
懐かしい昭和テイストのパン!『ベーカリーフジタ』@奈良市
奈良市舟橋町の「船橋通り商店街」で、1932年から営業しているパン屋『ベーカリーフジタ』さん。決して今風ではないものの、昭和生まれが「懐かしい!」と思えるような、素朴なパンを作り続けています。こういうお店はいつまでも残って欲しいですね!
「探偵!ナイトスクープ」に登場したお店
奈良市舟橋町にある『ベーカリーフジタ』さんは、1932年創業(!)という、老舗のパン屋さんです。
お店がある「船橋通り商店街」は、近鉄奈良駅から北西に位置しています。かつてはとても賑やかだったようですが、最寄りの油阪駅が廃止(1969年)されたあたりから徐々に衰退。桜の名所「佐保川」から近いため春は人通りも増えるものの、歩いていてやや寂しい感はあります。
昭和の雰囲気が漂う建物も多く遺されていて、個人的にはとても好きな通りですので、ぜひ行ってみてください!
船橋通り商店街の一角に店を構える、老舗のパン屋『ベーカリーフジタ』さん。自家製のパンだけではなく、ケーキ類も製造販売なさってます
お店の前に貼ってあった「探偵!ナイトスクープにスクープされたお店です ハッハッハッ」の張り紙(その下は、地元小学生のお店紹介レポート)。店主さんに「どんな内容だったんですか?」と聞いたら、笑いながら誤魔化されましたが……(正解は後ほど)
店内の様子。昔ながらのパン屋さんですね。温め用の電子レンジも設置されていました。近くに奈良県立大学や沢井病院などがありますので、そういったお客さんも便利でしょう
優しく対応してくださった店主さん。「この道一筋!」という雰囲気が漂ってきていいですね。まさに“昔ながらのパン屋さん”という風情が素敵です。今でも現役だという黒電話(!)もすごい!
並んでいるパンの一部。「チョコクロワッサン」「むらさきいもパン」「アップルパイ」「シェルカスタード」「クリームパン」などなど。基本的に袋入りで販売されています
インパクトのあるパン「どらエモン」(120円)!後で調べてみたところ、どうやらこのパンのネーミングとその完成度(の微妙さ)によって、「探偵!ナイトスクープ」が調査に来たのだとか。わかるような気がします(笑)
【奈良:船橋通り商店街のパン屋さん】
— 奈良朱雀ビジネス企画部 (@Cha2011Nara) 2014年7月25日
ワクワクさせるパン屋さん発見
紹介したいのはベーカリーフジタさんの「どらエモン」パンです。このネーミングとパンのでき?!で『探偵ナイトスクープ』に取り上げられたとか!! やはりワクワクさせる訳です pic.twitter.com/L2iDOuEst7
パッケージもお味も昭和レトロ!
この日、『ベーカリーフジタ』さんで購入したパン4種類。どれも昭和っぽさ全開でいいですね!見た目重視のジャケ買いです(笑)
「クリームパン」(110円)。バターの効いた、まったりとしたクリーム。決してすごく美味しい……とは言いませんが、まさに昔大好きだったあの味です。今はコンビニでも美味しいパンを買えますが、こういう“懐かしの味のパン”は探さないと食べられない時代になりました
パッケージもレトロで愛らしい「ジャムパン」(110円)。中のジャムが、ほぼ昔のままのお味です。甘みと酸味があるだけで、決して深みなどを求めていないタイプですね。懐かしい!
こちらも素敵なパッケージの「ピーナッツパン」(120円)。コッペパンを開いて、ピーナッツバターをたっぷり。これですよ、これ!いまはほとんど甘いものを口にしなくなりましたが、これは平気な顔で美味しく食べられるんですから、我ながら不思議です(笑)
いろんな意味で一番盛り上がったのが「ミカンパン」(120円)でした。ラップにくるんであるだけなので、パッケージを愛でる要素はありませんが、“コッペパン+甘い生クリーム+缶詰ミカン”のレトロ感がすごい!ミカンのシロップ漬け自体も懐かしいんですが、“甘い+甘い”の感じが昭和っぽいです。今っぽく進化したりしないのがいいんです!
この日は購入しませんでしたが、「食パン」(280円)の袋も、とてもそそるデザインでした。紅白のしましまもいいですし、高級トーストパンという言い回しやフォントも素敵です!
■ベーカリーフジタ
住所: 奈良県奈良市舟橋町55-4
電話: 0742-22-3824
定休日: 不定休
営業時間: 7:00~21:00
駐車場: なし
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩11分ほど
※実際にお邪魔したのは「2018年3月12日」でした。
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ベーカリーフジタ - 近鉄奈良/パン