平城遷都1300年祭『平城宮跡資料館』
『平城遷都1300年祭』の初日レポート。平城宮跡会場の北西の端にある『平城宮跡資料館』の模様です。平城京に暮らしていた人々の生活などが分かりやすく展示されており、料金も無料です。
リニューアルしてより見やすくなりました
平城宮跡では、奈良文化財研究所が1959年から計画的に発掘調査を行っています。『平城宮跡資料館』では、発掘された土器・瓦・木簡に、建物模型やジオラマなどを加えて分かりやすく展示している施設です。
決して派手な内容ではありませんが、平城遷都1300年祭に合わせてリニューアルされてとても見やすくなっていました。休憩スペースもありますので、歩き疲れた時にも立ち寄ってみるといいでしょう。
平城宮跡会場の北西の端にある『平城宮跡資料館』。平城京に関する資料や模型などが展示してある、ちょっと渋めの施設です。入館料などは不要ですし、中には広めの休憩スペースもありますので、平城宮跡を歩き疲れたらここで休憩するのもいいでしょう
入ってすぐのジオラマ。平城遷都1300年祭に合わせて、展示方法が進化していました。現在の平城宮跡を模型化したものですが、斜めに持ち上がっているのでとても見やすくなっています
当時の大極殿を復元したジオラマ。大極殿の東西177m、南北319mの回廊に囲まれた敷地を「大極殿院」と呼びます。大極殿では即位の儀や外国使節との謁見などが行われました。とにかく広大な敷地ですね!
復元された大極殿にはありませんが、背後にもうひとつの建物が続いていたようです。大極殿前に立てられた幡は、四神・太陽・月・天皇の紋章の7本。これも現代に復活させて欲しいですね
「土器の研究室」「瓦の研究室」と名付けられた展示。とても美しい見せ方で、詳しい知識が無くても十分に楽しめると思います
「瓦の文様と年代」の解説。同じように見える瓦でも、年代とともに進化していることが分かります
他の方が写っていない写真を選んで掲載していますが、実際にはこのくらいの混雑ぶりでした。無料施設ですが、さすがにお子さん連れの姿は少なく、中高年の方ばかりでした
ミュージアムショップには渋いグッズが
展示内容とともに、ミュージアムショップの内容も一新され、少し洗練された印象になりました。パンフレット類はもちろん、大極殿をデザインした便箋なども登場していましたので、大人のお土産にちょうどいいかもしれません。
また、個人的には、平城宮跡から出土した瓦の拓本(のコピーだと思います)が、わずか300円程度で手に入るのが嬉しいですね。今度行ったときにまとめ買いして、部屋に並べて貼りたいと思います!
出口付近にある「平城宮跡資料館 MuseumShop」。平城遷都1300年祭に合わせて内容も一新されています
販売品の一部。瓦の拓本がわずか300円程度のお値段で手に入ります!ちょっと面白いお土産やインテリアになるかも?
大極殿のパンフレットが100円。画像の奥手に見えていますが、余白をいかして大極殿をデザインしたグッズがいい感じ。便箋や紙袋など、何パターンか販売されていました
■関連情報
平城遷都1300年祭ホームページ
平城遷都1300年祭/交通案内
平城遷都1300年祭/施設の利用状況
平城遷都1300年祭/平城宮跡資料館