逆さ紅葉も見事!紅葉ライトアップ『等彌神社』@桜井市
紅葉の名所として知られる、桜井市の『等彌神社(とみじんじゃ)』。アートイベント「さくらぁと 桜井本町」と連動して、紅葉ライトアップが行われました。約100本のモミジなどが色づいていて見事!境内の桃神池の水面に映る「逆さ紅葉」も幻想的で素晴らしかったです!
鳥見山の麓の古社は紅葉の名所です
桜井市桜井にある『等彌神社(とみじんじゃ)』。創建は不明ながら、「延喜式神名帳」にもその名前が見える古社です。神武天皇が皇祖神を祀った場所と伝わる「鳥見山」の麓に鎮座し、境内から往復2kmの「鳥見山観光散策路」が始まっています。
秋の紅葉の名所としても知られており、約100本のモミジ・カエデが色づきます。ここ数年は、毎年「等彌神社 献灯祭」として紅葉ライトアップも行われており、2013年は11月20日~26日まで開催されました。
また、今年は奈良県内を各会場で行われてきた、奈良・町家の芸術祭『HANARART 2013(はならぁと)』の大トリを飾る「さくらぁと 桜井本町」の会場とのもなっていたため、社務所にアート作品が展示されたり、とても賑やかでした。
奈良・町家の芸術祭『HANARART 2013』と『等彌神社 献灯祭(紅葉ライトアップ)』のポスター。古い町並みを散策して色んなアート作品を拝見したり、夕方からは紅葉のライトアップが観られたり。充実のプログラムでした
「さくらぁと」は桜井本町を中心に開催され、等彌神社まで徒歩15分ほどかかります。その道沿いには、ロウソクの灯りがずっと道沿いに並びます。プラカップの外側に薄く削った木片が貼り付けてありました!大変な労力だったと思いますが、とても美しかったです!
鳥見山の麓に鎮座する『等彌神社』の前。祝日の土曜日だったため、とても賑やかでした。等彌神社には広めの駐車場(40台分)があるそうですが、当然ずっと満車です。目の前に桜井市立図書館があり、そこの駐車場を開放していたため、スムーズに車も流れていました
奈良・町家の芸術祭『HANARART 2013』ののぼりも。社務所内と拝殿前には、アート作品の展示も行われていました
桃神池の水面に紅葉が映る「逆さ紅葉」も!
等彌神社の紅葉ライトアップは、とても見事なものでした!境内に入ってすぐの場所から、大きなモミジが真っ赤に色づいてて、本殿に当たる「上津尾社」までの参道にほのかなロウソクの灯りが連なり、紅葉には明るいライトが照らされます。
また、社務所の隣にある「桃神池」では、水面に紅葉が映る「逆さ紅葉」が見られます。これが幻想的で本当に美しかったですね。
水の流れを止めてあるのか、水面はほぼ波立っておらず、池の上のライトアップされた紅葉が映りこみます。鏡のような静かさのため、どちらが現実なのか分からなくなりそうでもあり、じっと見つめていると吸い込まれそうでもありました。水面下にリアルなホログラムがあるような感じといえば想像できるでしょうか?時おり頭上から水滴が落ちてきて静かに波紋が広がるのですが、それもまたいい演出になっています。
ただ、写真ではこの良さがあまり伝わらないのが残念ですね。来年以降も紅葉ライトアップは開催されると思いますので、ぜひ観に行ってみてください!
等彌神社の境内へ入ってすぐの様子。手水舎の上に見事な紅葉が見られました。紅葉ライトアップは「2013年11月20日~26日まで」ですが、例年、紅葉の見頃は12月上旬まで続きます
等彌神社・桃神池の「逆さ紅葉」。上のライトが強めのため、写真に収めるとほぼ良さが伝わりませんが、幻想的で幽玄の世界でした!
桃神池の水面がまったく波立たないため、頭上の紅葉がくっきりと写ります。水面下にリアルで立体的なホログラムがあるかのように見えるんですよね。おそらくですが、どこからも水が流れこまず、泳ぐ魚もいないからこその静けさなのでしょう
アップで。桃神池の真ん中には弁財天さまを祀った小さな祠があって、社務所側から橋がかかっています。その橋の上から観る様子がベストでしたので、ぜひ覚えておいてください
参道の奥から振り返ったところ
参道の両脇にロウソクのほのかな灯りが続いています
参道の途中の様子。見事です!この左手から鳥見山へ登拝できる「鳥見山観光散策路」(往復2km)が始まっているとか。いつか登ってみたいですね
等彌神社・上津尾社前では、さくらぁとの一環としてこんなアート作品の展示もありました。竹を使用して巨大な造形物を作る竹アーティスト「三橋玄」さんの作品。羽ばたく鳥をイメージしているようです。ライトの色が赤青黄緑などと変わっていき、幻想的でした
別角度から。ちなみに、奥に少しだけ姿が見えるのは、桜井市のゆるキャラ「ひみこちゃん」です!この日は至るところで大活躍でした
等彌神社の社殿前。紫の布に金色の鳥が描かれています。これは日本書紀に登場し、この辺りの地名の由来にもなったする「金鵄(キンシ)」(金色の鳶)です。神武天皇が長髄彦との戦いで苦戦していたところ、弓の先に鳶がとまったかと思うと金色に煌めき、長髄彦の軍を混乱させて勝利に導いたとされています
等彌神社の紅葉ライトアップの期間中は、境内で様々なイベントが行われていました。この日のメインは「十二単着装公開」。見物客の前で、モデルさんへ十二単を着つけていきます。ものすごい人だかりが出来るほどの大人気でした
この日は「大根炊き」の販売も。じんわりと美味しいかったです。夜になって気温が下がってきたので温まりました!
■等彌神社(とみじんじゃ)
HP: http://www5e.biglobe.ne.jp/yn118/
住所: 奈良県桜井市桜井1176
電話: 0744-42-3377
主祭神: 大日霊貴命(上津尾社)、春日大神・八幡大神(下津尾社)
創建: 不明
拝観料: 境内無料
駐車場: 無料駐車場あり
アクセス: JR・近鉄「桜井駅」より徒歩15分ほど
Facebook: https://www.facebook.com/pages/%E7%AD%89%E5%BD%8C%E7%A5%9E%E7%A4%BE/305209759492409
※実際に伺ったのは「2013年11月23日」でした
※2013年の「等彌神社 献灯祭(紅葉ライトアップ)」は、2013年11月20日~26日までの1週間行われました
■参考にさせていただきました
玄松子の記憶「等弥神社 等彌神社」
桜井本町|奈良・町家の芸術祭 HANARART 2013(はならぁと)
等彌神社|桜井市|紅葉スポット|デジタルぱーぷる