2008-05-27

奈良町の甘味処といえば『御菓子司なかにし』!

御菓子司なかにし(奈良町)

奈良町をウロウロした後で、有名な老舗の和菓子屋『御菓子司 なかにし』さんでお茶とお菓子をいただいてきました。


「大正5年」創業の渋~い和菓子屋さん

『御菓子司 なかにし』さんは、創業が「大正5年(1916年!)」の老舗和菓子屋さん。奈良をモチーフにした渋い和菓子が観光客にも人気となっています。

代表的なお菓子を挙げてみると、


・「奈良町だんご(@160円)」--奈良時代に唐から入ってきた唐菓子の一種「団喜」という米の粉を原料にした丸い形の団子。
・「奈良町(@160円)」--卵を用いた生地で粒あんを包んで焼き上げた焼き菓子。アクセントにバニラビーンズを使用。
・「天平の鈴(@160円)」--サワークリーム入りの桃山生地で黄身あんを包んだもの。
・「寧楽の月(@200円)」--生地の柔らかさや粒あんの甘さなどにこだわったどら焼き。
・「庚申さん(@250円)」--青面金剛(庚申さん)の身代わり猿を表現した餡入りのお菓子


どれもかなり渋いですね。もちろん、お土産に購入もできますが(ネットショップまであります!)、ここは店内でお茶とお菓子をいただくことができます。

店内の歴史を感じさせる佇まいに感心しながら、窓際の席へ座ったのですが・・・、すぐ目の前を沢山の観光客が横切るわ、みんな物珍しそうに中を覗き込んできて、ついつい目が合っちゃうわ、雰囲気の割にはなかなか落ち着けませんでした(笑)


御菓子司なかにし(奈良町)-01

奈良町の脇戸町の交差点近く、『界(KAI)』のすぐ向かいにある渋い和菓子屋さんが『御菓子司 なかにし』さんです。様々な和菓子を販売しているだけではなく、中でお茶とお菓子をいただけるスペースもあり、いつも観光客で賑わっています

御菓子司なかにし(奈良町)-02
名物の「奈良町だんご」や身代わり猿をかたどった「庚申さん」など、奈良町の老舗らしい和菓子がいっぱい!お店構えもさすがで、後ろの障子や時計が渋いこと!

御菓子司なかにし(奈良町)-03
喫茶コーナーからの眺め。机が2つで10席程度の広さです。暖簾の裏側には厨房との境の扉がありますが、これが懐かしい観音開きのスイングドア。かなりモダンなデザインでした


さすがに量は少なめです!

『御菓子司なかにし』さんの喫茶メニューは「お抹茶セット」と「大和茶セット」の2タイプあります。私たちは「奈良町だんご」と「奈良町」を、喉が渇いていたので大和茶セットで注文してみました(どちらも@400円)。

いずれも、とても上品で落ち着く味だったのですが、いかんせんあまりに上品すぎて全然物足りないんですよね(笑)。和菓子なんて沢山パクパク食べるものでは無いと思いますが、それでもちょっと食い足りない感は残りました。

店内の落ち着いた調度品などをジックリと眺めるのが主で、食べるのは従くらいに考えておいた方が安全ですね。色んな種類の和菓子が店頭に並んでいるので、今度はそこで追加して、お腹一杯になるまで食べてみたいものです!

私たちが食べている間にも、観光客が入れ替わり入店してきていましたので(座席数が少ないので座れないのですが)、やはり人気店なんでしょうね。私もその雰囲気には満足できました!


御菓子司なかにし(奈良町)-04

お菓子は「大和茶セット」と「お抹茶セット(100円増し)」の2タイプあります。今回は二人とも大和茶のセットを頼みましたので、これが二人分です。器はもちろん「奈良絵」のもの

御菓子司なかにし(奈良町)-05
相方が注文した「奈良町<大和茶セット>(@400円)」。バニラビーンズを練り混んだ粒あんの焼き饅頭とのこと。上品な味で美味しかったのですね

御菓子司なかにし(奈良町)-06
私が注文した「奈良町だんご<大和茶セット>(@400円)」。笹にくるまった三色だんごという、とってもシンプルな説明がありました。素材のシンプルな味が感じられる、かなり素朴な味でした。ただ、さすがに量が少なくって・・・

御菓子司なかにし(奈良町)-07
『御菓子司なかにし』さんの向かいの建物。かなり渋めでいい雰囲気ですね。入口ドアの形状から床屋さんか診療所っぽく見えますが、実際はどーなんでしょうね?



大きな地図で見る


御菓子司 なかにし

住所: 奈良県奈良市脇戸町23
電話: 0742-24-3048
定休日: 月曜日(祝日は営業)
営業時間: 10:00 - 17:30
駐車場: なし
アクセス: 「近鉄奈良駅」から徒歩10分






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