2010-06-17

特別公開中のアジサイのお寺『矢田寺』@大和郡山市

内陣公開中のアジサイのお寺『矢田寺』@大和郡山市

アジサイを見るために、大和郡山市の『矢田寺(金剛山寺)』へ行ってきました(以前の詳しい記事はこちらをご覧ください)。今回は、本堂・内陣の特別公開中でしたので、ご本尊のお地蔵さまにも間近でお参りできました!


紫陽花シーズンに賑わうお寺です

『矢田寺』は、正式名称は「金剛山寺」。約1300年前、この地で大海人皇子が壬申の乱の戦勝を祈願し、後に天武天皇となってから造営を命じました。この一帯が「矢田の里」と呼ばれていたため、矢田寺という名前で呼ばれることが多くなったのだそうです。


矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-01

アジサイの寺として有名な、大和郡山市の『矢田寺(金剛山寺)』。毎年アジサイのシーズンにはたくさんの参拝客で賑わいます

矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-24
アジサイのお寺・矢田寺のポスターは、写真もアジサイだらけです!

矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-02
アジサイ越しに見た矢田寺の本堂


ご本尊とその背後の「ダブルお地蔵さま」

この日は、平城遷都1300年祭「祈りの回廊」の一環として、本堂の内陣まで立ち入っての拝観が可能でした。通常は、かなり遠い位置から拝見するしかありませんので、これは嬉しいですね。

ご本尊の平安時代末期の「地蔵菩薩立像(重文)」は、ややお顔が大きめでどっしりとした印象です。像高は161.9cmで、珍しい「桐(きり)」の一木造。また、正面からは見えませんが、像内には足元から顔の部分まで、大きなウロ(空洞)があるのだそうです。

また、よくある「右手に杖、左手に如意宝珠」タイプではなく、ほとんどが右手の親指と人差し指を結んだ「矢田型地蔵」と呼ばれるもの。これだけのことですが、普通のお地蔵さまとはだいぶ印象が違って見えるのが面白いですね。

その両脇には、以前はご本尊だった、奈良時代の桐の一木造の「十一面観音立像(重文)」と、室町時代の「吉祥天立像」がいらっしゃいます。

また、ご本尊の裏手にはご本尊を掘り上げる前に作られた「試地蔵菩薩立像(重文)」というお地蔵さまもいらっしゃいました。しかし、年代を測定してみると、ご本尊よりも300年ほど後(平安・鎌倉期)に造られたことが判明しているのだそうです。

境内に多数のお地蔵さまがいらっしゃるだけではなく、ご本尊も、そしてその背後にも祀られているのですから、さすがはお地蔵さまのお寺ですね!


矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-03

この日は、平城遷都1300年祭「祈りの回廊」の一環として、本堂の内陣に入って拝観させていただけました(2010年6月末まで。別途500円)。ご本尊の平安時代末期の「地蔵菩薩立像(重文)」も目の前でお会いできます!

矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-04
矢田寺の「本堂」前の様子。特別公開時期のため、平日ながらたくさんの参拝客の姿が見られました

矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-05
矢田寺の境内には、多数の塔頭が立ち並びます。写真は「南僧坊」です。お土産物を販売したりしていますし、「あじさい御膳」というお料理がいただけるようです

矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-06
矢田寺のお地蔵さんとアジサイ。向かって右手の大きなお地蔵さんは、鎌倉時代後期の「みそなめ地蔵」。このお地蔵さまに味噌を塗ると味が良くなるという言い伝えがあったのだとか

矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-07
境内のいたるところのお地蔵さまがいらっしゃいます

矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-08
控えめにひっそりと立つ「北向地蔵尊」

矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-09
参道の途中に、参拝客の背中を見送るように立つ「見送り地蔵」さん


迫力のある「あじさい園」を散策できます

矢田寺のアジサイは、全部で「60種・10,000株」というスケールで、この日はまだ満開にはやや早かったようですが、さすがに見事なものでした。見頃としては、「6月中旬~7月上旬」ですが、5月中旬~9月上旬ごろまで楽しむことができるのだそうです。

アジサイの間を散策できる「あじさい園」と、珍しい品種などを集めた「紫陽花見本園」もありますので、ぜひ梅雨時に行ってみてください。


矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-10

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矢田寺(紫陽花)@大和郡山市-27
紫陽花シーズンの矢田寺前では、何軒かの駐車場が営業してますが、最も近いところで料金は500円でした。しかし、これだけ離れた場所には、何と「100円」という格安駐車場もありましたので、歩くのが気にならない方はこちらをどうぞ(私たちも利用しました(笑))

矢田寺-ご朱印
矢田寺でいただいたご朱印です。以前いただいたものはかなり弱々しい感じでしたが、今回はしっかりとした美しい書体でした



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■矢田寺(金剛山寺)

HP: http://www.yatadera.or.jp/
住所: 奈良県大和郡山市矢田町3549
電話: 0743-53-1445
宗派: 高野山真言宗
本尊: 延命地蔵菩薩(重要文化財)
創建: 679年
開基: 天武天皇
拝観料: 200円(紫陽花の時期のみ400円)
拝観時間: 9:00 - 16:00
駐車場: 有料駐車場あり
アクセス: 近鉄「郡山駅」から、奈良交通バス「矢田寺前行き」下車

※「大和十三仏霊場」の5番霊場です
※より詳しくは、以前のこの記事をご覧ください
紫陽花&お地蔵様のコンピ『矢田寺』@大和郡山市










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