2015-03-09

お水取りの和菓子「糊こぼし・南無観椿・開山良弁椿」食べ比べ

お水取りの和菓子「糊こぼし・南無観椿・開山良弁椿」食べ比べ

東大寺二月堂の「修二会(お水取り)」では、練行衆自らが作った「椿(つばき)」の造花が堂内に飾られます。奈良の和菓子屋さんではこれを模した和菓子が店頭に並びます。この日は、萬々堂通則さん「糊こぼし」、中西与三郎さん「南無観椿」、鶴屋徳満さん「開山良弁椿」の3種類を食べ比べしてみました。それぞれ個性があって目に楽しく、お味も上品で美味!楽しい体験になりました!


東大寺修二会にちなんだ「椿」の和菓子たち

東大寺二月堂で、毎年3月1日~14日まで本行が行われる「修二会(お水取り)」では、堂内には籠もりの練行衆が自ら作った「椿(つばき)」の造花が飾られます。

(参考サイト「染司よしおか工房だより」さん)

この椿は、東大寺・開山堂の庭に咲く、赤い花に白い斑点が入る「糊こぼし」と呼ばれるものを模しています。開山の良弁僧正を祀るため、別名「良弁椿」とも呼ばれ、白亳寺・五色椿、伝香寺・散り椿とともに「奈良三銘椿」の一つに数えられています。

そしてお水取りの時期には、奈良の和菓子屋さんでは、この椿の花にちなんだ和菓子が作られます。目にも鮮やかで、まさに奈良に春を呼ぶ銘菓として親しまれています。

椿の和菓子を販売しているところは何軒かありますが、今回は3店舗のものを、食べ比べてみました。


東大寺お水取りの和菓子3種食べ比べ-01

東大寺二月堂の「修二会(お水取り)」の時期に販売される、椿を模した和菓子たち。向かって左から、中西与三郎さんの「南無観椿」、萬々堂通則さんの「糊こぼし」、鶴屋徳満さんの「開山良弁椿」です

東大寺お水取りの和菓子3種食べ比べ-02
開封したところ。目に鮮やか!和菓子ならではの美しさですね

東大寺お水取りの和菓子3種食べ比べ-03
それぞれ取り分けていただきました。いろんな種類のものを並べて食べ比べするのって、本当に楽しいですから、ぜひ!


「糊こぼし」@萬々堂通則さん

糊こぼし@萬々堂通則さん-11
もちいどのセンター街に店舗を構える、江戸後期創業の老舗和菓子屋『萬々堂通則(まんまんどうみちのり)』さん。近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、とても便利な位置にあります

糊こぼし@萬々堂通則さん-14
萬々堂通則さんといえば、春日大社でお供えされる神撰「ぶと饅頭」(紹介記事)が有名です。あんドーナツのようなハイカラなお菓子ですが、すっきりしたお茶との相性はバツグンです!この他、二月堂前の良弁杉をモチーフにした「良弁」という商品もあり、東大寺とのゆかりも深いお店です

糊こぼし@萬々堂通則さん-12
萬々堂通則さんの「糊こぼし」。お水取りの椿をモチーフにした和菓子としては、これが元祖的なものになるとか。商品が美しいのはもちろん、椿の花が描かれた化粧箱もいいですね

糊こぼし@萬々堂通則さん-13
糊こぼしのお値段は、1個400円。3個入1,350円、6個入2,600円、9個入3,850円(すべて税別価格)など。賞味期限は翌日まで。インターネットからは注文できないようです

糊こぼし@萬々堂通則さん-16
我が家では「糊こぼし 3個入り」を購入しました。食べ比べだけなら単品でも良かったんですが、この化粧箱が欲しかったんです(笑)

糊こぼし@萬々堂通則さん-17
萬々堂通則さんの「糊こぼし」は、花びらの部分の照りが鮮やか。黄身餡の部分に小さな孔がたくさんつけられ、雄しべや雌しべの部分を表現しています。まさに芸術的ですね!

糊こぼし@萬々堂通則さん-18
割ってみたところ。お味はとても上品で、口当たり滑らか。口の中にほのかな甘味を残して、すーっと消えていきます。上菓子らしい素晴らしいお味でした!


■御菓子司 萬々堂通則(まんまんどうみちのり)

HP: http://www.manmando.co.jp/

住所: 奈良県奈良市橋本町34(もちいどのセンター街)
電話: 0742-22-2044
定休日: 木曜日は不定休
営業時間: 9:00 - 19:30(木曜日 10:00 - 17:00)
駐車場: なし(近隣に有料パーキングあり)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩5分ほど

食べログ: 萬々堂通則 - 近鉄奈良/和菓子


「南無観椿」@中西与三郎さん

南無観椿@中西与三郎さん-04
ならまちで大正5年から続く和菓子屋さん「寧楽菓子司 中西与三郎」さん(紹介記事)。数年前に外観も内部も大きくリノベーションなさって、さらに素敵になっています!

南無観椿@中西与三郎さん-05
お店に入ったところ。手前が販売スペースで、奥はお茶と和菓子がいただける「六坊庵」となっています。広々とゆったりしましたね

南無観椿@中西与三郎さん-06
六坊庵の入口部分。雰囲気は最高ですね。和菓子が美味しいのは保証付きですから、今度ぜひお邪魔させていただきます!

南無観椿@中西与三郎さん-07
さまざまな和菓子が並ぶ中西与三郎さんですが、3月中旬までは「南無観椿」が主役です。美しくディスプレイされていました

南無観椿@中西与三郎さん-09
中西与三郎さん「南無観椿」。黄身あん・白小豆粒あんの2種類あり、どちらも1個380円から購入できます。他のお店のものは、大輪の花が開いて横たわるような形のものが多いですが、キュッとすぼまって自立しています。見た目にも美しいですね。賞味期限は当日中。早めにいただきましょう

南無観椿@中西与三郎さん-10
半分に割ってみたところ。向かって左が黄身あん、右が白小豆粒あんです。いずれも風味が良くて、食感はしっとり。甘さも穏やかでさすがの美味しさでした!


■寧楽菓子司 中西与三郎

HP: http://www.naramachi.jp/
住所: 奈良県奈良市脇戸町23
電話: 0742-22-3048
定休日: 不定休
営業時間: 9:30 - 18:00
駐車場: なし(近隣に有料パーキングあり)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩10分ほど

Twitter: @naranakanishi
Facebook: 【Facebookページ】寧楽菓子司 中西与三郎
食べログ: 六坊庵 - 近鉄奈良/甘味処


「開山良弁椿」@鶴屋徳満さん

開山良弁椿@鶴屋徳満さん-19
近鉄奈良駅から徒歩7分ほど、下御門商店街にある『鶴屋徳満』さん。大阪の老舗和菓子屋「鶴屋八幡」からの分家で、明治時代から奈良で営業なさっています。ここ本店はやや古くなっていますが、新しい店舗が三条通に出来ていますので、そちらの方が便利かもしれません

開山良弁椿@鶴屋徳満さん-21
鶴屋徳満さんといえば、奈良銘菓「元祖 青丹よし」が有名です。和三盆の甘み上品な干菓子で、こちらが元祖になるとか。私はあまり干菓子は好んで食べませんが、ここの青丹よしは好きです!

開山良弁椿@鶴屋徳満さん-22
伝統が感じられるショーケースに、色鮮やかな干菓子類が並んでいました!華やかですね

開山良弁椿@鶴屋徳満さん-23
鶴屋徳満さんの「開山 良弁椿」(かいざん ろうべんつばき)。3個入1,836円、6個入3,564円と、かなり高級和菓子となります。真ん中は同じく季節商品の「閼伽水(あかのみず)」。お水取りに用いられる若狭井(閼伽水)から汲みあげた聖水をイメージしたもので、このセットで1,728円です

開山良弁椿@鶴屋徳満さん-24
鶴屋徳満さんの「開山 良弁椿」。形は萬々堂通則さんの「糊こぼし」とよく似ていますが、中央の黄身餡の部分がより大きくなっています。販売期間は、毎年1月末ごろ~3月末日ごろまで。賞味期限は翌日までとなっています

開山良弁椿@鶴屋徳満さん-25
割ってみたところ。黄味餡がたっぷりですね!風味がしっかりしていて、他よりもやや甘みも強め。しっとりなめらか舌触りも抜群です


■鶴屋徳満

HP: http://www.tsuruyatokuman.co.jp/
食べログ: 鶴屋徳満 本店 (つるやとくまん)- 近鉄奈良/和菓子

住所: 奈良県奈良市下御門町29(下御門商店街)
電話: 0742-23-2454
定休日: 木曜
営業時間: 9:00 - 18:00
駐車場: なし(近隣に有料パーキングあり)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩8分ほど


この他「修二会の椿」@萬勝堂さんなども

なお、お水取りの椿を模した和菓子を提供している店舗は、これだけではありません。

●東向商店街の『萬勝堂』さんの「修二会の椿」
●押上町の『千壽庵吉宗』さんの「二月堂椿」

など、いろんな店舗で販売されています。販売時期は「3月中旬ごろまで」というところが多いので、お水取りへ参詣する際には、ぜひ味わってみてください!


■参考にさせていただきました

東大寺 お水取りのお菓子 ( 菓子、デザート ) - お菓子買いにこッ! - Yahoo!ブログ


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