2011-04-24

下関名物ねり天と瓦そばのお店『味のかけ橋』@葛城市

下関名物ねり天と瓦そばのお店『味のかけ橋』@葛城市

葛城市の山麓線沿いに、2011年1月にオープンしたお店『ねり天と瓦そばの店 味のかけ橋』さんへ行ってきました。パッと見、何屋さんか分かりづらいのですが、何と下関名物の「瓦そば」がいただけるお店でした!瓦そばなんて、生まれて初めていただきましたが、とにかく不思議な食べ物でした。


當麻寺近くで食べる「下関」名物とは?

この日は、Twitterで親しくさせてもらっているご近所さん、ブログ「てんこもり、(`□´)/ダァァー!!」の管理人さんと待ち合わせて、山麓線沿いに登場した新しいおそば屋さんらしきお店に行ってみることにしました。

外観からは分かりづらいのですが、正式な店名は『ねり天と瓦そばの店 味のかけ橋』のようです。場所は「當麻寺」交差点を南へ200mほど行ったところで、以前はコンビニがあった店舗ですね。

日曜日のお昼前にお邪魔したのですが、十数名の団体さんが来ていたり、予約が入っていたりと、全部で20席ほどの店内はほぼ満席です。さらに、フッと気づくと空き席を待っている人がどんどん増えていくような状況でした。この付近は食事できるお店も少ないですし、皆さん注目しているんでしょうね。


味のかけ橋@葛城市-01

2011年1月にオープンした『ねり天と瓦そばの店 味のかけ橋』さん。いわゆる山麓線沿い、当麻寺駅から當麻寺へ向かう道の途中の「當麻寺」交差点を南へ200mほど行ったところにあります。以前はコンビニだった店舗がしばらく空き家になっていた場所にオープンしました

味のかけ橋@葛城市-02
店内の様子。まだオープン間もないためとてもキレイですね。テーブルが3台あり、カウンター席と合わせて20席ほど。写真の席には予約は入っていて、それ以外は完全に満席でした。週末のお昼時だったこともあり、空き席を待つお客さんが並ぶほどの大繁盛ぶりでした


天ぷらは下関の老舗「はしもと商店」のもの

味のかけ橋さんのメニューは、「ねり天と瓦そばの店」とあるように、メインはこの両者です。食事は、瓦そば+天ぷら盛り合わせの「瓦そばセット(@1,000円)」と、単品の「瓦そば(@900円)」の2種類。あとは、下関直送の美味しい天ぷらたちがいただけます。

ちなみに、帰り際にいただいたチラシ知ったことですが、この天ぷら(ねり天)は、山口県の下関で創業60年を超えるねり天屋「はしもと商店」さんのもの。それも、ただ仕入れているだけではなく、そのお店の孫娘に当たる方が結婚を機に関西へいらっしゃって、地元の下関の味を広めるために頑張っているのだそうです。

瓦そばとセットになった天ぷらたちをいただきましたが、出来たてのアツアツで、本当に美味しかったですね。


味のかけ橋@葛城市-04

味のかけ橋さんのメニューその1。食事メニューは、基本的に下関名物「瓦そば」のみです。天ぷら盛り合わせとの「瓦そばセット(@1,000円)」と、単品の「瓦そば(@900円)」から選択します

味のかけ橋@葛城市-05
味のかけ橋さんのメニューその2。下関直送の美味しいてんぷらもいただけます。「揚げたてサクサク味付けごぼう(@350円)」「イカげそ(@350円)」「枝豆ちぎり(@280円)」「チーズマヨのせ丸天(@180円)」「極上すり身天(大葉のせ)(@300円)」など。ビールのアテに最高でしょうね!

味のかけ橋@葛城市-06
店内には、アースマラソンを完走した間寛平さんの記事が。何かと思ったら、下関名物の瓦そばを食べて、「これめっちゃうまいやん!」と語ったという内容でした(笑)

味のかけ橋@葛城市-13
帰り際にいただいたチラシ。メインのねり天と瓦そばの紹介と、下にはクーポン券もついていました。右上を見ると、「下関の小さな漁師町にある、ねり天屋の孫娘が関西に嫁ぎ、下関の味を奈良の皆様にお伝えいたしたく販売を始めました。創業六十三年目を迎える“はしもとの味”をぜひともご賞味ください。」とありました


焼いた瓦の上で食べる蕎麦だから「瓦そば」

そして、この日はもちろん「瓦そば」をいただいたのですが、実は私は、瓦そばというものを見たこともありませんし、その存在も全く知りませんでした。



瓦そば 発祥の由来

明治十年、西南の役において熊本城を囲む薩軍の兵士たちは、長い野戦の合間に瓦を用いて野草、肉などを焼いて食べたそうです。その話にヒントを得て、開発された山口県下関の郷土料理です。

瓦そばの食べ方

麺の上に乗っているレモンともみじおろしをめんつゆの中に入れてお召し上がりください(お好みで七味を入れて・・・)。麺は上は柔らかく、下のほうはぱりぱりになっておりますので、2度楽しめますよ^^

メニューより抜粋


文章だけではイメージがわかないと思いますが、なかなか不思議な食べ物でした(笑)

蕎麦を焼いて食べる・下のおこげはパリパリ・おそばに甘辛い牛肉しぐれ煮風のトッピング・つけ汁が熱いなど、ほぼ初体験のことばかり。想像を超えたインパクトですね。私はシンプルな蕎麦が好きなタイプですから、正直なところ、決して「ものすごく美味しいです!」とは言いませんが、これは経験しておいてもいいかもしれません。


味のかけ橋@葛城市-07

この日は「瓦そばセット(@1,000円)」を注文しました。まず登場したのが、天ぷら盛り合わせ。向かって左から、れんこん天1枚、いわしちぎり天2個、味付けごぼう天2本。揚げたてだけあって、これがかなり美味しいです!これを食べながらビールを飲んだら幸せでしょうね!

味のかけ橋@葛城市-08
これが下関名物、味のかけ橋さんの「瓦そば」です!私はその存在すら全く知りませんでしたが、なかなか衝撃的なルックスです。焼いた瓦の上にお蕎麦を乗せて、それを熱いつけ汁につけていただきます。瓦は中央部分が盛り上がっているので、左側から食べると下にこぼれます。受ける耳がついている右側から攻めましょう

味のかけ橋@葛城市-09
上から順番に見ていきます。まずは、つけ汁に投入する用のもみじおろしとレモン。その下に刻み海苔・刻みネギ・甘辛い牛肉のしぐれ煮風・錦糸卵。その下に茶そば。焼きそばのように混ぜて食べるのではなく、端から崩して食べていきます

味のかけ橋@葛城市-10
アップで見たところ。焼いた瓦に触れた部分が焦げてきているのが分かります。お蕎麦がパリッとしているのも不思議ですし、甘辛い牛肉と一緒にいただくのも不思議な感じでした。面白い食べ物ですね


揚げたての練り物は買い食いにも最適

味のかけ橋さんの店舗入口部分は、下関直送の「はしもと商店」さんのさつま揚げ・天ぷらの販売コーナーがあります。

持ち帰り用の袋詰めされたものもありましたが、揚げたてをすぐにいただくこともできるのだとか。ドライブ途中に立ち寄って買い食いするのもいいですし、お店でビールのアテとしていただくのもいいですね。練り物好きな方は、ぜひお試しください!


味のかけ橋@葛城市-11

味のかけ橋さんは、店内での飲食だけではなく、下関直送のさつま揚げ・天ぷらの販売も行っています。天ぷらはそれぞれ試食用のものが用意されていましたので、まずは味を確かめてみるといいでしょう。揚げたてをいただけるそうですから、ドライブ途中に買い食いしてみるのもいいですね

味のかけ橋@葛城市-12
こちらは持ち帰り用に袋詰めしたもの。れんこん天・味付けごぼう天・なんこつ天・イカげそ天・枝豆ちぎり天など、一袋180円・250円ほどで販売されていました



大きな地図で見る


■ねり天と瓦そばの店 味のかけ橋

HP: 参考サイト(食べログ)
住所: 奈良県葛城市當麻350
電話: 0745-48-8410
定休日: 第2・第4 月曜日
営業時間: 10:00 - 18:00
駐車場: あり(10台分ほど)
アクセス: 近鉄南大阪線「当麻寺駅」から徒歩約10分

※瓦そばは、一枚の瓦に二人分までの蕎麦が一緒に盛られてくるのが普通なのだそうです。この日は撮影の関係もあって一人前ずつで出していただきました。


■参考にさせていただきました!

瓦そば - Wikipedia
珍しいお蕎麦屋さん!(*^^)v - free-winds ~気ままな風~


●【食べログ】の該当ページへ

はしもと商店 (天ぷら・揚げ物(その他) / 当麻寺駅磐城駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5






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