留町に鎮座する古社『石上神宮(いそのかみじんぐう)』Wikipedia。軍事を司った古代豪族「物部氏」が祭祀し、ご神体の「布都御魂剣」(ふつのみたまのつるぎ)と、「七支刀」(しちしとう、ななつさやのたち)という剣を祀っています。
普段は静かで趣きのあるお社ですが、春の桜の季節にはたくさんの花見客が詰めかけ、とても賑やかになります。
とはいえ、石上神宮の境内に咲いている桜は数本のみ。すぐ前を通る県道51号線の桜並木と、隣接する「石上神宮外苑公園」が見どころになります。
天理市の『石上神宮』の前。お花見シーズンにはたくさんの観光客で賑わいます。無料駐車場(約100台分)もありますが、時間帯によっては満車になっている可能性もあります
県道51号線の桜並木。天理市街では、道路脇に「桜」と「イチョウ」が交互に植えられていたりするため、春も秋も美しい風景が見られます。お天気の日に散策してみるといいですね
神さびた石上神宮もこの時期は賑やかに
石上神宮の「楼門」(重文)と「回廊」。次から次へと参拝客がお詣りに来ていました。ちなみに、楼門は鎌倉時代末期の1318年に建立されたもの。正面に掲げられた額には「萬古猶新(ばんこゆうしん)」とあり、明治~大正時代の大政治家・山縣有朋の筆だとか
楼門をくぐった正面に建つ「拝殿」(国宝)。1081年に宮中の神嘉殿を移築したものです。この後方には誰も入ることが許されない「禁足地」が広がっています
少し高い位置にある、摂社「出雲建雄神社拝殿」(国宝)。廃仏毀釈の時期に廃寺となった大寺院・内山永久寺の鎮守・住吉社の拝殿だったものが、1914年に移築されたもの。中央の1間分を通路(馬通。めどう)にした「割拝殿」という形式です。詳しくは「内山永久寺から移築された『出雲建雄神社拝殿』@石上神宮」の記事に書いています
石上神宮の境内には、立派な鶏たちが放し飼いにされています。人を恐れたりもせず、堂々たる風格が漂っています
約600本の桜が。のんびりお花見に最適!
石上神宮の南側に隣接している「石上神宮外苑公園(いそのかみじんぐう がいえんこうえん)」では、約600本の桜があり、屋台も並びます。夜はライトアップも行われ、たくさんの花見客が楽しみます。ここのお隣で営業している古民家を改装した素敵なレストラン『Le reve(ルレーヴ)』さん(紹介記事)からも、美しい桜が見られるはずです
この日は土曜日の午後ということで、たくさんの花見客がレジャーシートを敷いたりして、おもいおもいに桜を愛でていました。この公園には初めて行ったのですが、間口は狭めですが意外と奥に長くて驚きました。いい花見スポットですね!
■石上神宮(いそのかみじんぐう)
HP: http://www.isonokami.jp/
住所: 奈良県天理市布留町384
電話: 0743-62-0900
主祭神: 布都御魂大神
創建: 570年(伝)
拝観料: 境内自由
駐車場: 無料駐車場あり(約100台分)
アクセス: JR・近鉄「天理駅」から徒歩30分ほど
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