2015-08-08

古代ロマンのかき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)

古代ロマンのかき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)

人気の雑貨店フルコトさんの2号店となる、雑貨カフェ&BAR『ことのまあかり』さん。夏メニューの「削氷(けずりひ)」(=かき氷)が登場し人気となっています。「長屋王削氷」「橘三千代削氷」など、古代にちなんだ内容となっていて、店主さんたちの愛情が感じられます。ますます奈良のかき氷が盛り上がってきますね!


奈良風銘柄のお酒も飲めるお店です

奈良きたまちの『旅とくらしの玉手箱 フルコト』さんの2号店として営業中の『ことのまあかり』さん(TwitterFacebook)。

オープンから何度かお邪魔していますが、この日は『なら燈花会』開催期間の点灯時間の前ということもあって、店内はほぼ満席状態が続いていました。

雑貨カフェ&BAR『ことのまあかり』@奈良市-01
これは以前に撮った写真です。小西さくら通り商店街の一角で営業中の、フルコト2号店『ことのまあかり』さん。ブティックの2階部分になり、以前『可否茶座アカダマ』さんがあった場所と言ったほうが分かりやすいかもしれません

雑貨カフェ&BAR『ことのまあかり』@奈良市-04
店内の様子。この日は満席で店内写真など撮っている余裕もなかったので、これも以前の写真です。手前が雑貨類の販売スペースで、奥が喫茶スペースになっています。さすがフルコトさんのお店だけに、他では手に入らないユニークなアイテムが多数並んでいます


古代リスペクトのかき氷『削氷』各種

私たちもふくめ、大多数のお客さんのお目当ては、7月末から始まった「削氷(けずりひ)」(=かき氷)です。

マニアックなこの方たちの考えるかき氷ですから、もちろんどこにでもあるような普通のものではなく、古代へのリスペクトと妄想があふれる、スペシャルメニューになっています!

(※夕方の店内はやや薄暗かったため、写真写りは今ひとつですが、どうぞご容赦ください。実際にはもっと美味しそうなルックスですよ!)


かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-01

私たちがいただいた「長屋王削氷」(@650円)のメニュー写真。個人で氷室(古代の氷の貯蔵庫)を持っていたり、氷の販売までしていたという古代貴族・長屋王(ながやおう)へのリスペクトをこめたメニュー名です。フワフワの氷に、古代は薬として服されていた「はちみつ」と、その時代から味わっていたであろう「ミルク」をかけたものです

かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-02
見た目はシンプルですが、どこか懐かしく落ち着くお味でした。また、使用する氷は、地元・奈良の氷屋さん『日乃出製氷』さんのものを使用。スプーンも、フルコトさんでお馴染みの「発掘調査スコップスプーン」を使用しています!

かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-03
「橘三千代削氷」(@650円)は、藤原不比等の妻であり、光明皇后の母、古代のキャリアウーマン「橘三千代(たちばなみちよ)」。橘の名前にちなみ、柑橘系シロップを使用しています。シロップは日によって内容が変わるとか。プラス50円でミルクシロップの追加もできます

かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-05
友人が食べていた「橘三千代削氷」。この日は蜜柑の爽やかな酸味と甘味の濃厚シロップでした。少しもらいましたが、味わいがくっきりとしていて濃厚。ベタベタした工業製品っぽいシロップとはまったく別物で美味しかったです!

かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-04
「いちびこ削氷」(@650円)は、イチゴ味のシロップがかかったもの。日本書紀の雄略天皇紀にある「いちびこの丘、誉田陵」という記述があり、大阪の応神天皇陵のあたりに、たくさんのイチゴがなっていたことが記されているところからのイメージだとか

かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-06
これが「いちびこ削氷」。こちらも一口だけいただきましたが、爽やかで鮮烈ながら、とてもやさしいお味でした。ちゃんといい素材を使っているのが伝わってくるようです。こちらもプラス50円でミルクシロップが追加できます

かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-07
削氷メニューは「五條の梅削氷」(@650円)もあります。梅は、奈良時代に唐から渡ってきた木で、万葉集にもその花の美しさを愛でる歌が多数詠まれています。そんな古代の人たちの気分になって味わいたいですね!

かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-08
また、ちょっと驚いたのが、この「まくわうりセット」(@650円)。シャキッとした食感でメロンのような甘みのあるまくわうり。縄文時代ごろから食されていて、正倉院文書の中にも売買されていた記録が残っているとか。古代の須恵器を再現した高坏(たかつき)で供されます!

かき氷『削氷』@ことのまあかり(奈良市)-09
また、「吉野のくずもち」(単品@550円、セット@850円)といったメニューも。ユニークな一捻りしたものも多いのですが、食べやすいメニューもいくつもあります。気軽にぜひ!



■ことのまあかり

HP: http://www.furukoto.org/kotonomaakari/
Twitter: @kotonomaakari
Facebook: ことのまあかり

住所: 奈良県奈良市小西町2 2F
電話: 0742-26-3755(代・フルコト)
定休日: 火曜日
営業時間: 月水木 14:00-20:00、金土日 11:00-21:00
駐車場: なし
アクセス: 近鉄奈良駅より徒歩2分ほど


■参考にさせていただきました

老舗喫茶店が、奈良愛10割増しで復活! - ニュース(News) | 関西を24時間遊べるウェブマガジン『Lmaga.jp』


●【食べログ】の該当ページへ

ことのま あかり - 近鉄奈良/カフェ [食べログ]


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