2007-12-21

『やまちゃん』でたこ焼き好きになりました

やまちゃん-外観


大阪の地理にはメチャクチャ疎い私ですが、大阪市内に出たら何がともあれ寄る場所があります。それは『あべの たこやき やまちゃん』!あまりの衝撃に、「天王寺駅を降りてHoopのすぐ脇にやまちゃんがある!」ということだけは、早い時期から覚えましたから(笑)

それほど大阪市内に用事の無い私ですから、ここに寄るのもまだ数回目なんですが、何度食べても美味しいですね。


私は「非関西圏」に生まれ育った人間ですので、数年前に奈良に来るまで、関西の粉モノ文化に関してほとんど知識はありませんでした。

【お好み焼き】といえば「小麦粉とキャベツを焼いて、大量のソースで食べるもの。味の違いが分かりにくく、いくらでも誤魔化しがきく食べ物」だと思ってました。正直、日本にはお好み焼きの美味しいものがあるという認識はありましたが(食べたことが無かっただけで、まぁ本場に行けばあるだろう)、まぁそこまで止まりですね。

さらに、【たこ焼き】に関しては、「お好み焼きを丸く固めただけのもの」だと思ってました。頭から完全に馬鹿にしてましたし(たこ焼き?どこで食べてもたこ焼きでしょ?)、「腹が減ったから手軽に食べる」という、マク○ナル○のハンバーガーみたいなものだという認識だったのです。あれを大喜びで食べてるヤツはいないだろうと・・・。

 (ちなみに、今でも「お好み焼き定食」などは食べたくないタイプです。「ご飯+粉モノって、口の中が乾かないか?」と思うだけですから、「ご飯+うどん」なら全然平気なんですけどね)


しかし、やまちゃんのたこ焼きを食べて、本当に認識が変わりました。たこ焼きのクセに、だし汁の旨味がしっかりと効いていて、トロトロアツアツの生地が本当に美味しい!「外はカリカリ、中はトロ~リ」というのがたこ焼きの理想だとすれば、まさにソレですね。単純に「たこ焼き=お好み焼きの丸いもの」なんてとんでもありません。個人的な評価では、お好み焼きよりも美味しいと思うぐらいです。


取材中、何度も耳にしたのは「手抜きできないから」という言葉。それもそのはず、生地には、毎日、鶏ガラの他、セロリやバナナなど野菜や果物10種類を4時間かけて丁寧にとったスープに、カツオや昆布だしをブレンドしたものを使っているのだ。いわば、このスープが味のかなめ。「外カリッ、中トロッ」にするため、かなりゆるく作られた生地は、分厚い鉄板で時間をかけて焼く。

スープがうまいと、ソースなしでも十分満足できることを知った。かすかな甘みと風味を楽しむなら、ソースなし「ベスト(無地)」がおすすめだ。「阿倍野の子ども達は、このたこ焼きをおやつに育つんだなぁ」と、思うと羨ましくて仕方がない。

※「eoグルメ | やまちゃん」より


手間と時間を掛ければいい、というものでは無いのはもちろんですが、ここの生地にはそれだけの旨味がしっかりと感じられます。

生地の味わいを損ねないようにと、ここは注文の形態が少し変わっています。色んな味つけのパターンが選べるようになっているのですが、「ベスト」=ソース無しでそのまま、「レギュラー」=ソース&青のり、「ヤング」=ソース&マヨネーズなどの名称になっているのです。とにかく、ソースがベットリとついたたこ焼きも悪くないのですが、シンプルな生地の旨味が楽しめる「ベスト」などもぜひ試してもらいたい味ですね。

しかし、いつからかは分かりませんが、この日は「サラダ油や小麦粉の高騰のため」との理由で「5個:220円」「8個:400円」に値上げされてました。ニュースなどで事情は知っていたため驚きはしませんでしたが、いつもは6個だったところが5個になるんですから、淋しいものがありますね。他のお店も同じような対策を取っているところが多いのでしょう。


それにしても、やっぱり関西はたこ焼きの平均値が高いです。何でもない普通のたこ焼き屋さんがハッとするほど美味しかったりしますし、さすがですね。しかし、その一方で、道頓堀で有名な某店が全然美味しくなかったりもしますから、油断できません。

ぜひ大阪のたこ焼きの実力を実感するためにも、『やまちゃん』で食べてみてください。認識が変わりますから!

やまちゃん-外観
『あべの たこやき やまちゃん』。本店はテイクアウトのみで、お店の周りで座り込んで食べる人が多数。座席もある2号店も近くにあるそうです

やまちゃん-たこ焼き
やまちゃんの「外はカリカリ、中はトロ~リ」なたこ焼き。値上げになって、以前は6個単位だったのが5個になった・・・。ちょっと悲しいですね。。。




拡大地図を表示


あべの たこやき やまちゃん

住 所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-34
定休日:第三木曜日
駐車場:ナシ






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