奈良のモチモチみたらし団子の名店『おくた』＠奈良町 (by 奈良に住んでみました)

2009-11-19

奈良のモチモチみたらし団子の名店『おくた』＠奈良町

奈良の「みたらし団子」の有名店『伝統御菓子処おくた』さんへ行ってきました。

小西町の「アルテ館店」、奈良町の「西寺林店」と2店舗あるのですが（後から調べてみたら、2009年9月に「ならまち店」もオープンしているそうです）、そんな情報は全く知らなかったにも関わらず、偶然にも順番に食べ歩いてきました！

釜めし「志津香」と同じアルテ館で営業

『伝統御菓子処おくた』さんは、1963年創業の奈良のみたらし団子の有名店です。調べてみたところ、店名の表記が色々とややこしくて、「傳統御菓子處おくた」と旧字体を使ってあったり、アルテ館店の店名が「相傳みたらし団子茶房おくた」となっていたりしますので、お気をつけください。

お店が営業しているのは、小西通りと東向商店街の間にある「アルテ館」というショッピングビルの1階です。ここは、釜めしの名店「志津香（小西店）」が入店しているビルで、近鉄奈良駅からは5分もかからない距離にあります。

小西通りと東向商店街の間の路地に立つ「アルテ館」。奈良の釜飯の名店として知られている「志津香」が2Fに入居しているショッピングビルです。この1階の突き当たりに『伝統御菓子処おくた』さんがあります

モチモチで美味しいみたらし団子です！

おくたさんの「相傳みたらし団子（＠80円）」は、国産のお米のみで作られ、奈良産の特別な醤油をベースとしたタレに浸し、奈良産の炭で焼かれているのだそうです。甘口・辛口の2種類があり、甘口は丸く、辛口は平べったくなっていました。

いただいてみると、とにかくモチモチッとした食感がいいんですよね。甘口・辛口の両方をいただきましたが、甘口も決して甘すぎたりすることもなく、自然で上品な味わいです。甘い物が得意じゃない方でも、普通に食べられるでしょう。

一方の辛口ですが、個人的にはコチラの方が好みでした。醤油辛いワケではなく、スッキリとした味わいで、お酒のアテにもいけちゃうような感じですね。自宅でお餅を焼いて醤油をつけて食べるのとは、また別次元の食感と味わいでした。この食感は、やはり自家製のお餅と炭火焼きのお陰なんでしょうね。

また、おくたさんでは、みたらし団子以外にも、おはぎなどの和菓子も販売なさっています。お値段もお手頃でしたので、和菓子好きな方はそちらもぜひどうぞ。

おくた（アルテ館店）のお店前の様子。店名に色んなパターンがあってやや分かりにくいですが、こちらの店舗は『相傳みたらし団子茶房おくた』という表記になっていました。みたらし団子が有名ですが、さらし葛・冷やし白玉・おしるこなどもいただけます

おくたさんの「相傳みたらし団子（＠80円）」の焼いたものがここに並べられます（いただく前に焼きなおしてくれます）。甘口と辛口があり、それぞれ味だけではなく、形も少し違います

みたらし団子以外にも、「おはぎ（＠110円）」「栗羽二重（＠130円）」「栗むし羹（＠150円）」などが並んでいました。おはぎが特に美味しそうでした！

おくたさんの店内には喫茶スペースもあります。ただし、こちらは喫茶メニューを注文した方専用とのこと。この手前に小さな椅子がありますので、そこに座って食べましょう

おくださんの「相傳みたらし団子（＠80円）」。向かって左の丸いのが「甘口」、右手の平べったいのが「辛口」。お米のモチモチッとした食感がいいですね。甘すぎず辛すぎず、絶妙な按配でした！

お店の入口部分にあった、みたらし団子柄の灯り。何となく「お月見」のような雰囲気ですね

おばあちゃんが焼く「西寺林町店」も

そして、こちらが「おくた（西寺林町店）」さんです。元気なおばあちゃんがお団子を焼いてくれました。お味はアルテ館店とほぼ変わりませんが、目の前で炭火で焼いている様子が見えるのはいいですね。より美味しそうに思えてきます。

ただし、これは両方のお店に共通することなんですが、一度焼き上げたものを注文を受けてから焼きなおして出す･･･というシステムになっていますが、どちらのお店も温かったんですよね。アルテ館で一本もストックが無かった辛口の方は、焼きたてのアツアツが出てきたのですが、それ以外は温め時間が不足していたのか、焼きたてとはほど遠い熱さでした。

冷めても十分においしいみたらし団子でしたが、やはり温かい方が美味しいのは当然ですからね。温いと思ったら、もう一度炭火で温めなおしてもらった方がいいかもしれませんね。

こちらは、奈良町の西寺林町「西寺商店街」にある、おくたさんの西寺林店。いかにも古い商店という雰囲気の店構えで、元気なおばあちゃんがみたらし団子を焼いてくれました