
楠公の村に「水仙」を見に行く@千早赤阪村
大阪で唯一の村『千早赤阪村』に、水仙が植わっている一角があり、見頃を迎えているという話を聞いたため、義母も誘ってのんびりと行ってきました。水仙の花の香りが漂って、とてもいい気分になれました!
水仙の丘が満開でキレイでした!
千早赤阪村は、私の住む香芝市からは、竹内街道を通って30分ほどで到着するくらいの距離なんですが、実際に行くのは初めてでした。
水仙の畑の位置は、大まかに調べておいただけでしたのでちょっと迷いましたが、場所的には「道の駅 ちはやあかさか」のすぐ近くです。ここの駐車場に車を停めて、歩いてすぐですので、ここを目印に向かってください。
それでは、まずは水仙の写真をズラズラッと掲載しておきます!
大阪唯一の村として知られている「千早赤阪村」。棚田跡を利用して水仙が植えてあるところがあるという情報を聞いて、フラフラッと行ってみました
(場所によっては)ほぼ満開。辺りには水仙の花の甘い香りが漂っていました
総本数は「5万本」。頑張ってます!
なかなか見事な水仙でしたが、ちょっと引いて撮影してみると、さすがにそれほど大きな規模ではないことが分かりますね。
コチラの水仙は、どうやら「5万本」ということですが、水仙の名所として知られている淡路島の水仙郷は、何とその百倍の「500万本」だそうですから、これはもう比較すること自体が間違っています。
しかし、棚田の跡を利用して、村人の手によって水仙が少しずつ植えられて増えていくなんて、とてもいいことですよね。この日もいいお天気でしたので、何名もの方がカメラを片手に来ていました。
さすがに大迫力・・・とまで持ち上げるつもりはありませんが、水仙の花の間を歩いて、甘い香りを吸い込んでみるのも気持ちがいいですよ。
引いて見るとこんな感じ。それほど規模の大きなものではありませんが、これでも5万本(!)もあるそうです!頑張ってますね!
上から見下ろしたところ。風のせいか枯れそうなのか、一部だけ集中的に倒れてます。すぐ横は青菜の畑でした
千早赤阪村出身の「楠木正成公」の石碑
水仙の丘のすぐ上には、千早赤阪村出身の「楠木正成公」を奉った石碑「奉建塔」が建てられていました。
私たちの世代(≒中年)では、「太平記」でも読んでいない限りは、楠木正成といわれても、ただの歴史上の人物だとしか思えないものですが、戦前・戦中派くらいの年代まで遡ると、天皇に殉じた忠義の士として、教科書にも頻繁に登場するほどの扱いだったのです。
この日、一緒に居た義母の口から、楠木正成公を題材にした唱歌などを聞いたりしたのですが、正直、全く聞き覚えがありませんでした。。。。
水仙の一角の丘にのぼる石段。カメラが歪んでるんじゃなくて、石段が斜めに伸びているんです。何でこんな上りにくい形にしちゃったんでしょうか?
石段を上ると現れる「奉建塔」。楠正成公の六百年祭を記念して建てられたという塔で、1940年の竣工だそうです
すぐ隣にある、木製の見晴らし台からの眺め。この辺りは「棚田」が見事なことで知られているそうで、山すそが段々になっているのが見えます
千早赤阪村のマンホールのふた。「太平記の村」という文字と水仙の花(・・・と思ったら、村の花は「山ゆり」だから多分そっち)。周りにあるのは、やっぱり楠なんでしょうか(村の木は「くすの木」だから多分正解)?
「なんこう」に関するあれやこれや
「道の駅 ちはやあかさか」は、キャッチフレーズが「日本一かわいい道の駅」。本当に驚くほど小さな道の駅でした。そのすぐ近くには、「楠公誕生地」「千早赤坂村 郷土資料館」があります。
ちなみに、楠木正成公の愛称は「楠公(なんこう)」。
私は全く知らなかったのですが、今パソコンで「なんこう」と入力してみると、(おバカなことで有名な)IMEでもちゃんと「楠公」と変換されるんですね!ちょっと見直しました!
もう一つ、「なんこうと言えば『桂南光(昔の桂べかこ)』だろ?」なんて思っていたのですが、彼は千早赤阪村の出身なんだそうですね。それで「なんこう」に改名したのだそうです(Wikipediaによると「萬光」と迷った末、放送コードのことを考えて・・・だとか)。
とりとめのない話ばかりですが、千早赤阪村は本当にのどかなところでした!ぜひ水仙を見に行ってみてください。
水仙の丘から近くにある「道の駅 ちはやあかさか」。キャッチフレーズは「日本一かわいい道の駅」です(笑)。本当に、売り場面積が6畳分くらいしかないんですよ!
道の駅のひょうたんコーナー。この辺りの特産品・・・というワケでもなさそうですが・・・
同じ敷地にある「楠公誕生地」(ちなみに「なんこう」と読むそうです)。楠正成公は1294年にこの地で生まれました。1875年、大久保利通が石碑を建てたのだそうです
これも隣接して建っている「千早赤坂村 郷土資料館」。時間が無かったので入館しませんでしたが、楠公ゆかりの品なども展示してあるようです
■千早赤阪村HP: http://www.vill.chihayaakasaka.osaka.jp/index.html