2013-04-07

図書館をもっと便利に!複数の図書館を併用しよう

図書館をもっと便利に!「複数の図書館を併用しよう」

本好きな私は、頻繁に「図書館」を利用しています。最近では、地元の図書館だけではなく、隣町の図書館も利用するようになりましたが、この「複数の図書館を併用する」という使い方が本当に便利!蔵書数が何倍にも増えて、読みたい本と巡り会える確率が一気に高まりました。その注意点や便利なアプリなどについて、簡単にご紹介します。


図書館のハシゴで良みたい本が見つかりやすく

私たちは「図書館」のヘビーユーザーです。よく本屋さんにも行きますし、Amazonなどのオンライン書店も利用しますが、まずは地元の図書館を真っ先に頼ります。以前こんな記事も書いていますので、お時間がある時にでもご覧ください。


最初は、地元「香芝市民図書館」のみの利用でも満足していましたが、次第に利用方法が変わってきました。

●<第一段階>地元の「香芝市民図書館」に通い始める
●<第ニ段階>地元図書館から「奈良県立図書情報館」などの蔵書も取り寄せできることを知る
●<第三段階>奈良市内へ出かけるついでに、直接「奈良県立図書情報館」へ出かけるようになる(後述しますが、返却は地元図書館から可能です)
●<第四段階>地元周辺の橿原市・広陵町などの図書館も貸し出ししてもらえることを知る

第四段階は、簡単に言うと「複数の図書館の併用」ですね。これが本当に便利で、一気に読みたい本の選択肢が広がります!

同じ図書館の同じコーナー、例えば「仏像本」の棚は、最初のうちは読みたい本はいくつも見つかりますが、そのうちに読みたい本が無くなってきます。しかし、他の図書館へ行ってみると、同じような規模のところであっても、蔵書のラインアップは全く違います。どこの図書館でも品揃えが似てくるジャンルもあると思いますが、私が好むような棚では驚くほど内容が違うため、蔵書数が倍になるようなイメージです。

もちろん、読みたい本の書名を調べておいて、他の図書館からの取り寄せを依頼したりはしていました(今でもします)。しかし、実際に本棚の前で本を探すのとは全く違う楽しみですから、これは両方とも使い分けたいところです。実際の本屋さんとネットショップを使い分ける感覚ですね。


図書館をもっと便利に!「複数の図書館を併用しよう」-01

図書館で見つけたポスター。『「奈良県の図書館・図書室はつながっています」~1つの図書館へ行くだけで、33の図書館の本を見ることができます~』館内で見つからなかったとしても、図書館スタッフの方に調べてもらえば、他の図書館から取り寄せてもらうこともできます。ぜひ気軽に聞いてみましょう


「住民以外も貸し出し可」の市町村も多いです

自分が住んでいる町の施設ならともかく、お隣の市や町が運営している図書館で貸し出ししてもらえるかどうかは、各市町村によって違います。あらかじめ利用規約を確認してください。

基本的に、奈良市・大和郡山市・生駒市・葛城市の市民図書館は、貸し出しは「市内在住か、市内へ勤務している方のみ」となっているようです。直接は無理ですが、ここに読みたい本があれば、地元図書館を経由して借りられます。やや手間ですが、急がない場合は十分に使えます。

その他の市町村では、「住民以外でも貸し出し可(ただしリクエストは住民のみ)」というところが多いようです。奈良中部の市町村では、例えば田原本町・香芝市・橿原市・広陵町・斑鳩町などがこれに当たります。あまり遠方の図書館を利用すると返却が大変ですので、無理なく通える範囲にしておきましょう。

ちなみに、奈良県立図書情報館で借りた本は、簡単な手続きをするだけで地元の図書館から返却してもらえます。図書館スタッフの方に「図書情報館で借りた本の返却をお願いします」と申し出れば、書類の書き方を教えてくれます。

本を借りた時に渡されるレシートを捨てずにとっておくと手続きが楽になりますので(無くても問題ありません)、できれば残しておきましょう。また、地元図書館へ返却を依頼した日と、実際に図書情報館へ返却される日にはタイムラグが発生しますので、返却期限に余裕を持つようにしましょう。


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いつもお世話になっている「香芝市民図書館」。私は香芝市民ですから、基本的にはここを利用します。読みたい本をリクエストすることも可能。図書館で購入してくれたり、他の図書館から取り寄せてくれたりします。他の市町村の図書館ではリクエストは受け付けてもらえません

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ある日、お借りした本たち。『別冊太陽 運慶』は図書情報館から取り寄せてもらったものだったと思います。地元の図書館だけでも、色んな使い方ができます

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こちらは「広陵町立図書館」。隣町ですが、問題なく利用者カードを作って貸し出ししてくれます。会員ページにログインして返却期間を延長したりもできますが、町民でも勤め先でもありませんのでリクエストはできません

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広陵町立図書館の館内の様子。天井も高くて広々。とても見やすくて利用しやすいです

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蔵書のラインナップが違いますから、地元の図書館では見つからなかった本もあれこれ借りられます

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橿原市立図書館」は市民ホール「かしはら万葉ホール」と併設されています。イベントの日と重なると駐車場が停めづらく、広い第二駐車場がやや分かりづらいのが難点ですね

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2フロアを使用しています。それほど規模は大きく感じませんが、他の図書館とはまたちょっとずつ品揃えが違います

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先日借りた内容。我ながら渋めですね!中西進先生のDVD「万葉こゝろ旅」も借りられますよ!


「カーリル」「図書館日和」などが便利です

複数の図書館を利用する場合、パソコンやスマホからは、図書館の横断検索サイト「カーリル」さんを利用すると便利です。複数の図書館の蔵書をまとめて検索してくれますので、「A図書館にはあって、B図書館には無い」というような情報がすぐに分かります。

また、iPhoneをお持ちの方でしたら、iOS対応の無料アプリ「図書館日和」がいいですね。カーリルさんの検索システムが使用できるだけではなく、本を色んなタグで整理したり、よく利用する図書館のホームページを登録したりもできますので、図書館を利用する方には便利でしょう。

私も、以前はAmazonの「ほしい物リスト」を読みたい本のリストとして使用していましたが、完全にこちらに乗り換えました。「欲しい本が見つかったら、まず図書館を探す」というクセがついて少しは節約にもなるかもしれませんので、ぜひお試しください!


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パソコンから(もしくはスマホから)検索するのであれば、図書館の横断検索サイト「カーリル」さんが便利です。複数の図書館の蔵書をまとめて検索できて、AにはあってBには無い、という情報がすぐに分かります

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iPhone用の無料アプリ「図書館日和」。登録した複数の図書館をまたいで蔵書検索ができます。読みたい・予約したなどのステータスごとに分類しておけるので、読みたい本はこのアプリをメインで管理するようになりました

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現在の「読みたいリスト」など。図書館でこの画面を見ながら回ると借り忘れがなくなります。さらに便利なのは、利用する図書館のホームページを登録しておいて、すぐにログイン画面へアクセスできること。貸出期間の延長などもここでサッと出来ますので、本当に役に立ちますね!


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