紅葉を見るために、奈良市郊外の『円成寺（圓成寺）』へ行ってきました。夏の猛暑のため、紅葉の具合が心配されていましたが、浄土式庭園の周辺などは見事なものでした。

運慶のデビュー作を祀るお寺です

忍辱山（にんにくせん）円成寺は、阿弥陀堂（本堂）・楼門などの重要文化財や、小さな春日堂・白山堂（国宝）などがある古刹です。また、やはり大仏師・運慶が25歳頃に刻んだ処女作とされる「大日如来像（国宝）」を多宝塔に祀っていることで有名です。

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「極楽浄土」が感じられる古刹『円成寺』

また、奈良市内よりもやや北側に位置するため、ひと足早く紅葉が見られる名所としても知られています。この日は、紅葉目当ての方だけではなく、平城遷都1300年祭の特別講話があったため、駐車場が満車になるくらいの人出でした。さらに、多宝塔の両脇の扉が開扉され、大日如来像が真横から拝見できたりしました！

美しい紅葉はもちろん、お庭も建物も仏像も、全て楽しめる素晴らしいお寺さんですね。

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■円成寺

ＨＰ:　http://www.naranet.co.jp/enjyouji/
住所:　奈良県奈良市忍辱山町1273
電話:　0742-93-0353
宗派:　真言宗御室派
本尊:　阿弥陀如来（重要文化財）
創建:　（伝）756年、または1026年
開基:　（伝）聖武・孝謙両天皇（勅願）、または命禅上人
拝観料:　400円
拝観時間:　9:00 - 17:00
駐車場:　無料駐車場あり
アクセス:　近鉄「奈良駅」から、奈良交通バス「忍辱山」下車