2008-04-21

築150年のシックなうなぎ屋『江戸川(ならまち店)』

江戸川(ならまち店)

ならまち界隈散策の途中、足も疲れたし、どこかで食事をしようということになった私たちですが、事前に何も調べてこなかったため特にお目当ての店もありません。そこで、何となくいい雰囲気だった東京風うなぎ料理店『江戸川(ならまち店)』さんへ入店してみました。

わざわざ奈良町で東京風の白焼きのうなぎを食べるのもいかがなものか・・・とも思ったのですが、中に入ると「さすが奈良町!」という素晴しい建物で、かなり楽しめました!


奈良町で東京風のうなぎ!?

その手の情報に疎い私は全く知らなかったのですが、この江戸川といううなぎ店さんは、「近鉄観光」さんが展開するチェーンで、関西地区に10を超す店舗を出店しているのだとか。

ちなみに、東京風のうなぎとは、“関西の「腹開き」に対して、鰻を「背開き」にし、蒸しにかけて柔らかく仕上げるのが東京風”というもの。焼く前に蒸しておくのが特徴です。私はどちらかというと関東圏の味覚の持ち主ですから、久しぶりにいただく東京風うなぎはどこか懐かしいものでした。ただ、関西風に慣れてきたためなのか、ややアッサリし過ぎなような気もしたのも事実です。

江戸川さんでは、名古屋名物の「おひつまぶし(@2,000円)」も食べさせてくれますので、ぜひコチラも食べてみたいですね!次に行った時の楽しみにしておきたいと思います。

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餅飯殿と奈良町の中間のあたりにある、東京風うなぎ料理店『江戸川(ならまち店)』さん。近鉄観光の経営で、関西地区に10店舗以上の支店があるそうです

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江戸川の店舗前に貼ってある建物の由来。築150年の建物で、代々「呉服店」を営んでいた宮島家の所有だったそうです。昭和60年に廃業した後、売却されて現在の形となりました

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江戸川さんの店内。歴史ある建築物の雰囲気を残した、とてもシックな作りです。ちなみに、ここは掘りごたつ風の席になっていて、歩き疲れた足がラクでした

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席から見た窓際の様子。格子のシルエットとすりガラス、そして照明の雰囲気がバツグンです!

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江戸川さんの「うな丼(@1,470円)」。ここのところずっと「鰻が食べたい!」と言い続けていたので、これでもちょっとだけ奮発してます(笑)

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江戸川さんのうなぎは、白焼きの東京風。私個人的には、関東風に慣れているはずなんですが、久々に白焼きで食べるとややあっさりし過ぎのような・・・。いつの間にか関西人の舌に近づいてきているのかもしれません!

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江戸川さんのメニューのお重・丼ページ。「おひつまぶし」が2,000円なら、それほど高いというほどではありませんね。定食類も2,000円前後が平均価格帯のようでした

築150年の呉服店を改築!

江戸川さんのうなぎのお味もかなり満足だったんですが、何よりもその建物の風情がいいんですよ!

もちろん、普段はこんな風に見て周ることも出来ないと思いますが、平日(しかも奈良町界隈のお店が定休となる月曜日)の夕方という、かなりのんびりした時間帯だったこともあってか、少しだけ建物内部をウロウロとさせていただけました。ありがとうございました!

この建物は築150年、明治初期に関家によって建てられ、呉服店を営んでいた宮島家に売却されました。昭和60年に自主廃業した後、売却されて現在の形となりました。印象的な壁面の格子は、その成り立ちを表すように、「糸へん」繊維関連の仕事を生業とすることを表す「糸屋格子(1本の太格子に、2本の細格子)」というスタイルです。

明治期の豪商の邸宅らしく、立派なお庭を眺める和室を中心として、一部にはハイカラな洋間なども設けられており、とてもモダンな雰囲気です。以前はこの建物の裏手に、茶室や庭園などもあったというのですから驚きますね。また、入口脇には、現在も現役で使用されている「箱階段」などもあり、貴重な文化がしっかりと残されていることが分かります。

こんな楽しいものを見せてもらえれば、それだけでうなぎ代の元は取れた気になりますね(笑)

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食後、カメラを取り出してキョロキョロしていたら、スタッフの方に建物内をご案内していただけました!ありがとうございます!

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古い和と新しい和、そしてところどころに洋の技術なども混ぜ合わされて、どこもとてもいい風情です。こんな廊下の脇には、シックな和室などもありました。窓ガラスの歪んだ感じもいいですね!

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前の持ち主が、古民家の一角だけを洋室に改築したという部屋もありました。明治時代の建物に昭和モダン風の洋室、ミスマッチなんですがとてもいい雰囲気でした

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江戸川さんの洋室の風景。特に豪華だという雰囲気でもないのですが、ハイカラでモダンという雰囲気は感じられます

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応接間に通じる戸には、愛山という方の筆による竜虎の絵が。やや薄くて見づらいのですが、これもかなり立派なものだと思います

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江戸川さんにあった階段箪笥(箱階段)。こんなものが普通に残っているだけでも嬉しいのに、今でも実際に使用されているのだそうです!2階席もあるそうですので、ぜひ一度お邪魔してみたいですね!

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入口付近の照明。細部までしっかりと雰囲気を作ってありますね


蔵を改装した『蔵乃間』もシック!

江戸川さんの隣は、軒続きで『酒房 蔵乃間』という飲み屋さんになっています。ここは邸宅の蔵の部分を改装したもので、コチラも少しだけ覗かせてもらえたのですが、いい雰囲気なんですよね。

シックなホテルのラウンジっぽい雰囲気もあって、奈良町散策に疲れたらぜひ立ち寄ってみてください。こんなところで飲めたら、かなりいい気分になれそうですよ!

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江戸川さんと隣接している『酒房 蔵乃間』。ここは以前は蔵だったスペースを改築して、とてもシックなバーに仕上げたお店です

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純日本風の「ミセ蔵」というタイプのものを改築してあり、内部には落ち着いたカウンター席が。この写真は、江戸川さんの店員の方に許可を得て、少しだけ中に入れてもらって撮影しました

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蔵乃間さんには、お庭を眺めながらお酒が飲めるこんな席も用意されています。それほど席数は多くないようですが、こんなところで飲んでみたいですね!

■画像の一覧は【Flickr】でどうぞ。



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江戸川 ならまち店

住所: 奈良県奈良市下御門町43
電話: 0742-20-4400
定休日: 無休
営業時間: 11:00 - 22:00(LO-21:00)
駐車場: 無し
アクセス: JR奈良駅から徒歩20分、近鉄奈良駅から徒歩10分











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