名物『巨大かぐや姫』と不思議な『仏塔』@広陵町
奈良県中部の広陵町は、「竹取物語」の舞台となった町とされています(諸説あり)。それにちなんで、町の一角には珍スポット的な香りの漂う『巨大かぐや姫』の像があります。インパクトのある被写体ですので、ジョギングで走った際に撮影してきましたので、また、そこから少し離れた場所にある、私にとって「謎の仏塔」だったものも拝見してきましたので、合わせてご紹介しておきます。
かぐや姫の巨像は「はしお元気村」にあります
奈良県北葛城郡広陵町(Wikipedia)は、人口3.5万人ほどの規模の町で、全国シェアの4割ほどを占める「靴下の町」として知られています。
また、もう一つ特徴的なのが「かぐや姫の町」を名乗っていること。竹取物語に登場する竹取翁の名前が「讃岐造(さぬきのみやつこ)」であり、これが大和国広瀬郡散吉郷の「讃岐神社」周辺であると考えられるのだとか。その経緯については、広陵町のホームページ(かぐや姫情報 云われ)に詳しいので、そちらをご覧ください。
そんなかぐや姫の町・広陵町にある「はしお元気村」という施設には、巨大な「かぐや姫」の像があります。現在は「季節料理 四季」として運営されている施設の入口脇に鎮座していますが、遠目からでもはっきりと分かる巨像で、初めて見た時には何事かと思いました(笑)
夜の営業時間中はライトアップされていたりして、最高のアイキャッチになっています。特に動いたりするワケではありませんが、巨大かぐや姫像の存在自体が不思議な印象ですね。広陵町には、この他にもかぐや姫伝説にまつわる場所や、それっぽい表示がいくつも見つかりますので、興味のある方はぜひ!
奈良県中部の広陵町は「かぐや姫の町」です。それにあやかって、町内の「はしお元気村」という施設には、こんな巨大なかぐや姫像が設置してあります!遠目にもはっきりと分かる巨大さで、初めて見たときは何のアトラクションかと思いました(笑)
食事処「季節料理 四季」の入口脇に鎮座しています。像高は5メートル以上あるでしょう。仰ぎ見るほどの巨大さですね
足元はしっかり囲われています。いつ作られたのかは分かりませんでしたが、状態はきれいですね
アップで(ちょっとピンボケしました…)。奈良県とも縁が深い漫画界の巨匠・里中満智子さんが描いた竹取物語のイラストを町で使用していたりしますので、それが元になっているのかもしれません。あまり似ていないような…
余談ですが、広陵町のマンホールの蓋にも「かぐや姫のまち」と書いてあります。かぐや姫モチーフのものが色々と見つかって面白いですよ!
■巨大なかぐや姫像(@はしお元気村)
HP: http://www.shokoren-nara.or.jp/katsuragi/kaiin/kisetu%20siki.pdf(PDF)
住所: 奈良県北葛城郡広陵町弁財天295-3
電話: 0745-57-0550
定休日: 月曜日
営業時間: 11:30-14:30、17:00-21:00
アクセス: 近鉄田原本線「箸尾駅」から徒歩12分ほど
■参考にさせていただきました
かぐや姫情報 云われ | 広陵町
アイアンホースの旅ログ 巨大かぐや姫降臨! はしお元気村
竹取物語のかぐや姫の郷 竹取公園情報~奈良県広陵町から
広瀬の不思議な仏塔は「納骨堂」でした
もう一箇所、広陵町で気になっていたのが、葛城川から東の平地に見える「仏塔」でした。広陵町の塔というと、百済寺の「三重塔(重要文化財)」が有名ですが、そのような古式のものではなく、シンプルなストゥーパに近いような形です。
普段は離れた場所を車で通り過ぎるだけなので、この日はあえてこの塔を探しながら走ってみたところ、広瀬地区にある「常念寺」というお寺さんの境内にあるようです。その塔は墓地の真ん中に建てられた「納骨堂」でした。近づいてみるとそれほど古いものでは無いようですが、とても立派な作りです。こんなものが当然のようにポツリと建っているんですから、奈良はさすがですね!
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遠目からでもはっきりと見える仏塔。ずっと何の塔なのか疑問でしたが、広陵町広瀬の「常念寺」の墓地の中に建っていました。向かって左手が本堂になります
こんな二上山と夕日を眺めながらジョギングをしていました。広陵町のあたりは景色が開けていて好きです!
■常念寺
住所: 奈良県北葛城郡広陵町大字広瀬441-1
電話: 0745-56-2394
宗派: 浄土宗
アクセス: 近鉄田原本線「箸尾駅」から徒歩25分ほど
※実際に伺ったのは「2012年10月30日」でした
■参考にさせていただきました
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