巨大な絵馬の季節です『橿原神宮』
12月になると『橿原神宮』の境内内には、巨大な「絵馬」が飾られます。ここで記念写真を撮って年賀状に使用する方も多いようです。ウチの義父もその一人ですので、今年の年賀状用の画像撮影にお供してきました。
さすがにロケーションが田舎ですので、参拝者数トップ10などにランクインすることはありませんが、お正月三が日などは多くの露天が立ち並び、人間の波が押し合いしています。そんな光景がウソのように、広大な敷地内は静かなもので、七五三や結婚式で参拝に来た方が見られる程度でした。
神武天皇を祀る官幣大社
この橿原神宮の成り立ちを見てみると、
記紀において初代天皇とされている神武天皇を祀るため、神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされるこの地に、橿原神宮創建の民間有志の請願に感銘を受けた明治天皇により、明治23年(1890年)に官幣大社として創建された。昭和15年(1940年)昭和天皇が同神社に行幸し、秋には日本各地で紀元2600年奉祝式典が挙行された。この年の参拝者は約1000万人に達したという。現在でも皇族の参拝がある。
初詣の時期や2月11日の建国記念の日に行われる紀元祭には、特に多くの参拝客が訪れる。また、建国記念の日には右翼の街宣車が集結することでも有名である。
明治時代の建てられたものですから、私が思っていたよりも遥かに新しいものなんですね。知りませんでした。
奈良県のシンボルでもある、大和三山の「畝傍山(うねびやま)」を背景にした姿はとても神々しく、大社らしい荘厳さを感じます。初詣で賑やかな参道を歩くのも楽しいものですが、何も無い静かな時期にゆっくりと歩くのも悪くない雰囲気です。敷地内にある「深田池」の周辺を日向ぼっこしながら1周してみるのもいいですよ。
橿原神宮の参道を、境内側から見たところ。普段はガラーンとしてますが、初詣の時期などは人で埋め尽くされます
橿原神宮の「南神門」。背後に見えるのは大和三山のひとつ「畝傍山」です
神楽殿。掃き清められた玉石と、大きな太鼓が目を惹きます。ここで太鼓が鳴り響いたら、さぞ迫力があるんでしょうね
「外拝殿」の前には、恒例の巨大な絵馬が。大人の背丈の2~3倍あります
本殿。掃き清められた玉石が神々しい印象を与えます
外拝殿の中の販売店(?)。さすがにこの時期はまだ巫女さんものんびりしてました
深田池に掛かっている橋。いいお天気の日にはちょうどいいお散歩コースになりそうです
白鳥やマガモなど、冬鳥が沢山飛来してきていました
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■画像の一覧は【Flickr】でどうぞ。
■橿原神宮(かしはらじんぐう)
HP: http://www.naranet.co.jp/kashiharajingu/index.html
住所: 奈良県橿原市久米町934
電話: 0744-22-3271
主祭神: 神武天皇
創建: 1890年(明治23年)
開門時間: 日の出から日没まで(祈祷などは9:00-16:00)
拝観料: 境内は無料、宝物館は300円
駐車場: 隣接して有料駐車場あり
アクセス: 近鉄「橿原神宮前駅」下車、徒歩10分
※「宝物館」は、土・日・祝休日は開館。平日は要予約
※ 2008/01/06 追記
2008年1月6日、初詣に行ってきましたが・・・、すでに出店などは撤収した後でした。人が少なくていいんですが、やっぱり寂しい・・・
アルバイト巫女さんも、それなりに忙しそうにしてました
橿原神宮のオリジナル(?)か、サッカーのお守り「蹴球守」。八咫烏(やたがらす)が神武天皇と縁があるということで、こんなものも販売されているようです。サッカーファンの方、ぜひどうぞ!