2009-02-23

夜景が一望!ビリケンさんの『通天閣』@新世界

通天閣@新世界

新世界の、そして大阪のシンボル『通天閣』。私たちも、これまでにも何度も無料の「2階ロビー」までは来ていたのですが、この日、初めて最上階の展望台まで上ってみました。

あまり夜景などには興味が無い私ですが、いやいや、さすがにキレイでしたね。ホンマもんの「ビリケンさん」も初めて拝んできました!


ビリケンさん「生誕100周年」でした!

新世界のシンボル「通天閣」には、新世界へ行くたびに上がっています。2階のロビーまでは無料で入れますし、そこからの眺めも十分に大阪的で面白いので(すぐ隣の家の屋根とか、ゴミゴミした商店街とか)、それなりに満足して帰っていました。

今回行ってみると、何と新世界のアイドル「ビリケンさん」が、生誕100周年を迎えたというじゃありませんか!

新世界界隈にはたくさんのビリケンさん人形がありますが、よく考えてみたら、通天閣に入場しないと、本物のビリケンさんは見られない・・・ということですからね。「本物を見ることにどれだけ価値があるのか?」という気もしますが、やっぱり一度くらい拝んでおきたいものです。

ついでに、通天閣のマメ知識を書いておくと、、、、

・現在の通天閣は2代目(1956年完成)。初代は1912年に、エッフェル塔+凱旋門を模して作られたが、1943年に軍需物資とするために解体された
・塔の高さは100m
・設計者は、東京タワー・名古屋テレビ塔などと同じ「内藤多仲」氏
・一時は年間20万人ほどに落ち込んだ入場客数も、今では100万人を超えるまでに復活している

(もっと詳しくはホームページWikipediaでどうぞ)


通天閣@新世界-01

大阪のシンボル『通天閣』。新世界のド真ん中に立っている姿は、どことなくシュールです。夜になるとライトアップされて、日立さんのキャッチコピーとともに夜空に浮かび上がります

通天閣@新世界-02
知らない間に、通天閣のネオン広告が改修されて、一部ではLED(発光ダイオード)に切り替わったのだとか。データによると、通天閣の高さは100m、ネオン管の本数は7,630本、消費電力は約12,000kw/月だそうです

通天閣@新世界-03
何と、あの「ビリケンさん」が生誕100周年だとか!記念の展示などがありました

通天閣@新世界-04
2階の「展望券売場(ここは無料)」のフロアでは、ちょっとした展示物がありました。それほどコストをかけずに盛り上げようとしている様子が伝わってきて、これはこれでいいものです


「キスしたら半額」と言われたので・・・

で、通天閣の2階エレベーターを降りたすぐのところに、「係員さんの前でキスをすれば通常600円の入場料が半額になる」というイベントが開催されいるのを発見!

通常料金の600円という設定がやや高いような気もしますが、恥ずかしさに耐えてキスさえすれば半額ですからね。明らかに、イベント参加者の中では最も年齢層が高いカップルだったと思いますが、キスしてきましたよ(笑)

ただし、特にカメラが回っているワケでもなく、係員さん以外の誰かが注目しているワケでもなく、ことは事務的に進行していきますので、特に身構える必要もなかったんですけどね。いい年をして照れくさかったのは確かです・・・。


通天閣@新世界-05

この日(2月23日)は、バレンタイン企画の名残か、ここで係員さんの前でキスをすれば通常600円の入場料が半額になる、というイベントの開催中でした!二人で600円の節約ですからね。恥ずかしさを堪えてキスしてきましたよ!

通天閣@新世界-06
キスするとこんな証明書が渡されます。みんな普通にキスしてましたし、大して注目もされないので、それほど難易度が高いワケではありませんが・・・。私、もうすぐ40歳になるんですけどね・・・


ビリケンさん、実は「アメリカ生まれ」!

エレベーターで5階の展望台へと上がると、すぐ脇に100歳を迎えたビリケンさんがいらっしゃいました。イタズラっぽい表情がいいですよね。

その脇の説明文で初めて知ったのですが、実はビリケンさんは「アメリカ生まれ」なんだそうです!

1908年にアメリカの女性アーティストが夢に見た神様をデザインしたものが原型で、日本でも縁起物として大ヒット!中でも、新世界の遊園地「ルナパーク(月の園)」に設置されたものが人気だったため、新世界の名物として定着したのだとか。しかし、ルナパークの閉園とともに、ビリケンさんは行方不明になってしまったのです・・・。

その後、閉鎖されていた通天閣が1956年に復活。1980年になって、新世界に馴染みの深いマスコットとしてビリケンさんの復活が決まり、木彫で復元されたそうです。復活してからはまだ30年ほどしか経っていないことになりますが、今やこれだけ定着しているのですからスゴイことですよね。

展望台フロアには、たくさんのビリケンさんグッズも販売されていましたので、お土産をお探しの方はどうぞ!


通天閣@新世界-07

5階の展望台へ向かうエレベーターの天井。月にビリケンさんの姿が浮かび上がっています!エレベーターは2台あって、もう1台は青空に浮かぶビリケンさんが映し出されるのだとか

通天閣@新世界-08
みんなキスして半額で入ってきた・・・とは思えませんが、展望台はこの混雑ぶりです!ホント、みんな夜景が大好きなんですね(笑)

通天閣@新世界-09
これがホンマもんの「ビリケンさん」。足の裏を撫でると願いが叶う、とされているため、足の裏はものすごく凹んでます。どこか意地悪っぽくて憎めない、いい表情をしていますよね

通天閣@新世界-10
展望台のお土産コーナー。2階の「展望券売場」フロアでもお土産物は販売していましたが、上の階の方が種類が豊富になっています

通天閣@新世界-11
ビリケンさんグッズコーナー。千円くらいからありますし、何故かピンク色まで。大きめのものが欲しかった・・・けど我慢しました!


さすがに見事な夜景が見られました!

もちろん、大阪のド真ん中にある通天閣の展望台ですから、夜景もキレイに見られました!あまり詳しくないので、どこがどこまで見えるのかはよく分かりませんでしたが、さすがに光の量が多いので、見事な眺めです。

いつもどんな感じなのかは分かりませんが、この日は最上階は大混雑でしたので、ゆっくりしたい方は、すぐ下のフロアのテーブル席に座ってみたりするのもいいかもしれません。あまり気づかれないスポットらしく、こんな日でもかなり空いてましたよ。

しかし、夜景を撮影しようと相方が頑張っていたんですが、ガラス越しになるため、なかなか難しいですね。本物はもっと見事でしたので、期待していいですよ。


通天閣@新世界-12

通天閣からの夜景。まだ少し明るさが残っていましたし、ガラス越しに撮影していますのでこの程度ですが、実物はもっとキレイでした。さすがに大阪の夜景ともなると、灯りの厚みが違うんですよね

通天閣@新世界-13
通天閣からの夜景その2。どの方向を見ているのかイマイチ分かりませんが、面白かったですね。大阪の地理に少しでも詳しい方なら、かなり楽しめるのではないでしょうか

通天閣@新世界-14
展望台は5階にありますが、帰りは階段で4階まで降りて、そこからエレベーターに乗ります。4階はこんなムードで、椅子席もありました。ここに座ってのんびりと夜景を眺めるのもアリでしょう


パンフレットがペーパークラフト!

あと、通天閣で面白いと思ったのが、入場者に渡されるパンフレットが、何と通天閣の「ペーパークラフト」になっていることですね。普通のパンフレットよりもやや厚手の紙が使ってあって、切ったり折ったりするだけで、通天閣が完成するんです!

それなりにコストがかかるものなのかもしれませんが、これはお子さんとかは嬉しいでしょう。こんな遊び心はいいですよね!


通天閣@新世界-15

通天閣のパンフレットに付いていたペーパークラフトを組み立てたところ。意外としっかりしています。貯金箱になるそうですが、さすがに実用性は無さそうです(笑)



大きな地図で見る


■通天閣

HP: http://www.tsutenkaku.co.jp/index.html
住所: 大阪市浪速区恵美須東1-18-6
電話: 06-6641-9555
定休日: 年中無休
営業時間: 9:00-21:00
入場料: 600円(2階のロビーまでは無料)
駐車場: なし
アクセス: 地下鉄堺筋線「恵美須町駅」から徒歩3分






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