2013-03-08

『奈良ドリームランド』跡地を外から観てきました

『奈良ドリームランド』跡地を外から観てきました

奈良市法蓮にある『奈良ドリームランド』跡地(2006年に閉園)は、現在も跡地の利用方法が決まらず、ほぼ閉園当時そのままの状態になっています。これまでもよく正門前から遠目に観ていたのですが、アトラクションのすぐ近くを通る道路があることを初めて知ったため、フェンスの外から何枚か写真を撮って来ました。閉鎖になったレジャー施設の物悲しさが伝わってきます。


正門側からだと遠目にしか見えませんが…

2006年に閉園した『奈良ドリームランド』(Wikipedia)。ほんの少し前に、県境を挟んで近くにある『木津南配水池』(外観がバベルの塔のようなんです)を観に行った際にこの前を通り、何枚か写真を掲載しています。

この奈良ドリームランドという遊園地は、日本ドリーム観光の松尾國三氏の熱意によって、1961年7月1日に開業したそうです。Wikipediaを見てみると、ウォルト・ディズニーまで登場する、壮大なロマンあふれる開業エピソードが紹介されています。


松尾國三がアメリカ・アナハイムにあるディズニーランドに感激し、ウォルト・ディズニーに直接面会し日本に誘致しようとした事が建設のきっかけである。当初、ウォルトは本気に受け取っておらず、「その時が来たら力になる。」と返事。しかし松尾が技術者を連れて再び訪れた事で松尾の熱意に打たれたウォルトは、ディズニーランドのノウハウを無償で与え、建設時にもディズニーランド側から技術者を派遣させたという。なお、この無償のノウハウ提供と技術者派遣は日本にディズニーランドを作る目的ではなく、あくまでも日本人が日本に独自の遊園地を作ることに協力するという目的であった。

奈良ドリームランド側が一方的にディズニーランドを名乗るためにディズニー側と交渉したが、無論ディズニー側にはそんなつもりもなく、東京ディズニーランド建設の経緯から分かるように、細部にまでディズニーの「イマジニア」がデザイン・設計するこだわりがあるように、ノウハウ提供・一部での技術協力のみで作られたパークがディズニーランドと名乗ることなど無かったのである。一方、パーク側によればフランチャイズ契約交渉にはこぎ着けたが、フィー(契約料)で折り合わず破談になったという。


そんな夢の国も2006年に閉園。現在も跡地の利用方法が決まらず、荒れ果てたままになっています。敷地内へは立入禁止ですので中に入ったりはできませんが、遠くからその姿を眺めることはできます。


奈良ドリームランド跡地-01

2006年に閉園したままとなっている『奈良ドリームランド』の入口部分。幹線道路である44号線に面していて、近くには奈良市鴻ノ池陸上競技場・奈良テレビ放送本社などがあります

奈良ドリームランド跡地-02
遠くに遊園地のアトラクションの跡が見えます。雑草の茂り方、鉄の錆び方は、明らかに廃墟のそれですね


「木製コースターASKA」も間近に観えます

…と、いつもこの位置から奈良ドリームランド跡地を眺めていて、ここ以外の場所から園内を見ることは全く考えていませんでしたが、実はこの敷地をグルリと一周する道路があり、園内の様子が意外とはっきりと見えることをご存知でしたか?



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実は私、この辺りはほぼ土地勘がありませんから、カーナビの気まぐれでここを走らされて、初めてこんな道路があることに気づきました(笑)

この日通ったのは、44号線と並行して走っている道路で、黒髪山稲荷神社~奈良市鴻ノ池球場の間の数百メートルくらいです。周囲を一周すらしていませんが(次回は必ず一周してきます)、大きな木製コースターがそのままの状態で残されているのが見えたりしました。

今はもう動くことのない遊園地が醸し出す物悲しさは、十分に伝わって来ました。フェンスの外から眺めるだけですが、奈良ドリームランドを懐かしむ方や、廃墟の雰囲気がお好きな方は、この道路を走ってみるといいかもしれませんね。


奈良ドリームランド跡地-03

フェンス越しに見えるジェットコースター。おそらく「木製コースターASKA」でしょう。閉園から7年近く経ちますが、まだそのまんまなんですね

奈良ドリームランド跡地-04

奈良ドリームランド跡地-05
人間が作った木製のコースはそのままでも使えそうに見えますが、周りに生い茂った雑草たちは時の流れが感じられますね

奈良ドリームランド跡地-06
青空をバックに

奈良ドリームランド跡地-07
奈良ドリームランド時代の立て看板が、裏返されて今でも利用されていました。裏側から見ると切ないですね

奈良ドリームランド跡地-09
東側(44号線側)の正面入口方面を見たところ。地元の方には普通の生活道路なのかもしれませんが、こんな道があったんですね。違ったアングルから見られて新鮮でした

奈良ドリームランド跡地-08
同じ位置から少し北側を見たところ。広々とした駐車場や、レストランなどが入っていたと思われる建物があります

奈良ドリームランド跡地-10
園内を一周する鉄道の駅舎。洋風のレンガ造りを模した可愛らしい建物です。駅名の看板には「夢の国」の文字がありますが、窓ガラスは破れ、時計は7時20分で止まっています。残酷な現実です



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■奈良ドリームランド跡地

HP: 参考サイト(Wikipedia)
住所: 奈良県奈良市法蓮佐保山2-1-1

※奈良ドリームランドと同じ、日本ドリーム観光株式会社が作った遊園地「横浜ドリームランド」(Wikipedia)の項目も、ぜひ合わせてご覧ください。


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 【『奈良ドリームランド』跡地を外から観てきました】へのコメント
Mahoroba  13-03-15 21:20

この道よく通るのですが、車を止めて園内を見ることはなかったので

木製コースター以外の写真の景色は初めて見ました。

木製コースターもいつか崩れ落ちるんだろうなぁ、、、心配しながら

通っています。

naka  13-03-16 20:17

>Mahorobaさん

普段から通り慣れている方にとっては、今さらはそんなに興味を示すようなものではないでしょうからね。私は初めてだったので、かなりテンションが上りました(笑)。本当に木製コースターが崩壊する前に、次の活用方法が決まればいいんですが、どうなることやら…ですよね





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