
シンプルなチャンポン!天理『てら屋』
寒い中、天理市の『石上神宮』へ出かけた帰り、以前から気になっていた『てら屋』という、看板にデカデカと「チャンポン」と書いてあるラーメン店へ行ってみました。
※2016/02/28 追記
数年ぶりに『てら屋』さんを再訪しました。決して派手ではありませんが、体の芯から温まって懐かしくてほっとするようなお味。美味しかったです!できれば新しい記事もお読みください。
チャンポンか、あんかけラーメンか・・・
この『てら屋』さんは、イオン天理ショッピングセンターのすぐ向かい。この近辺によく買い物にくる(=ハッスル3へお魚を買いにくる)私たちは、よくこのお店の前は通っており、いつも混雑していることも知っていたので、以前から食べてみたいと思っていたのです。
実は、以前、住んでいたところの近所には、汚いながらも美味しいチャンポンを食べさせてくれるお店があったのですが、奈良に移ってきてからはチャンポンなんて、なかなかお目にかかれません。夫婦揃ってそのお店のチャンポンを懐かしく思い出しているくらいですので、どうしても期待してしまいます。
てら屋さんの店内は、見るからに「昔は喫茶店でした」というような作りで、外から見るよりもやや狭く感じました。夕方の早い時間だったにも関わらず、家族でチャンポンらしきものをすすっている先客も居て、湯気が食欲をそそります。体が冷えていた私たちも、迷うことなくチャンポンを注文しました。
でも、、、、頭の中に描いていたチャンポンとは、やっぱり少し違う感じですね~。どちらかというと「あんかけラーメン」という感じでしょうか。
ちなみに、普通「ちゃんぽん」といえば、やはり「長崎ちゃんぽん」を思い浮かべるでしょう。Wikipediaによると「豚肉、魚介類、野菜など十数種の具材をラードで炒め、豚骨と鶏がらで取ったスープを加えて味を調える。そこにチャンポン用の中華麺を入れて煮立て、器に盛る。具沢山の麺料理である。」という定義となるのだそうです。
スープがアッサリし過ぎていて、やや平凡な印象。「あんかけ系」スープに対する採点が甘い私でも、もう少しダシの深みが欲しい感じがしました。具材の旨味がスープにあふれ出てくるのがチャンポンの醍醐味だと思うのですが、その点ではイマイチかもしれませんね。
あと、もう少し魚介系の具材が多めに欲しかったというのも正直な感想です。お値段が「@600円」と、チャンポンにしては安めですので、かなり厳しい注文だと思うのですが、やや寂しい感じもしてしまいました。しかし、イカなどはかなり美味しかったですし、それなりにマトモな食材を使っているように思えましたから、まぁ贅沢は言えないですね。
ウチの相方は、この系統のラーメンに対する採点が辛いタイプなのですが、「ちょっとスープがチープな感じがした」と、それほどお気に召さなかった様子。魚介の旨味がタップリのチャンポンを期待していただけに、確かにやや肩透かしでしたね。
ただ、寒い日にトロトロのあんかけラーメンは確かに温まります!あんかけスープですからお腹も膨れますし、冬にはオススメですね。常に地元の方で賑わっているお店ですから、やはりクセになる魅力があるんでしょう。
天理市のイオン天理ショッピングセンターのすぐ向かいにある『てら屋』さん。看板には「チャンポン・ギョウザ」の文字が。いつも地元のお客さんがいっぱいで、前から気になっていたお店です
店内は、明らかに元喫茶店という作りでした。この右手に厨房があります。カウンター12席、テーブル14席と、それほど広くはありません
入口脇に生き残っている電話ボックス。公衆電話の隣には、よく分からない商品がビニールに入って置いてありましたが・・・、ひょっとして売り物?
メニューを見ても、やはりメインはチャンポンのようです。未確認ですが、やっぱり「フライメン」とは、いわゆる「堅焼きそば」みたいな揚げた麺を使ったものなんでしょうかね
てら屋さんのチャンポン。具材がタップリで、どちらかと言うと「あんかけラーメン」という感じです。最後まで舌をヤケドしそうなほどアツアツで、冬には温まっていいですね
麺は、中太の正統派の中華そばの麺ですが、かなり美味しかったです。個人的には、もう少しスープにパンチがあるタイプの方が嬉しかったかも
完食しました!とろ味のついたスープを飲み干してお腹いっぱいです!
■てら屋
住所: 奈良県天理市東井戸堂町176
電話: 0743-62-1973
定休日: 水曜
営業時間: 11:30 - 15:00、17:00 - 22:00
駐車場: 10台
アクセス: JR・近鉄天理駅から車で5分