【桜】満開にはまだまだの『郡山城址』@大和郡山市
まだ満開には早いと知りつつ、「日本さくら名所100選」に選ばれている『郡山城址』へ行ってきました。今年は『大和郡山お城まつり』も記念すべき第50回目。特にイベントを見たワケでもありませんが、簡単にご紹介しておきます。
「大和郡山お城まつり」は50回目です
郡山城址は、今年で50回目を迎える『大和郡山お城まつり』が始まったばかり。大きなしだれ桜は満開でしたが、ソメイヨシノはまだ3分咲き程度。お花見にはまだまだ早い時期でしたが、快晴の週末ということで、たくさんの方がのんびりと散策していました。
お堀の周りは屋台がズラリと立ち並び、とても華やかです。さすがは奈良を代表する桜の名所ですね。
この日は特にイベントなどは見当たりませんでしたが、「大和郡山お城まつり」のホームページをチェックすると、様々な展示やパレード、コンサートなどが企画されているようですので、ぜひ事前にチェックしてからお出かけください。
全体的に3分~5分咲きくらいでした
郡山城址は、桜のピークの時期になると、お城の石垣の上からお堀に伸びる桜が見事ですが、この日はさすがにまだそれほどの状態ではありません。いくつか写真だけ掲載しておきます。
金魚の町らしく立派な金魚の展示も
郡山城址には、城跡の真ん中に「柳澤神社」という神社があります。ここは、江戸幕府の5代将軍・徳川綱吉を補佐し、後に郡山藩を納めた「柳澤吉保公」を祀っています。
神社の前には、金魚の町・大和郡山市らしく、品評会に入賞した金魚の展示などもあり、かなり独特ですね。この周辺の桜もきれいですが、お堀を見下ろせる位置にあるため、高い場所から桜が見えるのも嬉しいところです。
石垣に使われてしまった「さかさ地蔵」
郡山城址には、柳澤神社の反対側に「さかさ地蔵」というお地蔵さんがいらっしゃいます。ただし、普通に立っていらっしゃるのではなく、城の石垣の一つとして使われてしまったという、珍しいお地蔵さんなのです。
大和郡山城は、1585年に豊臣秀長の指揮のもとで築城されましたが、石垣に使用する石材が不足し、社寺の庭石・礎石・五輪塔・石地蔵などが召し上げられて使用されたのだとか。このさかさ地蔵もその一つで、1523年の刻銘があるのだそうです。
パッと見るとどこにお地蔵さんがいらっしゃるのか分かりづらいですが、うつぶせの姿勢になっているのが分かります。左手に宝珠を、右手に錫杖をお持ちとのことですので、ぜひ目を凝らしてじっくりと見てみてください。
金魚関連のお土産物も売ってました
郡山城址では、追手門の脇の「向櫓」内で、「筒井順慶の生涯」「柳澤吉保の一面」といった、他ではまず手に入らないような渋い書籍や、金魚グッズやTシャツ、大和郡山市の特産品などが販売されていましたので、ここでお土産を探してみるのもいいですね。
■郡山城址
HP: 大和郡山市ホームページ
住所: 奈良県大和郡山市城内町
電話: 0743-52-2010(大和郡山市観光協会)
駐車場: 「やまと郡山城ホール」の駐車場など(500円)
※第50回「大和郡山お城まつり」は、3月26日~4月9日まで。ライトアップは、期間中の18時~21時まで
※「郡山お城まつり」期間中は極端に駐車場が不足するため、公共交通機関を利用するようにしてください