2014-05-17

【書評】これは使える!全国古墳めぐりガイド『古墳の歩き方』

【書評】これは使える!全国古墳めぐりガイド『古墳の歩き方』

ひそかな「古墳ブーム」が巻き起こる中、全国の古墳めぐりに活躍してくれる古墳ガイド本『古墳の歩き方』が発売になりました。著者は、古墳シンガー「まりこふん」さん。「古墳にコーフン協会」の会長をつとめ、古墳の楽しさを分かりやすく伝える伝道師の役割を果たしている方です。とても楽しい内容でしたので、簡単にご紹介します。


古墳シンガーで「古墳にコーフン協会」会長!

●クッションの製作などを手がける「宇宙椅子」さんの『古墳クッション』

●ならまちのケーキ店兼カフェ「プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ」さんの『古墳型ケーキ』

●その火付け役となった、古墳グッズの豊富にそろった『旅とくらしの玉手箱 フルコト』さん

ここ数年、一部でひそかな「古墳ブーム」が起こっていましたが、それもいつしか全国区へと広がってきました。

その中心となっているのが、古墳好きで、古墳をテーマにした歌を歌う古墳シンガー(!)の「まりこふん」さん。

自らが会長をつとめる『古墳にコーフン協会』(Twitter:@kofun_ni_kohfun)を通じてメディアへ露出したり、古墳の楽しさを分かりやすく伝える伝道師の役割を果たしている方です。

そんなまりこふんさんが、2014年4月に『まりこふんの古墳ブック』を、5月には『古墳の歩き方』を、2冊のご著書を連続で発売なさいました!

普段から古墳に関する本などを読んでいる私ですが、特に『古墳の歩き方』は楽しく読めましたので、ご紹介しておきます。


使える古墳めぐりガイド本『古墳の歩き方』


古墳は全国各地に16万基もあるとされており、まりこふんさん自身も、すでに全国の1000基以上の古墳を巡ってきたのだとか。その中から彼女がオススメする古墳をピックアップし、地図と写真を豊富に使用し、分かりやすく紹介しています。

古墳の詳しい考察などはせず、「現地へ行ったらどんな姿が観られるのか」「どうやって行けるのか」「その周辺の楽しみ方」など、実際に古墳へ行ってみるための、とても使いやすいガイドブックになっています。


古墳めぐりをカジュアルに楽しむためのガイドブック。昨今のブームを牽引する古墳シンガー・まりこふんが、オススメの「歩き方」を紹介する。地図の正確さとアクセス情報を重視し、自ら歩いて集めた情報が満載。古墳グッズの紹介や周辺スポット紹介・グルメ紹介など、これまでのマジメな古墳ガイド本にはなかった情報も。歴史に詳しくなくても、古墳めぐりは楽しめる!!

概要より


帯に「いちばん“使える”古墳ガイド」とありますが、その言葉は誇張ではありません。公共交通機関を使った際の注意点など、かゆいところに手が届く内容ですね。


【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-01

まりこふんさんの『古墳の歩き方』。表紙の写真は、宮崎県西都市の「西都原古墳群」とのもの。一面のヒマワリの向こうになだらかな墳丘が見えるなんて、他ではまず観られない光景でしょう。行ってみたくなりますね!

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-02
本書では、関東・中部・関西・中国・九州と、エリアごとに古墳が紹介されます。このページは、東京・芝公園内にある都内最大級の前方後円墳「芝丸山古墳」。東京タワーが見える場所にも古墳は存在しているんですよ!関東だけでも15箇所ほどの古墳が紹介されています

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-03
巨大古墳が多数築かれた関西エリア。古墳時代初期の巨大な前方後円墳であり、邪馬台国の女王・卑弥呼の墓とされる「箸墓古墳」も登場します

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-04
近くにあるホケノ山古墳や景行天皇陵なども掲載された、古墳巡りに使えるマップがいいですね。駅からの距離、実際に行く際の注意点なども、詳細で分かりやすいです。箸墓古墳の近くで奈良名物の三輪素麺を味わえる「三輪そうめん山本本店」の紹介もあるのも親切ですね

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-05
巨大な前方後円墳ばかりではなく、奈良県橿原市にある群集墳『新沢千塚古墳群』(紹介記事)なども掲載されています。大きな前方後円墳やただの小山のような円墳だけではない、古墳の不思議な世界に迷い込めるのでオススメです!

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-06
兵庫県神戸市の海辺に、その威容が復元されている「五色塚古墳」。この他、関西からは茶臼山古墳・作山古墳群・私市円山古墳・今城塚古墳・桜井茶臼山古墳・藤ノ木古墳・池田古墳・見野古墳群(さらに仁徳天皇陵と明日香村の古墳たちも)が掲載されています

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-07
個人的に一番使いそうなページが「仁徳天皇陵完全攻略ABC」です。古墳をじっくりと拝見するだけではなく、途中で「仁徳御陵パン」や「GOTYOカレー」を食べたりする、理想的なコース案が提案してありました!とても参考になりました!

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-08
「遠いし、実際に行くことがあるかな?」というエリアにも、ユニークな古墳は存在しています。これは岡山県総社市の「峠古墳群」のもの。この3連続の墳丘は面白い!右ページのマップがほとんど空白っていうエリアなのも面白い(笑)

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-09
島根県出雲市の「西谷墳墓群」。方墳の四隅がゆるやかに伸びた「四隅突出型墳丘墓」という形で、出雲が発祥、北陸にも何基か築かれています。以前、出雲の遺跡や古墳などを観て回りましたが(詳細)、ここは特に面白かったです!

【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-10
熊本県山鹿市などにある「装飾古墳」たち。有名なチブサン古墳など、このエリアで多数見つかっています。海外の古代人が描いた壁画のような、呪術性を感じる文様が美しいですよね。関西ではまずお目にかかれないものですし、いずか拝見したいです!


CDアルバム「古墳deコーフン!」なども!


先に発売になった『まりこふんの古墳ブック』は、古墳に興味を持ち始めたばかりの方にも理解しやすい、とても初心者向けの内容です。ゼロから古墳について知りたいという方は、こちらをどうぞ。




まりこふんさんが古墳愛を歌い上げたアルバム『古墳deコーフン!』もどうぞ!

●古墳deコーフン! ●箸墓古墳の歌~卑弥呼★ShiningStar~ ●遥かなる石舞台 ●キトラ永遠に… ●オブサンベイベー ●さきたまの悲劇 partI ●麗しの仁徳陵 ●ハニワのブルース

収録曲のタイトルだけ並べてみてもすごいですね!ウルフルズのウルフルケイスケさんも参加している本格派ですから、ぜひAmazonのページからでも視聴してみてください。


【書評】『古墳の歩き方』まりこふん著-11

書籍『古墳の歩き方』とCDアルバム『古墳deコーフン!』は、奈良きたまちの「旅とくらしの玉手箱 フルコト』さんでも販売されています。他にもたくさんの古墳モチーフのグッズが置いてありますので、ぜひ足を運んでみてください!


■古墳にコーフン協会

HP: http://kofun.jp/
Twitter: @kofun_ni_kohfun
Facebook: 古墳にコーフン協会










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