見事な『仏隆寺(ぶつりゅうじ)』の彼岸花
「室生寺」へ行った帰りにちょっと足を伸ばして、山の裏側にある『仏隆寺(ぶつりゅうじ)』(または佛隆寺)へ行ってきました。
ここは元々は、室生寺の末寺として、850年に空海の高弟・堅恵(けんね)が創建したという古刹です。また、空海が唐から持ち帰った最古のお茶を栽培した「大和茶発祥の地」なのだそうです。
※ 2011/09/27 追記
仏隆寺の彼岸花については、こちらの記事がより詳しくなっていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
仏隆寺の「大和三名段」の一つとされる石段の両脇には、ビッシリと彼岸花が咲き乱れます。この日はまだ時期が早かったため、五分咲き以下でしたが、それでもなかなかの眺めでした
室生寺近くの小さな「花のお寺」
ここに関しては、建物や仏像がどうのというタイプのお寺ではありません。どちらかと言うと「花のお寺」という印象で、
・GW頃のサクラ。樹齢900年といわれる桜の古木が有名です
・9月頃には、197段の石段の両脇に彼岸花が咲き乱れます
とのこと。正直なところ、私はお花にはほとんど興味が無い人間なので、あまり嬉しいワケでもないのですが、大きなカメラを手にした中高年の方々が、彼岸花とそこに落ちる夕日を撮影するために大勢いらっしゃってました。
ウチの相方も何枚も撮影していたんですが、彼岸花の最盛期には少しだけ遅めでした。また、もう夕暮れでしたので、画像全体が少し薄暗く、お寺などはほとんど撮影できていません。仕方ありませんので、昨年の春頃にここに来た時の画像を掲載しておきますが、順番は入れ子になっていますので、季節感がバラバラです(笑)
「彼岸花に仏像」とか、写真撮影が目的の方には人気の高いお寺ですね。ただし、ここ単体で見にいくようなところでも無いと思いますので、室生寺・大野寺などに来た際に行ってみるのもいいかもしれません。私も今度こそ桜が満開の時期に行ってみたいと思います。
仏隆寺のこじんまりとした門。これは昨年行った時の画像です。
197段の石段。「大和三名段」の一つとされるらしいのですが、他の2つは・・・
境内の中。子供用の自転車なども見えてしまって、なかなか生活感があって・・・
これは本堂です(2006年)
樹齢900年といわれる桜の巨木(県の天然記念物)。残念ながら桜が散った後の画像です。
仏隆寺の石段上から眺めた彼岸花。
仏隆寺の彼岸花アップ
夕日その2。彼岸花と夕日を同時にカメラに収めようと、大きなカメラを構えた中高年の方が沢山いらっしゃいました。
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■画像の一覧は【Flickr】でどうぞ。
■仏隆寺(ぶつりゅうじ)
HP: なし
住所: 奈良県宇陀市榛原区赤埴1684
電話: 0745-82-2714
宗派: 真言宗室生寺派
本尊: 十一面観音
創建: 850年
開基: 賢恵
拝観料: 100円
拝観時間: 不明
駐車場: 無料駐車場が数台分
アクセス: 近鉄大阪線「榛原駅」より、奈良交通バス「高井」下車、徒歩約30分
※GW頃のサクラ、9月頃の彼岸花が有名です