行列が絶えない有名店!『釜めし 志津香(公園店)』
「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」を見に行った日、少しだけ時間があったため、奈良の釜めしの名店『釜めし 志津香(公園店)』さんへ行ってきました。こちらの釜めしをいただくのは久々でしたが、さすがに美味しかったです!
創業50周年!奈良の釜めしの名店です
『釜めし 志津香』さんは、1959年に奈良市の小西通りで営業を開始。創業50周年を迎える老舗です。その後、小西店は現在のアルテ館へ移転し、2010年3月より大宮店(新大宮駅から徒歩5分)へ移転なさるのだそうです。
この日お邪魔した、『釜めし 志津香(公園店)』さんは、奈良国立博物館の目の前にあり、いつもたくさんの観光客の方で賑わっています。私は、この公園店が創業地だと思い込んでいたのですが、実は1997年にオープンした2号店だったのだそうです。ちなみに、外観はやや古めかしく見えますが、座席数は47席分あり、駐車場も8台分完備しています。
この日は、夕方の食事時が始まる前に入店したため、行列などはありませんでしたが、週末や平日の食事時ともなると、かなりの行列になってしまうことも珍しくありません。また、注文を受けてから釜めしを炊き上げるため、約20分ほどの待ち時間が発生するため、時間がない時はご注意ください。
(ネット上の情報では、行列に並んでいる間に注文を聞いてくれるそうですので、待ち時間はもう少し短縮されるかもしれません)
奈良の釜めしの名店として名高い『釜めし 志津香(公園店)』さん。奈良国立博物館の真向かいにあり、奈良のガイドブックには間違いなく名前が掲載されているでしょう
志津香さんの店内の様子。テーブル席と小上がりがあります。外見からはそれほど広く見えませんが、実は47席もあるのだとか。それでも行列が絶えないのですからさすがですね。ちなみに、私は知りませんでしたが、駐車場も8台分あるそうです
釜めし単品は1,000円程度から
志津香さんのメニューを見ていくと、釜めし単品は1,000円程度からいただけます。これだけの観光地のど真ん中にある釜めし専門店としては、意外とお手頃な印象でした。
季節のメニューとして、カキやうなぎを使った釜めしも登場していますし、海のない奈良県のお店としては(海がないからこそ、なのかも)、海老や蟹などの釜めしもあり、奈良っぽい雰囲気はそれほど感じられません。
志津香さんのメニューその1。釜めし単品は、だいたい1,000円から1,800円ほど。一品がついた「志津香定食(@2,200円)」などのメニューもあります。「鰻釜めし(@1,680円)」は季節限定品です
志津香さんのメニューその2。釜めし単品でも、海老・若鶏・かに・かきは、それぞれ1,000円ほど。意外とお手頃です。意外なところでは、「おむすび定食(@450円)」や「奈良七種 雑炊(@700円)」というメニューもありました
メニューその3。店名がついた「志津香定食(@2,310円)」はこんな豪華使用です!
豪華具材の「奈良七種釜めし」が美味!
私が注文したのは、具材は、海老・蟹・穴子・若鶏・ごぼう・人参・たけのこ・椎茸・えんどう豆に、さらにカキを加えた「奈良七種釜めし(@1,100円)」です。相方は、ここに卵を加えて半熟状にした「奈良七種 特製釜めし(@1,150円)」をオーダーしました。
炊きたてのご飯がツヤツヤとしていて美味しいのはもちろんですが、具材がとにかく豪華です。小さめのお茶碗に取り分けていただくのですが、1杯ごとに違った味わいが楽しめて、本当に贅沢な気分になれました。味付けも上品で、中高年の方から人気が高いのも当然なのかもしれませんね。
意外とボリュームがあって、私たちは二人ともお腹いっぱいになりましたし、お値段もこの立地にしては決してお高いとは思いません。調理にやや時間が掛かってしまうため、少し時間の余裕を持っていただいてみてください。
私がいただいた「奈良七種釜めし(@1,100円)」。具材は、海老・蟹・穴子・若鶏・ごぼう・人参・たけのこ・椎茸・えんどう豆など。さらに「カキと(確か)うなぎからお一つお選びください」とのことでしたので、カキをチョイスしました。久々にいただいた赤だしも美味しかったです
奈良七種釜めしのアップ。豪華な具がゴロゴロっと入っていて豪華ですね。お米もふっくらとしていて、さすがのお味でした。志津香さんでは注文を受けてから釜めしを炊き始めるため、しばらく待ち時間があります(この日は25分ほど)。待った甲斐がありました!
こちらは、相方が注文した「奈良七種 特製釜めし(@1,150円)」。奈良七種釜めしの仕上がり前に卵を落とし、半熟にしたもの。卵が加わるとまた美味しいんですよね。価格差50円で卵つきですので、こちらを選ぶのもいいかもしれません
奈良七種釜めしに卵が乗ると、ルックスもいいですし、さらにまろやかな味わいになります。上に散らしてあるえんどう豆なども、本当に穏やかに美味しいんですよね
釜めしといったら、楽しみなのは「おこげ」ですね。最後の方になると、かなり釜にこびりついていますので、おこげもたっぷりと楽しめます。意外と量も多く、最後には二人ともお腹いっぱいになりました!
年のせいか、この味が大好きになりました
実は私は、今から5年ほど前に小西店さんへお邪魔して、志津香さんの釜めしをいただいたことがありました。しかし、その時はそれほど美味しいとも思えなかったんですよね。個人的には、釜めしといえば、信州で食べるようなやや味付けが濃い目の「山菜釜めし」のようなものが好きだったので、どことなく物足りなさを感じた記憶があって、それから足が遠のいていました。
しかし、私も年をとったからなのか、今回は本当に美味しくいただけました。志津香さんの味が変わっているとは思えません。昔ほど量は食べなくなり、どんどん薄味好きになってきて、さらに20分待たされるのも苦じゃなくなって・・・と、これは完全に私の好みの変化なんでしょう。
ぜひまたお邪魔させていただきたいと思います!
■釜めし 志津香(公園店)
HP: http://www.kamameshi-shizuka.jp/
住所: 奈良県奈良市登大路町59-11
電話: 0742-27-8030
定休日: 火曜日
営業時間: 11:00 - 20:00
駐車場: あり(8台分)
アクセス: 近鉄奈良線「近鉄奈良駅」から徒歩15分
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志津香 公園店 (釜飯 / 近鉄奈良)
★★★★☆ 4.0