平城遷都1300年祭『天平衣装貸出所』南門広場
『平城遷都1300年祭』の初日レポート。第一次大極殿前の南門広場にある『天平衣装貸出所』の模様です。実際に見る天平衣装は、思っていた以上にシックで優雅でした。ぜひ天平衣装に身を包んで大極殿の中を歩いてみてください!
優雅な天平衣装が低料金で借りられます!
南門広場にある『天平衣装貸出所』では、優雅な天平衣装を「300円/1時間」という料金で貸し出してくれるサービスです。
似たようなサービスとしては、『平城京なりきり体験館』でも天平衣装体験はできますが、こちらでは記念写真の撮影が目的のため、外を出歩いたりはできません。その分だけ衣装も少し華やかに、繊細な作りになっています。
一方、この『天平衣装貸出所』で貸し出してくれるのは、動きの邪魔にならないように作られた簡易版。天平衣装を着て、すぐ近くにある大極殿などを散策するためのものです。
サービスの内容は以下のようになりますが、注意すべき点は、「天候不良の日は貸出が中止される」「7月・8月は貸出はお休み」というところでしょうか。
所要時間/ 約60分
定員/ 70名/時間
実施時間/ 4/24~6月30日・9月1日~11月7日、9時00分~16時30分
(春季、夏季フェア期間及び4~6月までの土日祝は17時30分まで)
※天候不良時中止
受付時間/ 実施終了時間の60分前または定員を超えた時点で終了
料金/ 一般300円(250円)、小・中・高・大学生200円(150円)
第一次大極殿の前の南門広場には『天平衣装貸出所』があります。貸出時間は1時間で、料金は一般が300円、大学生以下が200円。天平コスプレ気分で大極殿を歩くと、より一層気分が盛り上がるでしょう!
女性やお子さんはぜひチャレンジを
平城遷都1300年祭の初日で、しかも直前ににわか雨が降ってしまったため、それほど利用者は多くありませんでした(私たちも先を急いでいたため着用していません)。
会場で天平衣装を身にまとった方の姿を拝見しましたが、若い方にはもちろんですが、中高年の方にこそしっくりと似合うデザインなんだと思います。衣装のシックな感じが増幅する感じですね。照れくささはあるかもしれませんが、ぜひ大人の女性(男性にも)チャレンジして欲しいですね。
また、天平衣装には子ども用サイズもありますが、これを着た小さなお子さんの姿といったら、本当に可愛らしいんです!お子さんの記念撮影のためだけにでも行く価値はありますね。
天平衣装の着かたの説明。いほう・くみのおび・そえおび・ひれなど、聞き慣れない言葉だらけですが、マジックテープを使って着やすくなっていますし、係員さんがいらっしゃるのでそれほど迷うこともないでしょう。洋服の上から着ますので、着替に時間がかかるようなこともありません
天平衣装を着たご夫婦の後ろ姿。袖が長めなので巻き上げておく必要がありますね。若い方にもよく似合っていましたが、意外と年配の方の方がしっくりときていました。色使いが落ち着いているためかもしれませんね
大極殿前を歩いていた天平衣装の女性お二方。羽衣のようなもの(比礼・ひれ)を引きずってしまいそうになる以外は、特に動きづらそうな感じもありません。散策の邪魔にもならないでしょう
大極殿の中でお見かけした天平衣装に身を包んだ女性たち。こんな衣装で遠い朱雀門を眺めていたら、気持ちいいでしょうね!男性はやや地味ですが、女性の天平衣装はシックで素敵です
大極殿前でお見かけした家族連れ。お母さんも素敵ですが、小さな女の子も男の子も可愛いですよね!一生の記念になると思います!
ここにも「顔はめ」がありました
また、天平衣装貸出所の建物内には、「平城京歴史新聞」や観光スポットらしい「顔はめ」もありましたので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。
天平衣装貸出所の一角には、大きな「平城京歴史新聞」というものが貼り出されていました!記事見出しは「二度の入唐経験を持つ吉備真備が語る 遣唐使-我が青春の日々」。ただ堅苦しく説明するだけではなく、こんな見せ方をしてもらえると楽しめますよね
ここにも「顔はめ」が。遣唐使船の船上ですが、片や遣唐使で、片や水夫というのはバランスが悪いような気がします(笑)
■関連情報
平城遷都1300年祭ホームページ
平城遷都1300年祭/交通案内
平城遷都1300年祭/施設の利用状況
平城遷都1300年祭/南門広場
平城遷都1300年祭/第一次大極殿・前庭