
2013年の晩夏~秋、奈良関連の博物館・美術館チラシたち
暑い夏こそ、博物館・美術館めぐりのシーズンです!8月半ばから秋にかけて、奈良関連の面白い特別展などが開催されていますので、まとめてご紹介しておきます。個人的な注目は、奈良県立美術館で始まった『曾我蕭白と中近世美術の精華』。東京では、東京藝術大学大学美術館『国宝 興福寺仏頭展』が、京都では龍谷ミュージアム『極楽へのいざない -練り供養をめぐる美術-』なども要チェック!
『曾我蕭白と中近世美術の精華』@奈良県美
奈良県立美術館の「開館40周年記念 館蔵名品展」として、『曾我蕭白と中近世美術の精華』が開催中です(2013年8月3日~9月22日)。曾我蕭白(そばしょうはく。Wikipedia)は、江戸時代の絵師の中でトップクラスの人気を誇る方で、三重県立美術館から水墨画の大作を借り受けて展示されます。必見です!
また、奈良県立美術館では、1階の無料展示スペースで『天誅組150年記念展』も開催されています(2013年8月17日~8月31日)。やや渋い内容ですが、興味のある方は合わせてご覧ください
■奈良県立美術館
HP: http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=11842
住所: 奈良県奈良市登大路町10-6
電話: 0742-23-3968
『みほとけのかたち ─仏像に会う─』@奈良博
奈良県立美術館では、特別展『みほとけのかたち ─仏像に会う─』を開催中です(2013年7月20日~9月16日)。私たちはすでに拝見しましたが(紹介記事)、圧巻の内容でした。奈良博の仏像系の展示はさすがの厚みですね!
■奈良国立博物館
HP: http://www.narahaku.go.jp/index.html
住所: 奈良県奈良市登大路町50番地
電話: 050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
『平城京どうぶつえん』@平城宮跡資料館
奈良市の平城宮跡にある「奈良文化財研究所平城宮跡資料館」では、夏期企画展『平城京どうぶつえん-天平びとのアニマルアート-』を開催中です(2013年7月13日~9月23日)。ウマ・サル・ヒツジ・イノシシ・カメ・トリなど、発掘調査で見つかった生き物たちを集めたユニークな展示で、夏休みに最適ですね!ギャラリーイベントも行われていますので、ぜひ!
■奈良文化財研究所平城宮跡資料館
HP: http://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/index.html
住所: 奈良県奈良市二条町2-9-1
電話: 0742-30-6753
『水墨画名品展』@大和文華館
奈良市の「大和文華館」のチラシは、年間の企画展が一覧できる便利なエコタイプ。
現在は『海を越える美術 -日本をとりまくアジアとヨーロッパ-』が(8月18日まで)、続いて、特別企画展『水墨画名品展』(2013年8月23日~10月6日)が開催されます(2013年度の展覧会一覧ページ)
■大和文華館
HP: http://www.kintetsu.jp/yamato/index.html
住所: 奈良県奈良市学園南1-11-6
電話: 0742-45-0544
『国宝・東大寺金堂鎮壇具のすべて』@東大寺ミュージアム
東大寺ミュージアムでは、修理完成記念特別展『国宝・東大寺金堂鎮壇具のすべて』が開催中です(2013年3月1日~9月29日)。陽剣・陰剣の銘が発見された大刀など、貴重な宝物がズラリ!国宝の日光菩薩立像・月光菩薩立像もおわします。また、長期間の修理が終わった美しい天平仏の宝庫『法華堂』も拝観を再開していますので、仏像好きな方はお忘れなく!
■東大寺ミュージアム
HP: http://culturecenter.todaiji.or.jp/index.html
住所: 奈良県奈良市水門町100番地
電話: 0742-20-5511
『国宝 興福寺仏頭展』@東京藝術大学大学美術館
東京・上野の「東京藝術大学大学美術館」では、興福寺創建1300年記念『国宝 興福寺仏頭展』が開催されます(2013年9月3日~11月24日)。銅造仏頭・板彫十二神将・木造十二神将像など、興福寺が所蔵する国宝とともに、東京の深大寺の「銅造釈迦如来倚像」など、垂涎ものの展示内容です!関東の仏像好き・奈良好きな方は必見ですね!
■東京藝術大学大学美術館
HP: http://www.geidai.ac.jp/museum/
住所: 東京都台東区上野公園12-8
電話: 050-5525-2200(代表)
『極楽へのいざない』@龍谷ミュージアム
この秋、京都市の龍谷ミュージアムで開催される特別展『
極楽へのいざない -練り供養をめぐる美術-』も注目です(2013年9月7日~10月20日)。浄土信仰のいち表現である、練り供養・迎講・来迎会などを扱う企画で、葛城市・當麻寺や、橿原市・久米寺など、練り供養が続けられている奈良の方こそ観に行きたい内容ですね
手元にあった新旧のチラシの比較。向かって左が初期型ですが、當麻寺の練供養の様子が大写しになっています!残念ながら、この期間中は「京都国立博物館 」は閉まっていますが、承天閣美術館「伊藤若冲の名品展」などが開催されていますので、あれこれ絡めて秋の美術館めぐりをしたいですね(京都の展覧会スケジュール検索)
■龍谷ミュージアム
HP: http://museum.ryukoku.ac.jp/
住所: 京都府京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
電話: 075-351-2500
『女性たちの物語』@松伯美術館
なお、手元にチラシなどはありませんが、奈良市登美ヶ丘の「松伯美術館」では、特別展『女性たちの物語~松園のモデルとなった才女たち~』が開催されます(2013年8月13日~10月14日)。女性美を追究し続けた女流画家・上村松園さんが描いた、楊貴妃や静御前などの歴史上の女性の作品を集めた展覧会です。
■松伯美術館
HP: http://www.kintetsu.jp/shohaku/
住所: 奈良県奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号
電話: 0742-41-6666
※参考記事: 【YOMIURI ONLINE】松園描く凛とした女性…松伯美術館きょう開幕
8月24日・25日は『バサラ祭り』@奈良市
展覧会ではありませんが、奈良の夏のイベントとして定着し、今年で15周年を迎える『バサラ祭り』もお知らせしておきます(2013年8月24日・25日)。薬師寺での奉納演舞、西大寺や奈良駅、三条通のパレードなど。立派なパンフレットはネットからも見られますので、このページのリンクからどうぞ
■バサラ祭り
HP: http://www.basaramatsuri.com/top.html
電話: 0742-27-6700(バサラ祭り実行委員会)
9月14日・15日は『飛鳥光の回廊』@明日香村
明日香村で開催される秋の灯りのイベント『飛鳥光の回廊』(紹介記事)。
開催日は「2013年9月14日・15日」。飛鳥寺・岡寺・橘寺・川原寺・石舞台古墳・万葉文化館などで約20,000個のロウソクの灯りが灯されます。素敵なイベントですのでぜひ!
■飛鳥 光の回廊
HP: https://www.facebook.com/asukahikarinokairoupj
電話: 0744-54-4577
8月31日・9月1日は『平城京天平祭』@平城宮跡
チラシは手元にありませんが、夏の終わりに平城宮跡で行われる『平城京天平祭』も注目です。大極殿前ではたくさんのロウソクの灯りが揺らめく燈花会が、そして天平衣装でのパレード「光の天平行列」なども企画されています!
■平城京天平祭
HP: http://www.tenpyosai.jp/
電話: 0742-25-0707(平城京天平祭実行委員会)