桜・菜の花・積み藁。飛鳥の春の風景@明日香村
春の快晴の日に、明日香村へドライブに行って、春の飛鳥を満喫してきました。まだ早い桜が咲いていたり、菜の花が満開だったり、普段は気付かなかったこぶしの花が咲いていたり。「日本の原風景」と呼びたくなるような素晴らしくのどかな風景が見られました。
(※システムの関係上、日付は3月18日としてありますが、実際は3月20日に撮影しました)
<栢森地区>飛鳥川沿いに立つ満開の桜
以前、棚田に沈む夕日を撮影に行った明日香村栢森地区(石舞台古墳のさらに奥)の川沿いに、一本の桜(コヒガンザクラか?)が見事な花をつけていました。
午後遅目の時間帯で山の影になってしまったため、鮮やかな色彩までは再現できていませんが、見事な光景でした!
<稲渕地区>雄綱と満開の「紅こぶし」の花
明日香村では、飛鳥川に雄綱と雌綱をかける「綱掛け神事」が有名です。稲渕地区にある「雄綱(男性のシンボルを象ったもの)」の隣には、見事な「紅こぶし」の花が咲いていました。
普段はこんな樹があることすら気付きませんでしたし、こぶしの花をまじまじと見たことも無かったのですが、開花時期になると存在感がありますね。この日は、たくさんのアマチュアカメラマンの方が撮影に訪れていました。
<稲渕地区>桜と菜の花と「積み藁」
今の時期は、明日香村稲渕地区の棚田はまだ田植え前。村の方が植えてくださっている菜の花と、独特の「積み藁」の姿が見られます。いかにも飛鳥らしい、まさに「日本の原風景」といいたくなるような風景ですね。
この積み藁は、日本各地に様々なタイプがありますが(「積み藁」画像検索結果)、明日香村のものは細い木が真っ直ぐ空に伸びていて、底の部分には何股かの足がつけられています。
それが棚田の中にいくつも作られている様子は、何度見ても美しいものです。この風景をいつまでもずっと残して欲しいと・・・と祈りたくなるような、心を揺さぶる何かが感じられますね。