ラーメン『和らーめん いふり』（奈良県広陵町）
※ 2008/12/18 追記
初回の訪問で食べた「塩らーめん」は、正直、私たちの口に合わなかったのですが、1年後に再訪して食べた「熟玉醤油らーめん」は絶品でした！詳しくは以下の記事をご覧ください。
※ 2009/03/20 追記
『和らーめん いふり』さんは、2009年2月28日(土)をもって閉店。2009年春より、東京・立川の「ラーメンスクエア」へ移転されます奈良県広陵町の畿央大学近くに新しくオープンした『和らーめん いふり』さん。雑誌などでその情報を見かけていましたし、絵づら的に非常にそそられる塩ラーメンを食べさせてくれそうでした。自宅近辺ということもあって、相方と二人でフラフラッと出かけてみました。
ここの最大の特徴は「化学調味料は不使用」という点でしょう。
当店では、すべてのメニューにおいて化学調味料は一切使用しておりません。スープは、牛、豚、鶏の骨は一切使用せず、素材が持つ天然の旨みをできるだけ引き出した「和だし」を中心に取り、麺は二段熟成麺を使用しております。厳選した和の素材をふんだんに使用した「いふりの和らーめん」をどうぞご賞味下さいませ。
「塩：ぬちマース」「醤油：丸中醤油」「チャーシュー：熊本産梅肉ポーク」など、徹底的なこだわりがあるそうです。
まだオープンして間もない店舗だけに、店内はとてもキレイです。昼のランチタイムが終わりかけの時間でしたから、客は私たち以外には一人だけでした。
初めてだったので食券を買うときに少し戸惑いましたが、やはり一番自信があると思われる「塩ラーメン（単品なら＠650円）」を選びました。とても空腹だった私はランチメニュー「ぶ・ランチ（塩らーめん＋豚盛り丼 ＠850円）」を、相方は最後を雑炊風に〆るために「ご・ランチ（塩らーめん＋白ご飯 ＠700円）を注文しました。
正直な感想を述べると、今ひとつ･･･という感想でしょうか？
とても上品なスッキリとした味わいの塩ラーメンなのですが、出汁が弱すぎるため、自慢の塩「ぬちマース」の鋭さが舌先に残ってしまうのです。このため、味に奥行きを感じず、薄っぺらい印象が残ってしまいました。
このように感じた原因が化学調味料を使用していないためなのかどうかは分かりませんが、個人的にはもう少しコクを感じさせて欲しかったです。「アナタの舌が化学調味料で鈍ってるからだ」と言われれば、確かにその通りなんですけどね（笑）
また、最後にスープの中にご飯を入れて食べてみたのですが、これもちょっと物足りないですね。スープ自体が上品過ぎるというのもありますが、これ単体でご飯を美味しくいただけるというパワーはありません。別途「ご飯・海苔・ネギ・水菜」の雑炊用セットがあるようですので、コチラならまた具合は変わってくるのかもしれませんが･･･。ただし、「ここに卵を追加したら美味しくなるかも！」という気はしますね。
･･･と厳しいことばかり言うのではありません。別にフォローするワケじゃありませんが、ここの細かく縮れた細麺はしっかりとコシもあって、非常に美味しかったです！ 言い方は良くないですが、ちょっとスナック風（？）な感じがするほど、独特でイケてます。だからこそ、なおのこと残念です･･･。
結局、二人とも同じような意見で、帰り道には「畿央大学の脇なんだから、もうちょっとパンチがある味の方が流行るんじゃね？」などと勝手なことを語りながら帰ってきました（笑）
ネット上の反応を見てみても、「大好き！」から「最悪！」まで様々に意見が分かれているようですので、口に合う方には堪らない味なのかもしれませんね。
化学調味料を一切使わない、和風アッサリ系の塩ラーメン。スープは私の口に合いませんでしたが、縮れた細麺はいいですね！この麺はまた食べたくなります。
相方は後で雑炊風にして食べるために白ご飯を。スープにいれてみたのですが、やっぱりちょっと弱すぎるような･･･
お店の外観です。関西ではお馴染みの「あまから手帖」に掲載されたという張り紙が。
カウンターの中。ピカピカですね。この野球帽の方と、もう一人はバーテンダーさん風の初老の紳士のお二人でした。ご家族のようです。
「後入れご飯（雑炊用）」というものも用意されています（＠170円）。
完食しました！ただし、完全に満足したとは言い難い結果に･･･
■和らーめん いふり（ラーメン店）
住 所：奈良県北葛城郡広陵町馬見中5丁目1-26
定休日：水曜日
営業時間：平日 11:30～14:30、18:00～22:00
土・日・祝 11:30～15:00、18:00～22:00
駐車場：8台分
