2013-07-19

満足度高めでお得な温泉宿『大江戸温泉物語 伊勢志摩』

満足度高めでお得な温泉宿『大江戸温泉物語 伊勢志摩』

奥さんの両親たちと伊勢方面へ旅行した際に、お台場の温泉テーマパークの系列の『大江戸温泉物語 伊勢志摩』へ宿泊しました。経営破綻した旅館を再建したもので、オーシャンビューのお部屋とお風呂も素晴らしいですし、料金もリーズナブルで、かなり満足度の高いお宿でした。伊勢神宮などからはやや距離がありますが、オススメです!


日本全国の旅館の再生も手がけています

東京お台場の入浴施設を運営する「大江戸温泉物語」さん(Wikipedia)。東京の観光スポットに登場した温泉テーマパークとして話題になっており、早くもオープンから10週年を迎えたそうです。

そんな大江戸温泉物語グループで、日本全国に30軒近くの宿泊施設を展開しているのをご存知でしょうか?

2007年から、全国で経営破綻した温泉施設を買収するなどし、山代・片山津・あわら・きのさき・下呂・あたみ・伊香保・鬼怒川・伊東など、そのネットワークは全国的に広がっています。大江戸温泉物語というと、アミューズメント性のある日帰り入浴の温泉施設を連想しますが、ちゃんとした旅館を最新の経営手法で再生させているのです。

この日、私たちは「伊勢神宮」などへお参りするため、奥さん・その両親・私の大人4名で伊勢方面へ向かいました。その際に宿泊先として選んだのが、『大江戸温泉物語 伊勢志摩』です。

ここのオープンは2012年8月、以前は「旅情館 紫光」という旅館だったとか。ですから、日帰り入浴の施設でも、簡易ベッドで仮眠できるサウナでもありません。ちゃんとした旅館なんですよ!


『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-01

大江戸温泉物語 伊勢志摩』の外観。経営が変わり、2012年8月から現体制で営業しています。最寄りの近鉄「鵜方駅」からは送迎バス(約25分。要予約)が出ています

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-02
入ってすぐのロビーでは、こんな賑やかな顔ハメが出迎えてくれます


最安の日と条件なら1泊2食付き「6,700円」!

大江戸温泉物語 伊勢志摩』は、英虞湾を望む浜島温泉に位置しています。伊勢神宮からは、距離にして約30km、車で50分ほど離れてしまいますので、やや不便にも感じますが、その分だけお安いのが魅力です。

もっともお安いパターンでは、1泊2食バイキングプランで「6,700円」です(平日・大人4名で1室を使った場合)。素泊まりのビジネスホテル並のお値段で2食付くんですから、これはいいですね(料金・営業時間など)。

もちろん、週末やトップシーズンにはお値段が上がりますし、人数が1室4名以下になると少しずつお高くなりますから注意が必要ですが、それでもインパクトのあるお値段です。

もちろん、老舗旅館とは違い、いたるところにコストダウンの努力の跡が感じられます。これを風情がないと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはまったく気になりませんでした。立地の良さなどを活かしつつ、過度なサービスを廃してその分だけ料金をお安くする方向性と割りきってしまえば、こんなありがたいことはありませんね。


『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-03

まず宿泊受付を済ませ、カウンターの脇に置いてある浴衣を選びます。お客さんに選ばせるという楽しみを与えつつ、自然にセルフにして手間を減らしているんですね

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-04
浴衣コーナーの一角には、お子さん用の「忍者衣装レンタル」がありました。通常は1,000円ですが、この日は平日だったためか半額の500円!お子さんも喜ぶでしょうし、せっかくの家族旅行ですから、そのくらいは払ってもいいかと思っちゃいますよね

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-05
客室の廊下部分。決して新しいものではありませんが、特に不快になったりするようなことも全くありませんでした

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-06
客室の天井。少し前までよくあったタイプですね。部屋に入ったら、まだ明るい時間なのにお布団が敷いてあったそうです(笑)(部屋の様子など

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-07
そんなお部屋から、素晴らしいオーシャンビューが!目の前が英虞湾です。建物の両側ではなく、片側だけに客室がある作りでしたので、(おそらく)全室が海に面していると思います。この料金でこんな眺めのお部屋なんて、なかなか泊まれるものではありませんね

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-08
真っ青な海と空!部屋は6階だったため、こんなに美しく遠くまで見晴らせました

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-09
湾の手前側には、桟橋や養殖設備なども。行き来する舟もごくわずかで、ほとんど波も立たないくらいでした。私も今やすっかり奈良県民ですから、海を眺めているだけで珍しくて楽しいですね

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-10
そうして海を眺めていたら、海上に突然のにわか雨が降りだして、目の前に二重の虹がかかりました!

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-11
こちらは逆の端。こんな至近距離で虹が見られるなんて(しかも二重の虹!)、ものすごくラッキーでした。ちなみに、露天風呂も海に面していますので、お風呂に入りながら虹を見るなんて贅沢な体験もできました


お風呂もオーシャンビュー!時間つぶしの設備も

大江戸温泉物語 伊勢志摩』は、余計なサービスを削っただけではなく、お子さんたち(と私のような大人)が喜ぶような渋い設備も整っています。

正直なところ、温泉地の旅館へ泊まっても、やることは「お風呂に入ること」しか無いケースがほとんどでしょう。ここの周辺も同様で、特に遊ぶ場所もありませんし(近くにコンビニはありました)、夜は退屈しそうな雰囲気もありました。

しかし、ゲームコーナー・ネットコーナーはもちろん、卓球やカラオケ、そしてマンガコーナーまであって、ちょっとした時間潰しもできます。決して珍しい設備ではありませんが、こんなのがあるだけで安心感がありますね(施設など)。

もちろん、温泉も素晴らしいですし(温泉について)、これならだいぶのんびり出来そうです。


『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-12

館内の案内。最寄りのコンビニもそれほど遠くありませんが、周りには華やかな温泉街などはありません。館内に個人的に必要だと思うヒマ潰しの手段が揃っていて助かります。

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-13
温泉を入り口から見たところ。ここもオーシャンビューです!泉質はとても穏やかで、サウナも露天風呂もあります。夜は24時まで、翌朝は5時から入れますので、この日は何度も浴びてきました

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-14
マンガコーナー。蔵書数は5,000冊だとか。さすがの私もこんなところで一泊して漫画を読もうとは思いませんが、お子さんの暇つぶしにはちょうどいいでしょう

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-15
ゲームコーナー。カラオケもありますし、卓球台も2台あります(無料・要予約)


バイキング形式の食事も大満足でした!

食事は基本的にバイキング形式ですが、これも予想以上に美味しかったです(食事など)。

料理人が目の前で料理するライブキッチンになっていて、見た目も楽しいですし、お子さんからお年寄りまで好きなものが食べられるのがいいですね。お刺身や焼き魚、ステーキに伊勢うどんなどもありますし、デザートも豊富ですし、自分でチョコファウンテンなども出来ます。ビールなどはさすがに別料金ですが、それ以外はほとんど料金に含まれているのがいいですね。

基本的に、私などはどんなお料理でも美味しくいただけるタイプの人間なんですが、義父と義母は舌が肥えた味にうるさい方たちです。そんな二人でも、ここの食事にはまったく文句はなかったようですから、立派なものだと思います。全体的にこの料金でこの内容なら大満足ですね。

なお、料金がお安いこともあって、なかなか予約が取りづらいようです。しかし、実は私たちが宿泊した日も、ネット予約では満室になっていましたが、電話したらすんなり予約できました。キャンセルも発生していると思いますので、ネットだけではなく、電話してみるといいかもしれませんね。


『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-16

レストラン「美厨」の様子。料理人が目の前で料理するライブキッチンになっていて、バイキング形式で好きなだけ食べられます。席数も多いですし、窓側には海を眺めながら食べられる席もあります

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-17
伊勢志摩らしく、夜はお刺身、朝は干物など、海の幸が豊富でした。また、焼きたてのお肉も美味しかったですし、思った以上に満足度は高いですね。お子さんからお年寄りまでみんなが満足できると思います

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-18
私たちの食べたものの例。夕食はお刺身を中心に(ビールはもちろん別料金です)。お刺身の美味しさは十分に合格点。お肉とか煮物とか、あまり期待していなかったものが想像以上に美味しかったりするのも面白かったです

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-19
夕食バイキングの第2ラウンド

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-20
朝食バイキングの和食バージョン!干物が美味しかった!

『大江戸温泉物語 伊勢志摩』@三重県志摩市-21
朝食バイキングの洋食バージョン(ウチの奥さんの作)。旅館で食べる朝食って、何よりも美味しいですよね(笑)



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■大江戸温泉物語 伊勢志摩

HP: http://www.ooedoonsen.jp/shukuhaku/iseshima/index.html
住所: 三重県志摩市浜島町浜島1035
電話: 0599-54-1126
時間: チェックイン 15:00、チェックアウト 11:00
駐車場: 無料
アクセス: 近鉄「鵜方駅」から無料送迎バスあり(要事前予約)

※実際にお邪魔したのは「2013年7月8日」でした






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