2016-09-25

吉野路の見事なヒガンバナの群生!@世尊寺(大淀町)

吉野路の見事なヒガンバナの群生!@世尊寺(大淀町)

聖徳太子建立48ヶ寺の一つとされる国指定史跡「比曽寺跡」に建つ、大淀町の『世尊寺』で、秋らしい彼岸花(ひがんばな)の群生を見てきました。中門の脇と本堂裏手で見られますが、それぞれ時期が違っていて長く楽しめそうです。本堂の仏さまもとても素敵ですので、ぜひお参りください!


のどかな境内に真っ赤なヒガンバナ

吉野郡大淀町にある『世尊寺(せそんじ)』。聖徳太子建立の48ヶ寺の一つがこの地に建立され、寺名を吉野寺→比蘇寺→現光寺→栗天奉寺→世尊寺と変遷しながら営まれてきました。現在は国指定史跡「比曽寺跡(ひそでらあと)」として登録されています。

7世紀後半の飛鳥時代には寺院が存在しており、後の時代には金峯山寺へ詣でる「吉野詣」の重要な拠点となったとされるなど、歴史上とても重要な位置を占める寺院です。

この日は、世尊寺境内で見られるという「彼岸花(ひがんばな)」を愛でるために行ってみました。山門をくぐって右手と本堂裏、2箇所ほど彼岸花が群生しています。


彼岸花@世尊寺(大淀町)-01

吉野郡大淀町の『世尊寺』山門。街道沿いののどかな雰囲気の禅寺(曹洞宗)です。古代から中世にかけて、壷阪寺から比蘇寺を経て金峯山寺へと仏寺を詣でる「吉野詣」が盛んでした。宇多上皇や藤原道長などもこの地を訪れていたそうです

彼岸花@世尊寺(大淀町)-02
中門の前にある境内図。古くは東西の三重塔が建っており、東塔は1594年に豊臣秀吉によって伏見城に移築されました。さらには、1601年に滋賀・三井寺へ移され、今なお現存しています。彼岸花が見られるのは、西塔跡の脇と本堂の裏手です

彼岸花@世尊寺(大淀町)-03
こちらは西塔跡。かつての繁栄が忍ばれると同時に、今ではすっかり苔むしていて、ぐっときます

彼岸花@世尊寺(大淀町)-04
その脇にある彼岸花の群生。普段は田んぼの畦道などに植わっている姿を見ることが多いため、こうしてまとまって咲く様子はあまり見た記憶がありません。ちょうどピークごろで、見ごたえがありました

彼岸花@世尊寺(大淀町)-05

彼岸花@世尊寺(大淀町)-06


本堂裏手のヒガンバナ群生地はやや遅め

彼岸花@世尊寺(大淀町)-07
向かって右手が世尊寺の「本堂」、左手が「太子堂」です。ご本尊は日本書紀にも登場する霊木から彫られた「阿弥陀如来坐像」(国重文)。穏やかに微笑まれていて「吉野路の微笑仏」とも呼ばれています。また、すぐ隣のお座敷に立つ像高2.18mの巨像「十一面観世音菩薩立像」(県指定文化財)も迫力あります!ぜひ本堂も拝観してみてください

彼岸花@世尊寺(大淀町)-08
本堂の裏手には、聖徳太子の御手植えと伝わる「壇上桜」が植わっています。その前にあるのは、1688年にこの地に立ち寄った松尾芭蕉の句碑。満開の桜を見て「世にさかる 花にも念仏 まうしけり」と詠みました。桜が満開のときにも訪れてみたいですね

彼岸花@世尊寺(大淀町)-09
この壇上桜のすぐ脇には、より大きな彼岸花の群生地があります。しかし、ここはまだ手前の一部しか開花しておらず、見頃はまだ先のようでした

彼岸花@世尊寺(大淀町)-10
一面のヒガンバナ。周辺部分から咲いてきて、中央の部分はまだ開花していませんでした。とくに日当たりが悪いわけでもありませんので、不思議でした。端にあるコスモスも花開いてきていました

彼岸花@世尊寺(大淀町)-12
鮮やかな赤いヒガンバナ。秋の奈良、秋のお寺さんにはよく似合いますね!

彼岸花@世尊寺(大淀町)-11

彼岸花@世尊寺(大淀町)-13



■世尊寺(比曽寺跡)

HP: 参考サイト(大淀町役場)
住所: 奈良県吉野郡大淀町比曽762
電話: 0746-32-5976
宗派: 曹洞宗
本尊: 阿弥陀如来
創建: 7世紀ごろ
開基: 聖徳太子
拝観料: 300円
駐車場: 無料駐車場あり
アクセス: 近鉄吉野線「六田駅」または「大和上市駅」下車、徒歩約40分(タクシーで約7分)


■参考にさせていただきました

[国指定 史跡]比曽寺跡/世尊寺太子堂/木造十一面観音立像 | 大淀町役場
世尊寺 (奈良県大淀町) - Wikipedia
世尊寺の彼岸花 : GOOD LUCK


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