2014-08-15

3門の赤いラジアルゲートが美しい『室生ダム』@宇陀市

3門の赤いラジアルゲートが美しい『室生ダム』@宇陀市

宇陀市室生にある『室生ダム』。1973年竣工の重力式コンクリートダムです。3門の真っ赤な「ラジアルゲート」がとても美しく、いろんな角度から愛でてきました。総貯水容量は1690万立方m(大阪ドームの14杯分)という大きさで、ここの水は奈良市や生駒市にまで送られているとか。奈良盆地の重要な水瓶です。(※ダム湖での釣りの情報には触れていません)


豊富な水量を誇る、巨大な室生ダム

宇陀市室生大野にある『室生ダム』は、室生赤目青山国定公園に指定された地域に含まれ、大きな磨崖仏と桜の名所として知られる「大野寺」
紹介記事)の近く、国道165号線から少し入った場所にあります。

淀川水系宇陀川に設けられており、1973年竣工の重力式コンクリートダムという形式です。

現地にあった説明によると、堤の高さが63.5m(奈良の大仏さまの4倍)、長さが175.0m(新幹線の7車輌分)、貯水池面積は1.05平方km(甲子園球場の26倍)、総貯水容量は1690万立方m(大阪ドームの14杯分)と、想像しづらいほどの大きさですね。

ちなみに、この日(7月21日)は祝日で、ちょうど「奈良県 山の日・川の日」のイベントとして、室生ダムの内部見学会を開催していたとか!私たちは室生寺』(紹介記事)へお詣りした帰り道に偶然立ち寄りましたので、そんなことはまったく知りませんでした。

巨大な堤の上を歩いてわたって、ダムの大きさに驚いて、何枚も写真を撮影するだけでも十分に楽しかったですが、いつかダム内部の見学会にも参加したいですね!


室生ダム@宇陀市-07

美しい姿の室生ダム。中央に真っ赤な「ラジアルゲート」という形式のものが3門あり、これが見た目にも美しいアクセントになっています。放水でこれが持ち上がる姿はなかなかお目にかかれないと思いますが、これもいつか拝見したいものです

室生ダム@宇陀市-02
室生ダムの諸元。ここに詳しいデータが掲載されています

室生ダム@宇陀市-06
室生ダムの上には、細めの道路が通っていますので、車でも徒歩でもわたれます。長さが175.0mですから、かなり長いですね

室生ダム@宇陀市-08
ラジアルゲートを上から見たところ。このゲートはアーチ型になっていて、中心の軸の周りを回転するように開閉するタイプだとか。今カメラがあるところくらいまでせり上がって、その下から大量の水が放出されるんでしょうね

室生ダム@宇陀市-09
ゲートを駆動させる機械が入った小屋。3門ありますから、3つあります

室生ダム@宇陀市-10
南側の細い道路から見たところ。ゲートの巨大さが分かります

室生ダム@宇陀市-12
下流側。堤高63.5m(奈良の大仏さまの4倍)あります

室生ダム@宇陀市-13
さらに横から

室生ダム@宇陀市-03
ダムでせき止められた「室生湖」。水量たっぷりに見えますが、ダムの壁面についた水面の痕はまださらに高い位置にあります。まだまだ貯水できますね

室生ダム@宇陀市-05
逆のアングルから

室生ダム@宇陀市-14
室生ダムのエリア周辺の説明と、ダムの大きさについて解説した看板。ホームページからも詳しい情報が観られます。また室生ダム管理所では「ダムカード」ももらえますので、集めてみるといいかもしれません

室生ダム@宇陀市-15
「室生ダムの水が送られる地域」。室生ダムの水は、約5.5kmのトンネル「初瀬水路」を通って、桜井浄水場で浄化されてから奈良県内各地へ送られます。奈良市・生駒市・広陵町・橿原市・高取町など、幅広いエリアでこの水を利用しているそうです。すごい!



■室生ダム

HP: http://www.water.go.jp/kansai/kizugawa/muro.htm
住所: 奈良県宇陀市室生大野3846
電話: 0745-92-2320(室生ダム管理所)

※実際に行ったのは「2014年7月21日」でした


■参考にさせていただきました

室生ダム[奈良県] - ダム便覧
室生ダム - Wikipedia
ちょいとダムに行ってくる: ちょいと室生ダムへ行ってきた。
ダムカード-水資源機構 木津川ダム総合管理所


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