移動式カフェの美味しい肉巻き『あーすかふぇ』＠明日香村 (by 奈良に住んでみました)

2010-12-12

移動式カフェの美味しい肉巻き『あーすかふぇ』＠明日香村

明日香村を中心として、様々な場所で移動販売を行っている『あーすかふぇ』さん。話題となった「越塚御門古墳」近くで営業なさっているという情報を見かけたため、新メニュー「肉巻き」をいただくためにお邪魔してきました！

新発見で西飛鳥は大変な人出でした

飛鳥駅の西側は、普段はそれほど人気のない静かな場所ですが、「牽牛子塚古墳（けんごしづかこふん）」が斉明天皇の陵墓だとほぼ断定できるような発見があり、とても賑わったばかりです。そして先日、伝承にあったとおり、斉明天皇の墓のすぐ近くに葬られたとされる孫の大田皇女の墓と見られる「越塚御門古墳」が発見され、この日の現地見学会にはたくさんの方の姿が見られました。

また、人気のカフェ『cafeことだま』さん（紹介記事はこちら）もこの近くにありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

この日、久々に西飛鳥方面へ。素敵なカフェ『cafeことだま』さんの前の広場は、車でいっぱいに！警察まで出動して大変な賑わいになっていました

この日は、斉明天皇の陵墓だということが確実視される「牽牛子塚古墳」のすぐ脇に、その孫で、中大兄皇子の娘である大田皇女（おおたのひめみこ）が埋葬されたと見られる「越塚御門古墳」が発見された直後でした。現地見学会には正午までに2千人が押し寄せるという大騒ぎになっていたそうです

パフェのお店の新メニュー「肉巻き」

そして、この日、cafeことだまさんの目の前の駐車場エリアに出店していたのが、明日香村を中心に営業している移動式カフェ『あーすかふぇ』さんです。本来はアイスのコーンに入ったパフェがメインですが、寒い日用の新メニューとして「肉巻きおにぎり」が登場したと聞いていたので、楽しみにしていました。

あーすかふぇさんの肉巻きのメニューは、「とろ玉肉巻き（＠350円）」と「肉巻き（＠300円）」の2種類で、それぞれ「塩だれ」と「醤油だれ」が選べます。肉は大和ポーク、お米は飛鳥の古代米。とろ玉巻きの卵は、橿原市の大宮牧場産と、徹底的に地元の奈良産にこだわったメニューです。

そんな一角に出店していたのが、明日香村を中心に営業している移動式カフェ『あーすかふぇ』さんでした。本来はアイスのコーンに入ったパフェがメインですが、寒い日用の新メニューとして「肉巻きおにぎり」が登場！この日はこれを目当てにお邪魔しました

あーすかふぇさんの肉巻きのメニューは、「とろ玉肉巻き（＠350円）」と「肉巻き（＠300円）」の2種類があり、それぞれに「塩だれ」と「醤油だれ」が選べます。肉は大和ポークを、お米は飛鳥の古代米を使用。とろ玉巻きには、橿原市の大宮牧場の卵が入った、奈良産にこだわった逸品です

猿石「山王権現」の焼印がいいですね

また、嬉しいのは、肉巻きには明日香の猿石の一つ「山王権現」の焼印が押されていること。この猿石は、欽明天皇陵のすぐ隣にある「吉備姫王墓」にある石造物で（紹介記事はコチラ）、ユニークな表情の方なんですよね。この焼印が入るだけで、ググッと飛鳥らしさが増していますね。

この日は、「とろ玉肉巻き（＠350円）」の塩だれと醤油だれをそれぞれいただきましたが、どちらも本当に上品な味わいで美味しかったです。豚肉で巻いたおにぎりですから、脂っぽくなりそうなものなんですが、大和ポークと古代米がいいんでしょうか、とてもさっぱりとしていてくどくありません。やや味付けが大人しすぎるようにも思えましたが、中に入ったねっとりとした卵が絶妙で、本当にいいバランスでした。

まだそれほど知名度のないメニューだと思いますが、あーすかふぇさんを見かけたら、ぜひ試してみてください。移動式のため、営業場所は事前にブログでチェックしておいてください。

とろ玉肉巻きの、手前が塩だれで、奥が醤油だれです。巻いてあるお肉には、飛鳥の猿石から「山王権現」の焼印が押してあります！ちょっとした工夫ですが、飛鳥ファンには嬉しいですね

肉巻きを割ってみると、中のお米は明日香産の古代米が使われています。決して強烈に主張してくるものではありませんが、じんわりと美味しいんですよね。お肉の味付けもおとなしめで、とても上品。全体を肉で巻いてあると聞くと、かなり脂ぎったものを想像しますが、さっぱりと食べやすかったです