2010-09-18

塩分濃い目の小さな温泉『西吉野きすみ館』@五條市

塩分濃い目の小さな温泉『西吉野きすみ館』@五條市

そろそろ少しだけ涼しくなってきたため、まだ行ったことが無かった西吉野温泉の『西吉野きすみ館』へ行ってみました。施設はかなり小さめですが、塩分濃い目のいいお湯が堪能できました。


五條市(旧西吉野村)のセミナーハウス

五條市(旧吉野郡西吉野村)にある『西吉野きすみ館』は、国道168号線から、脇の道を1kmほど進んだところにある、セミナーハウスを兼ねた温泉施設です。梅で有名な賀名生(あのう)に近く、十津川ほどは遠くありませんので、比較的利用しやすい場所だといえるかもしれません。

道順はちょっと分かりづらいですが、それほど険しいこともありませんので、運転が苦手な方でも(恐らく)大丈夫でしょう。

この日は、週末の昼下がりに伺いましたが、地元のお客さんはもちろん、たくさんのランナーズクラブの方たちらしき団体さんが来館していました。秋から始まるマラソンシーズンに向けて、山合宿を行っていたんでしょう。


西吉野きすみ館@五條市-01

五條市(旧吉野郡西吉野村)にある温泉施設『西吉野きすみ館』。セミナーハウスになっていて、すぐ隣にはテニスコートもありました。規模の大きな温泉施設ではありませんが、この日は地元の入浴客とともに、ランニングクラブらしき方たちが多数いらっしゃっていました

西吉野きすみ館@五條市-02
建物のすぐ脇には、テニスコートが。ネットは張られていませんでしたが、ちゃんと利用できる状態だったと思います

西吉野きすみ館@五條市-03
温泉の由来についての説明書き。湯元は古くから「塩河原」と呼ばれるほど塩分を多く含む地下水が湧く地域で、南北朝時代には天皇が、幕末には天誅組が訪れた歴史もあるそうです。疲労回復・神経痛などに効能があるとか


施設は小さめ。お湯は塩分濃い目です

西吉野温泉については、ホームページにこのような説明がありました。

 西吉野温泉の歴史は古く、南北朝の時代には吉野へ向かわれる途中の天皇が立ち寄られ、旅の疲れを癒されたということが伝わっています。  湯元はここからさらに1キロメートルほど南の丹生川支流の河川にこんこんと湧き出ています。この地名は、塩川原と呼ばれているとおり、温泉の泉質は、塩分を多く含み、やわらかく、リウマチや神経痛、疲労回復に効果があります。  幕末の頃から温泉宿が幾つか並び、街道を往来する旅人の良い宿場となっていました。現在でもファミリーの快適な宿泊として、四季を通じて人気を集めています。

温泉のお湯は、確かにかなり塩分が多めで塩辛いほど。しかし、肌がピリピリとするほどの強さではなく、お風呂上りには肌がツルツルになっていました。温泉の好みは人それぞれだと思いますが、私が好きなタイプの泉質でした。また、温泉の建物も八角形のこうもり傘のようなドーム型で、なかなか面白い造りになっています。

ただし、施設自体は小ぢんまりとしていて、打たせ湯・主浴槽・小さなジャグジー・サウナと、これだけです。水風呂や露天風呂もありませんし、入浴料金が600円ということを考えると、ややお高い感じもしました。

ロビーなどは広々として清潔ですし、座敷もありますので、ドライブ帰りなどにはちょうどいいでしょう。興味のある方はどうぞ!


西吉野きすみ館@五條市-04

西吉野きすみ館の入口部分を建物内から見たところ。建物自体はそれほど古くないと思いますが、とても趣きのある落ち着いた雰囲気でした。下駄箱がレトロでいい感じです!

西吉野きすみ館@五條市-06
ロビーの一角。こうもり傘のようなドーム型になっています(お風呂の部分も八角形の面白い形でした)。椅子の数も豊富ですし、風呂上りもゆったりできそうです

西吉野きすみ館@五條市-07
ロビーの脇には和室もあります。セミナーハウスとしても利用されていますので、ここでちょっとした集まりなども行われるのかもしれません。営業時間は19時までとなっていますが、ドライブ帰りにのんびり休憩するには最適ですね

西吉野きすみ館@五條市-08
ドリンクコーナーには、瓶入りの牛乳などとともに、吉野特産の梅を使った「梅ジュース(@110円)」も販売されていました。私たちもいただきましたが、酸味よりも甘めが強く、風呂上りに飲むと余計に喉が乾いてきそうでした(笑)



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■西吉野きすみ館

HP: http://www.gojo.ne.jp/g-kanko/annai/nisi/kisumikan/index.html
住所: 奈良県五條市西吉野町城戸650
電話: 0747-33-0194
定休日: 金曜日
営業時間: 10:00 - 19:00
入浴料金: 大人 600円、小人 300円(3歳~12歳)
駐車場: 無料






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