中川政七商店さんの新ブランド『日本市』@奈良三条店
奈良市の三条通沿いにオープンした、中川政七商店さんの新ブランドショップ『日本市 奈良三条店』さん。コンセプトは「日本の土産もの」。奈良だけではなく、全国の特産品や工芸品から大人が欲しくなるような土産ものを集めています。素敵な和テイストの商品が並び、さすがですね!
富士山や達磨など、素敵な和雑貨が並びます
奈良市の三条通り沿いに2013年10月にオープンしたショップ『日本市 奈良三条店』さん。奈良を代表する企業となった『中川政七商店』さんの新業態で、東京都内に3店舗を展開し、地元・奈良で関西初出店を果たしました。
明るくゆったりとした店内には、奈良のものに限らず、日本各地の素敵な和テイストの商品が並び、観て歩くだけでとても楽しかったです。
奈良駅近くの三条通にオープンした『日本市 奈良三条店』さん。上層がマンションになっており、1階部分をすべて同店が使用しています。場所は、南都銀行さんの斜向かいくらい。それほど遠くない距離に『遊中川 本店』もあります
店内の様子。明るく広々。ゆったりとしていて、見て回りやすいです
日本市のコンセプトは「日本の土産もの」
同社では、遊中川ブランドでは「日本の布ぬの」、粋更ブランドでは「美しい暮らし」、中川政七商店ブランドでは「暮らしの道具」など、ブランドごとの展開をしています。
日本市ブランドのコンセプトは「日本の土産もの」。奈良だけではなく、全国の特産品や工芸品などから、季節感のある和雑貨、富士山などの縁起物や郷土玩具をモチーフにした商品などを展開し、お土産業界の地産地消モデルの確立を目指しているのだとか。
きっかけはお土産ものとしての工芸品が売れない現状を何とかしたいという思いです。
そもそも「みやげ」とは「知人や縁者に配る目的で旅行先などで買い求めるその土地にちなむ品物のこと」で、その語源は(諸説ありますが)お伊勢参りの「宮笥(みやげ)」に由来すると言われています。
しかし現状は、その土地で作られたものはほとんどなく、どこに行っても同じような商品(キャラクターものなど)やモラルもレベルも低いお土産工芸品しかなく、旅行者も買うものがない、さらに言えば心あるお土産ものやさんが地元の良いお土産工芸品を売ろうと思ってもそれに耐えうる商品がないという状況です。
結果、地元の小規模な工芸メーカーもお土産ものやさんも疲弊しています。
そこで中川政七商店が小規模工芸メーカーに対して企画とデザインを提供し良いお土産工芸品を作ってもらいそれを買い上げます。またお土産ものやさんにはその土地のかつ限定感のある商品を卸します。そうすることで双方が幸せになるという仕組みです。(もちろん結果的に旅行者も「本当のみやげ」品が買えてうれしいわけです。)
店内を見ていくと、中川政七商店さんらしい奈良モチーフのアイテムも数多く並んでいますが、それと同時に、縁起の良さそうな富士山や達磨などがデザインされたものも揃っています。確かにいずれも「洗練されたお土産物」といえるもので、大人が欲しくなるクオリティですね。
大仏印の「奈良ふきん」とともに、奈良三条店限定の「鹿のおせんべい」が積まれていました。人間が食べる人間専用の鹿せんべいなんて、お土産にいいですよね
和柄の手ぬぐいや日本市オリジナルのカップなど
「くつした編み体験」もできます!靴下を編む機械を手動用に改良し、筒状に編まれていく様子が観られるそうです
靴下の一大産地である広陵町のメーカーと開発した、高機能なくつしたブランド「2&9」の商品もずらり。手前のマップは、奈良県内のお土産物を示した「奈良土産モノ分布図」です
奈良県産のドライフルーツや大和茶など。紅白の模様が日本のハレを感じさせますね
中川政七商店さんといえばこれでしょう。手績み手織りの麻織物を使用したふきんのコーナーも充実しています!手前に水場を設けてありましたので、ここでふきんを濡らしたり絞ったりを体験できるんでしょう
日本市さんの店内写真をご紹介しておきます
奈良愛あふれる「日本市瓦版」など、店内での配布物。感動したのが、手前の切手型ショップカードです(詳しくはこちら)!切手シートの手触りそのままで、ミシン目も。裏には一枚一枚にショップ情報が掲載されています。凝ってて面白い!さすがです!
■日本市 奈良三条店
HP: http://www.yu-nakagawa.co.jp/p/213
住所: 奈良県奈良市角振新屋町1-1 ファインフラッツ奈良町三条1F
電話: 0742-23-5650
営業時間: 10:00 - 19:00
駐車場: 無し(近隣の有料Pを利用)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩5分ほど
通販ページ: http://www.nakagawa-masashichi.jp/
Twitter: @masa7_n
Facebook: https://www.facebook.com/nakagawa.masashichi
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