紅葉がピークの『当麻寺(當麻寺)』
10日前に行った際、紅葉はまだまだピーク前だった『当麻寺(當麻寺)』ですが、時間があったのでまた行ってみました(近所ですので)。とってもいいお天気でしたし、紅葉もほぼピーク。数日前とは打って変わって表情豊かになっています。
この日は、先日入らなかった「西南院(さいなんいん)」と「奥院(おくのいん)」にも入園してみました。
双塔が見渡せるお庭「西南院」
まずは「西南院(さいなんいん)」。ここは双塔を見渡せるお庭が有名ですね。紅葉の季節にやはり迫力がありますし、他の季節にも色んな花が楽しめる趣向になっています。二十段ほどの高台に上ると、紅葉越しに西塔が、そして奥には東塔が見えるベストアングルがあります。
また、見かけが地味なので画像の一枚も残っていませんが、「水琴窟(すいきんくつ)」という、水音が高くてキレイな音色をたてる仕掛けが2ヶ所あります。期待するほどのものじゃありませんが、一応耳をすませて聞いてみてください。その時の水量によってだいぶテンポが違っているような気がしますから(この日はだいぶ早いピッチでした)。
当麻寺のお庭としては「中之坊(なかのぼう)」の方が名が知れていると思いますが、個人的にはコチラの西南院の方が好みですね。
快晴の当麻寺。この日はほぼ紅葉ピークでした
当麻寺の西南院の最大の見所が、西塔と東塔の両方を一望できる高台です。紅葉もピークでとても美しい姿でした
水面に写る西塔。この姿もなかなかですね
黄・赤・緑のコントラストが見事
庭園の高みから書院を見下ろしたところ
灯篭の形も少し変わっています。兼六園に似たようなものがあったような・・・
見事な菊の花。細身の花びらの菊は特にキレイでした
広々とした庭園が広がる「奥院」
そして、もう一方の「奥院(おくのいん)」ですが、ここはもう完全に花のお庭ですね。正直、私個人的にはお花にはそれほど興味が無いタチですので、紅葉の季節ぐらいでないとあまり楽しめないんです。石塔や阿弥陀様の仏像と、色んなお花が組み合わさったお庭は確かに見事ですので、興味のある方はどうぞ。
あと、全くどうでもいい情報ですが、ここは当麻寺のホームページ(taimadera.org)とは別のURL(taimadera.or.jp)で運営されています。どんな棲み分けになっているんでしょうね(笑)
当麻寺の奥院へ向かう石段途中のつくばい。モミジを浮かべたのは演出です(笑)
奥院の「本堂(重要文化財)」。質素な感じの作りになっています
奥院の「浄土庭園」。多種多様な岩と、様々な花が植えられた庭園です
紅葉はまさにピークを迎えていました
池ごしに眺める阿弥陀堂
浄土庭園の松。後ろには桜と紅葉したモミジが
正面の岩に龍が彫ってありますが、これは「石彫くりから龍」という名前なのだそうです。変わった形の杉の木がいいですね~
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■画像の一覧は【Flickr】でどうぞ。
■当麻寺(當麻寺)
HP: http://www.taimadera.org/
住所: 奈良県葛城市當麻1263
電話: 0745-48-2001
宗派: 高野山真言宗・浄土宗
本尊: 当麻曼荼羅
創建: 7世紀前半ごろ
拝観料: 境内は無料(伽藍:500円、中之坊:500円、西南院:300円、奥院:300円、護念院:300円)
拝観時間: 9:00 - 17:00
駐車場: 有料(「二上山ふるさと公園(無料)」から歩くことも出来ます)
アクセス: 近鉄南大阪線「当麻寺駅」下車、徒歩20分
※「大和七福八宝めぐり」「大和十三佛霊場めぐり」などの中に入っています
※中将姫伝説の関連もあり、「写経」「写仏」の講習を開催しています